生きもの哀歌「ニホンアナグマ(日本穴熊)」
昨日、山形の湯めぐりから戻りましたが、それ以前の写真が幾つか残って
いて、今回はそちらから紹介いたします。 だば、声を揃えてご唱和を!!
タヌキのようで、タヌキじゃない♪
ハクビシンのようで、ハクビシンじゃない♪
それは何か、と問われたら♪
アナグマ!、アナグマ!、アナグマ~♪♪
【生きもの哀歌「ニホンアナグマ(日本穴熊)」】
(今回は、蔵王山麓「ことりはうす」の動物図鑑を丸写しです)
かつてアナグマのおもな住処は里山だった。 湧き水から棚田までの水路
にはサワガニ、タニシ、サンショウウオ、アカガエルなどが生息し、雑木の
落ち葉の下にはマイマイ、肥沃な土壌中にはオサムシやミミズも多かった。
秋にはヤマナシやアケビ、熟柿がたわわにつき、食べ物に恵まれていた。
そんな里山も今は開発の最前線。 またたく間に埋め立てられて昔の面影
はない。 稲作で農薬が過剰使用されたのも、アナグマにとっては大打撃
だった。
姿や性格などがそれほど似ているようには思えないのだが、昔からタヌキ
とアナグマはよく混同されてきた。
タヌキは、昔も今も個体数では優勢だから知名度も抜群。 いつもタヌキ
の名声に隠れていたのがアナグマだ。
俗に言う「狸汁」はその最たるもの。 食材はアナグマの肉で、冬籠り前
が最高に美味と言われている。
いつもは鳥撮りが専門ですが、たまにはこんな可哀想な子にも出会います。
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