今日の鳥識「白鷺たちの勿怪の幸い」
お久しぶりの今日の鳥識は、「白鷺たちの勿怪の幸い」といたします。
広瀬川ではカワウと共に白いサギたちが、白昼堂々「オレオレ詐欺」
ならぬ狩りをしてますが、これが実に面白いんです。
この日もカワウのペアが浅瀬への追込み漁をしていると、ちゃっかり
「ダイサギ」と「コサギ」が近づき、「勿怪の幸い」を狙います。
【「勿怪の幸い」とは、思いがけない幸運】
勿怪の幸いの「勿怪」は、人にたたりをすると言われる死霊や生き霊
の「もののけ(物の怪)」のことです。
その「もののけ」が「もっけ」となり、「妖怪」や「変化」という意味に
なりました。
それが室町時代になると「意外なこと」の意味になり、「意外な幸運」
「思いがけない幸せ」を、「勿怪(物怪)の幸い」と言うようになりました。
1~3は、嘴の黄色い「ダイサギ(大鷺)の勿怪の幸い」
4~6は、嘴の真っ黒な「コサギ(小鷺)の勿怪の幸い」
7は、遠くから眺めているだけの「カワセミ(翡翠)」でした
でも、「漁夫の利」とか「棚から牡丹餅」の方が柔らかな表現かもネ!!
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