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2022/04/04

キリシタンの里「大籠キリシタン殉教公園と刑場跡」

今回のプチ湯治では、以前から気になっていた宮城県北部のキリシタン殉教の地を訪ねました。
 ご紹介する二つの地域は、旧仙台藩の所領で製鉄が盛んだった場所ですが、その技術者として備前(岡山県)から招いた、千松大八郎・小八郎兄弟によってキリスト教がもたらされました。
 南蛮式の製鉄術にすぐれ、キリシタンでもあった彼らは、「あるまじないを唱えると鉄がよく溶ける」と、キリスト教の教えと祈りの言葉を伝えたとされます。
 しかし、幕府のキリスト教禁止令によって仙台藩でもキリシタン弾圧がはじまり、登米市東和町米川と一関市藤沢町大籠では、多くの信者が殉教しました。

【第二話、大籠キリシタン殉教公園と刑場跡】(一関市藤沢町大籠)
江戸時代のはじめ、300人を超すキリシタンが、この地「大籠」で殉教しました。
 いかなる迫害にも屈しないで、信仰の道を守り抜いた大籠の先人たちの崇高な歴史は、将来にわたって語り継がなければなりません。大籠キリシタンの布教と殉教の歴史を子々孫々に伝えるため、殉教公園として整備いたしました。
 この公園が、多くの皆様に親しまれ、郷土愛、人間愛を育む場となりますことを心から願ってやみません。 (大籠キリシタン資料館のパンフレットから)

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ここ「大籠」の刑場跡は、道路沿いに数多く点在しており、明らかに見せしめのようでした!!
 そんな中のひとつ、「上野刑場跡(通称:オシャナギ様)」の観音様は、優しいお顔のマリア様のように見えました。 合掌!!

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こちらは、先に訪れた米川の80年ほど前の世界!!、多くの人に知られていたんですネ~!!

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