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2010/03/19

今日の名湯「宮城・青根温泉“不忘閣”」新湯



昨日に引き続き、ここ青根温泉「元湯 不忘閣」の紹介となります。最後は「新湯」です!!
 さて、このお宿も「日本秘湯を守る会会員の宿」ですが、最近泊まらせてもらったのは、
先週末の14日・日曜日、東京の仲間の一人がスタンプ帳10個のご招待に選んだ宿でした。
この日の部屋は大好きな「一心」、突然の地震で向かいの「青根御殿」も揺れておりました。

【まずは「新湯」の紹介から】
青根温泉は「大湯」発見に始まりますが、次に発見されたので「新湯」となったようです。
 こちらもなかなか古いもので、政宗公や芥川龍之介も入ったお湯と言われておりますが、
最近脱衣所が改修され、床暖房になっておりました。
 ここ「新湯」の別名が「文人達の湯」、長年「大湯」は公衆浴場として開放されており、
長逗留の文人達は、このお湯でノンビリと頭も休めたことでしょう。
 作家の山本周五郎もこの湯に入り、裏庭のモミの木からヒントを得て、
名作「樅の木は残った」の一部が執筆されたと言われております。
 又、「影を慕いて」の古賀政男がこのお宿に泊まり、裏山で自殺を図った際には、
お宿の番頭さんに発見されて九死に一生を得たようです。

【最後は、お宿へのエール】
今のサービスは全ておカネで買うような時代ですが、時間が止まったようなこのお宿は、
そんな考えも吹き飛ばしてくれます。
 お休み処「金泉堂」には、振舞い酒の「蔵王」の一升瓶が冷やされており、
その隣には川崎町のこんにゃく、お酒の苦手な方のためには茶菓・コーヒーが置かれ、
夕食までの時間もアッという間に過ぎてゆきます。
 昨日は経営層だけをほめましたが、地元の素材をふんだんに取り入れた食事には、
料理人の心意気を、又お膳を運ぶ仲居さんにも、従業員の心意気が感じられ、
建物だけではなく、働く人々にも風格を感じる素晴らしいお宿でした。(おしまい!)

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