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2011/10/19

峩々温泉「東館」と「六治の湯」





峩々温泉は、遠刈田温泉や青根温泉からさらに蔵王連峰の山懐に入った、標高850m
の渓谷の一角にある一軒宿です。
 山の岩が険しくそびえ立つ様子を表す「峩々(がが)」の意味合いの通り、濁川越し
に断崖を望むお宿の景観は、まさに秘湯という呼び名にふさわしく、平成2年に「新館」が
出来た後も、ここ「東館」の風情は大好きでした。
 又、絵心と文才の豊かな名物女将と、嬉しそうにボンネットバスを動かす働き者の主人
の姿も好きでした。

【さようなら!、峩々温泉「東館」と「六治の湯」】
昨日は、週間天気予報を見て蔵王連峰の紅葉を眺める予定にしましたが、昼食後は
遠刈田温泉か青根温泉で立ち寄り湯の心づもりでした。
 帰り路、何気なく峩々温泉の看板に惹かれ、日帰り入浴の「東館」の玄関を入ると
入浴料1,000円がバツ印で500円になっており、料金は入浴後に「新館」にお持ち
いただきたいとの但し書きがありました。
帳場は閉められており、玄関全体の雰囲気も実に異様でした。

さらに日帰り専門の露天風呂「六治の湯」の入口は、畳が立てかけられており、その
手前には衝立が進入禁止の意思表示をしております。
 入浴出来たのは「内湯」のみで、脱衣室は綿ゴミだらけ!!気分が悪く早々に湯船
から上がり、名物露天風呂を眺めに畳の奥に侵入しました。
 ここの露天風呂は、男湯が岩、女湯は木で出来ておりますが、ご覧の通り、もう廃屋
の無料の湯と同じで両手を合わせて外に出ました。

入浴料を払いに「新館」に立ち寄り、若女将らしき女性と立ち話をすると、この「東館」は
今月一杯で取り壊すとの事!、建物と湯船が呼んでいたんですよね。
 以前、温泉仲間4人組で宿泊した際は、一番お勧めの露天風呂が雪で閉じられており、
夕食の中身と共に失望させられましたが、これでこの宿を訪れることもないでしょう。
 廃業寸前の青根温泉「青嶺閣」を思い出して、何とも後味の悪い立ち寄り湯でした。
思い出深い建物と湯船たちが、最後の最後にやさしく扱われずに、本当にごめんね!!

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