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2012/06/06

「自然治癒力に期待する蒲生干潟」



蒲生干潟は、仙台市の北部を流れる七北田川河口にある、面積約15haの
潟湖状の干潟で、周囲にはヨシ原、マツ林、砂浜、汀、養魚場などの多様な
環境があり、一年を通してさまざまな鳥たちが見られました。
 今回の津波ではこの河口が土砂で堰止められ、行き場を失った川の水は、
川と干潟の調整弁の役割を果たしてきた“導流堤”の岩を押し流し、干潟の
最奥を突き破って新たな河口を作ってしまいました。
 昨年末から、この塞がれた河口の土砂の撤去工事が進められ、従来通り
の河口ができましたが、津波で破壊された堤防などは今もそのままです。
また、干潟の水深は膝よりも浅くなり、面積も従来の半分以下になりました。

【復旧作業の進まない河口を眺める“チュウシャクシギ”】
川と干潟の間の“導流堤”も一時的に修復されましたが、石組は雑然と積み
上げられており、以前の美しい面影はありません。
 そんな石組の上に、一羽の“チュウシャクシギ”がとまっている姿は、何とも
悲しいものがありました。

【コンクリート土台だけの民家の庭で暮らす“シロチドリ”】
この子の傍では、ペアのオスが傷ついたふりをして、こちらの気を引こうと
しており、抱卵中かヒナがいたのかもしれません。
 この日は日曜日、この子たちの傍には黒づくめのサーファーたちの車が
100台近くもあり、何とも異様な光景でした。

悲しい雰囲気の地ですが、それぞれ趣味の世界、そして人の住まなくなった
無法地帯なので、この場を静かに立ち去りました。
なお、明日からしばし留守をしますので、コメント・トラバ欄は閉じております。

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