昨日ご紹介した温泉読本「これからの温泉の新基準、日本百ひな泉」には、鳴子の定宿「東多賀の湯」もしっかり掲載されておりました。
(2021年5月19日初版、みらいパブリッシング発行、星雲社発売、定価1650円)
しかも、私がこの湯宿に最初に感じた感激や感動を、筆者は当時の思いを蘇らせるかのように表現してくれました。 感謝!!感謝!!
【ひなびた温泉マニアたちが選んだホンモノの名湯100連発!、(東多賀の湯)】
「これはひなびた温泉といえるだろうか?」築浅のこぎれいな民宿といった風情。玄関には老犬が大儀そうに寝ているものの、ひなび感の不足は否めない。ただ、それだけに、風呂場の引き戸を開けたときの感動は鮮烈である。




掛け流された硫黄泉が木造りの浴室にあふれ、湯船にも床にも硫黄がこびりつく。カランから流れ落ちる湯を、なぜかビラミット型に積まれた桶が受け止め、ジョボジョボと音を立てる。
特筆すべきはその泉質。この、やさしくふんわりと抱かれるような感覚は唯一無二。あまりの気持ちのよさに鳥肌が立つ。ここを知らずして泉質を語ることなかれ。 「根橋 誠」




なお、この温泉読本には鳴子温泉の「旅館姥乃湯」、そして東鳴子温泉の「高友旅館」と「いさぜん旅館」も掲載されており、そちらはまっとうな「ひなびた温泉」そのものです。
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