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2021/07/30

今日の野鳥「アオバズク(青葉木菟)の長~いお話」

7月11日(日)、この日書いているのは「アオバズク(青葉木菟)の長いお話」ですが、投稿できる時期はお相手次第なので、その間の顛末を書きとめることにしました。
 さて、実はその前日、この子たちが見守っている柳の古木に、大きな音と共に亀裂が入ったとのことで、まずは様子伺いに訪れたところから物語は始まります。 
 哀しいことに、柳の古木はお盆明けには地上から消え、子育ての巣も来年は作れなくなりますが、念のため並べた亀裂は11日と16日の比較です。

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父親はいつもの場所で見守りをしていましたが、母親は数日前に巣穴から出てきたばかりです。
「びっくりしたろうネ~!!」「でも、なかなか美形だネ!!」 「ふん、ほっといて~!!」

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7月12日(月)、早朝は倒木の恐れなし、鳥友から電話があり巣立ちまで切らないとのこと
7月13日(火)~15(木)、亀裂は更に広がっているが、親鳥たちも巣の様子も異常なし
         (4:00前、真っ暗な中、ペアがホーホー!と鳴き交わします)
         (4:00、ひぐらしの声と共に飛び回るシルエットは感動もの)
         (ただし、4:30に蝉の声がやむと活動はピタッと終了でした)
7月16日(金)、この日は二度寝で、ゆっくり日中ご訪問
7月17日(土)、証拠写真程度と分かっていても、ちょいと悪戯をしてみました
7月18日(日)、亀裂は広がっていますが、親鳥たちは暑い中で頑張っています

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7月19日(月)、気の早いおチビが一羽だけ巣立ち、ラッキーな親子ツーショットでした
7月20日(火)~22(木)、残りの二羽は相変わらず巣の中を動き回っている気配です

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7月23日(金)、最初の子から4日目、もう一羽が巣立ち母鳥の傍にはおチビが二羽
7月24日(土)、巣にはまだ餌を運んでおり、もう一羽いる模様ですが観察終了かな
7月25日(日)、早朝最後の第三子が巣立ち、これで16日間の観察記録終了です!!

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仙台市の公園緑地の保全に対する取り組みは、東北の中でも相当遅れている方なので、伊達藩の御用林が今後どう扱われるかは、皆様も関心を持って見守っていただければ幸いです。
(誰も使わない、時代遅れの箱モノやジャブジャブ池、そんなものは得意なんですよネ~!!)

2021/07/29

花と蝶「ヤマユリとクジャクチョウ(孔雀蝶)」

今日の花と蝶シリーズは、どちらもその種としてはゴージャスな子たちですが、せっかくのクジャクチョウもヤマユリの大きさには敵いません。
 さらに、「クジャクチョウ(孔雀蝶)」は鮮やかな赤色で、孔雀の羽模様に似た大きな眼状紋が特徴ですが、花の内側に張り付いた状態では、光をうまく捉えられませんでした。

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「ヤマユリ(山百合)」と勝負できるのは、「カラスアゲハ」ぐらいの大きさが必要かもネ!!

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2021/07/27

今日の野鳥「アオバズク(青葉木菟)の三つ子」

今日は、「気の早い子」から4日遅れで出てきた「第二子」ですが、日中は親鳥に見守られながら、兄弟揃って仲の良い姿を見せてくれます。でも、地上20m以上は高過ぎるよネ~!!
 近くに親の姿もあるということは、巣の中にはもう一羽残っていると言うことでしたが、この後25日第三子も無事巣立ちを済ませました。

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そして「グリコのおまけ」はその第三子、巣立ち後の午後に訪れると朝よりずっと高い位置に
上り、左右から両親にガードされておりました。
 この時は、ギャラリーは私を含めて3人、第二子の際は常に20人を超える大盛況でしたが、みちのくの夏のカーニバルも終了です。

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2021/07/26

今日の野鳥「気の早いアオバズク(青葉木菟)っ子」

今季は様々なラッキーが重なり、「気の早いアオバズク(青葉木菟)っ子」第一子の巣立ちに立ち会うことが出来ましたが、こちらはその懐かしい思い出のシーンです。
 事の顛末は改めて整理いたしますが、巣の中に残っていた二羽の子たちも巣立ち、また静かな昆虫採集の森に帰りましたので、やっとやっとのご開帳です。 (7/19早朝撮影)

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ここからは、気の早い子を少しでも高くへ移動させようと、奮闘する親鳥(ママ?)の姿です。

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こちらは「親の心、子知らず」のおチビ、「みんなみんなそうやって大きくなるんやで~!!」

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なお、明日は第二子、第三子の元気な姿もご覧いただきたいと思います。 感謝!!感謝!!
2021/07/25

昆虫採集日記「スイレン池の夏、モノサシトンボの夏」

秋保大滝植物園で出会った蝶たちは、先に3種ほど登場させましたので、青葉山の蜻蛉に負けじと、「スイレン池の夏、モノサシトンボの夏」をご紹介いたします。
 大きさは40~50mmと小さくてスマート、腹部の各節の基部に白い紋があるイトトンボの仲間です。体の節が目盛りみたいに見えて、まるで物差しのようなのでこの名が付きました。
 ご参考までに、♂は淡い青緑色で、♀は黄色っぽいのが特徴ですが分かりますでしょうか。

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2021/07/24

昆虫採集日記「青葉山公園の夏、青肌蜻蛉の夏!!」

今季は色々と事情がありMyフィールドでの活動が多いですが、ここではセミの鳴き声が賑やかになると、「青葉山公園の夏、青肌蜻蛉の夏!!」が始まります。
 この子は里山の美しい水辺などに生息しているトンボで、一般的には青肌蜻蛉のように体の細いトンボは、イトトンボ科でなくとも「イトトンボ」と呼ばれることも多いようです。
 なお、この子はやや「オハグロトンボ」と似ていますが、金属光沢の青緑色が特徴です!!

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こちらは青肌蜻蛉の♀ですが、ご覧の通り翅が真っ黒で、青緑色の金属光沢はありません。

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2021/07/23

今日の野鳥「カルガモ(軽鴨)のご一家」(みんな一緒)

青葉山公園の長沼に睡蓮の咲く頃、「カルガモ(軽鴨)のご一家」が花と一緒に収まるのは実に十数年ぶり、あれは遠い昔の「青葉山探鳥会」の出来事でした。
 今回のご一家は、両親とヒナ鳥が10羽、ヒナ鳥を一つのフレームに入れるのが難しく、(睡蓮と一緒)と(みんな一緒)の二部作として登場させてみます。

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【さりげなく、赤とんぼの友情出演】
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2021/07/22

今日の野鳥「カルガモ(軽鴨)のご一家」(睡蓮と一緒)

青葉山公園の長沼に睡蓮の咲く頃、「カルガモ(軽鴨)のご一家」が花と一緒に収まるのは実に十数年ぶり、あれは遠い昔の「青葉山探鳥会」の出来事でした。
 今回のご一家は、両親とヒナ鳥が10羽、ヒナ鳥を一つのフレームに入れるのが難しく、(睡蓮と一緒)と(みんな一緒)の二部作として登場させてみます。

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2021/07/21

花と蝶「チダケサシとアカタテハ(赤立羽)」

秋保大滝植物園の第三弾は「チダケサシとアカタテハ(赤立羽)」、昨日は大物登場だっただけにやや控えめですが、なかなかどうしてどちらも話題には事欠きません。
 ユキノシタ科の「チダケサシ(乳茸刺)」の名は、きのこのチダケ(チチタケ)をこの茎に刺して持ち帰ったことによりますが、やや湿った草地や田んぼの縁などに生える多年草です。

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けっこう見栄えのする「チダケサシ」ですが、隣に生えているゴージャスな花には負けるかな。

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2021/07/20

勝手に特番「日本の国蝶・オオムラサキ(大紫)」

秋保大滝植物園の第二弾は、花は絡みませんが「日本の国蝶・オオムラサキ(大紫)」、想定外の出会いに感謝し「勝手に特番」といたしました。
 昨日の「花と蝶シリーズ」を眺めていると、頭上を横切っていった子がこの大物で、二度目の出会いは小さな樹木の中にもぐりこんだシーンでした。

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ずいぶん動かず翅もほとんど閉じていましたが、隣の木に飛び移ってくれたお陰で、黄色の斑点が多い♀と判明しました。 そしてこの後、♂とニアミス、この♀は姿を消してしまいます。

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そして新たにご登場の♂、中央部の白い斑点と、名前の通りの色合いに今季も出会えました。 
「感謝!!感謝!!」

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2021/07/19

花と蝶「ノリウツギとメスグロヒョウモン(雌黒豹紋)」

この日は早々に鳥撮りは諦め、「ヤマユリ」や「スイレン」が咲き始めたと思われる、「秋保大滝植物園」の花と生きものたちを観察に行きました。
 園内に入ると早速、ヒョウモンチョウの中で♂と♀とで翅のデザインが全く異なる、「メスグロヒョウモン(雌黒豹紋)」の♀が二頭、ノリウツギに絡んでくれました。

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2021/07/18

今日の野鳥「オオバン(大鷭)の成長記録」

6月末に「オオバン(大鷭)のご一家」でご紹介した、三羽の頭の赤いおチビたちも順調に成長し、今では親鳥と比べて引けを取らない大きさとなりました。
 最近は自分で食料を調達するようになりましたが、相変わらず親鳥の後を追いかけ、ガマの穂が多い界隈を中心に動き回っております。

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ジッと待っていると親子で出てきましたが、この時は二羽だけですぐ引き返しました。

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しばらく時間をおいてまた戻ってみますが、今度は家族全員が出てきそうな気配です。

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今季のこの家族は、一羽も欠けることなく順調に成長しています。「めでたし、めでたし!!」