今や、仙台の飲食業界を代表する「カリーナグループ」は、国分町の入口に店を構える収容人数180名の「亜門」を筆頭に、「DUCCA」「Di verDe」「ひげぱんだ」、そして今回我々OB会が利用したパルコ2の「GocchoSun(ごっちょおさん)」など、実に個性的な店舗展開をしております。
今から30数年前に仙台に勤務していた頃、会社に近い「喫茶店カリーナ」のスパゲッティーは、お気軽な食事場所であり細やかな楽しみでもありました。
そこをスタートに、女性一代で飲食店8店舗にカフェ、フラワーショップなどなど、パートやアルバイトを含め、総勢200名の従業員を束ねる経営手腕には頭が下がります。
この日も、我々僅か20名ほどの食事会に、一升瓶を片手に顔を出してくれる、グループの会長・赤塚和子さんに、「東北 婆っぱ列伝」の神髄を見たような気がいたします。
(なお、個室居酒屋「亜門」の写真は、カリーナグループの会社案内から拝借いたしました)





【「東北 婆っぱ列伝」北燈社のご紹介】
主に福島県や宮城県ですが、東北弁ではおばさんやお婆さんのことを「ばっぱ」と呼びます。
お婆さんに対する親しみといくばくかの敬意を込めて、「角のばっぱがさ」とか「タバコ屋のばっぱは」とかは今でもたまに使います。
敢然と事業を起こし成功したばっぱ、会社を守り人を育てたばっぱ、子どものため家族のために必死で戦い抜いたばっぱ。
そんな猛烈ばっぱたちが東北各地にいて、そんな女性経営者22名を紹介した本でした。
私は自他ともに認める「東北の温泉バカ」、そんな経営者の中に、僅か5部屋の小さな温泉宿から、日本一に輝いたこともある「山形・かみのやま温泉“古窯”」に発展させた、女将の生き方が実に爽快でした。
(本ブログでも過去に紹介済、2012.11.23、日本の名湯「かみのやま温泉“古窯”」)