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2018/07/31

鳥撮り雑感「青葉の頃に思う鳥!!」



地元仙台に戻り早や10年、この季節に思う鳥と言えば、青葉の頃にやって来て
子育てをする、梟の一種「アオバズク(青葉木菟)」でしょうか。
 過去、お寺の山門や沿岸部の松林で出会った子たちですが、今回ご縁があり
二年ぶりのご対面となりました。

鳥撮り仲間の一部からは、場所をあからさまにし過ぎ、との指摘もあるMyブログ
ですが、私も自然保護協会の一員として、希少種の場所は控えております。
 そして、希少種やデリケートな子たちでなければ、もっと野鳥たちを好きになって
欲しいと願う一人です。

【ご参考までに、過去二回の投稿記事はこちらです。】

◇「青葉の季節の渡り鳥」 2016.06.04
https://rdsig.yahoo.co.jp/blog/article/titlelink/RV=1/RU=aHR0cHM6Ly9ibG9ncy55YWhvby5jby5qcC9oaXRvdW5pbWVndW1hcmUvMzYxMTcyOTkuaHRtbA--

◇「寺の山門の番人とは」 2012.07.27
https://rdsig.yahoo.co.jp/blog/article/titlelink/RV=1/RU=aHR0cHM6Ly9ibG9ncy55YWhvby5jby5qcC9oaXRvdW5pbWVndW1hcmUvMjk2NDc4NzMuaHRtbA--

2018/07/30

生きもの讃歌「バンのおチビの成長」









小さなため池「大沼」の鳥たちも、ほぼ子育て期間を終わろうとしております。
更に、この子たちは子だくさんで、二番子、三番子と続くから大したものです。
 ただしこれには理由があり、おチビの生存率が影響しているのでしょう。
1~6の和やかな期間は短く、少し大きくなると沼の堰堤をよじ登り、7~8の
ように、沼と田んぼを行き来するようになります。
 「親には翼があるから良いものの、おチビは小さな出っ張りですからネ!」

その間、病気や災害そして猛暑、命を落とした多くの子たちに改めて 「合掌」

2018/07/29

今日の野鳥「気配りのアオサギ(青鷺)」





いよいよ鳥枯れも本番、いつものようにため息交じりの鳥撮りですが、
そんなオイラを察してか「アオサギ(青鷺)」が目の前を通過します。
 一年中見られる子で、水辺を歩いたり待ち伏せをして主に魚を食べ
ますが、カエルや昆虫、時にはネズミや鳥のヒナなども食べます。

   「何や、せっかくモデルになってやったのに!!」

   「最後は、悪食のカラスみたいやんか」

   「人間だって、魚も、肉も、食べるやろ~が!!」

   「そんな紹介なら、もう相手になってやらん!!」

この子を撮ってからもう二週間、今日はコメント欄は閉じておきます。

2018/07/29

花と蝶「アカツメクサとヒメアカタテハ」









「チョウの王様、トンボの王様」に始まった、夏休みの昆虫採集シリーズも五作目、
いよいよ〆となりました。
 今回登場するのは、ツマグロヒョウモンと同時に姿を見せていた「ヒメアカタテハ
(姫赤立羽)」ですが、全国的に普通に見られる子です。
 日当たりの良い草原に生息し、田畑の周辺や公園の芝生等で見られ、不規則
な軌道を描きながら飛び回ります。
 南極大陸を除く全ての大陸に分布していて、現在最も分布が広いチョウの一種
だそうです。

このヒメアカタテハの橙色も、昨日のツマグロヒョウモン♀には敵いませんネ!!

2018/07/28

週末特番「ツマグロヒョウモン♀のご登場」







一昨日の「ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)♂」で、ややぼやきが入りましたが、
四日目の訪問で女王様も被写体になってくれました。
 公園の駐車場に車を止めると、フロントガラス正面に飛んでいたのが♀で、
急ぎ準備をしてドアをそっと閉めます。

ここは公園の芝生、草が少々ジャマをしますが、そんな贅沢は言えませんね。
(この子の注釈は、一昨日の記事で省略させていただきます、感謝・感謝!!)

2018/07/27

生きもの讃歌「日本ミツバチの巣」







「ブンブンブン」と言えばこの子たちの歌でしたが、最近では「インフルエンサー」、
“乃木坂46”の高速ダンスと、個性的な歌詞にオヤジはメロメロでした。
 歌がはやり始めた頃、「インフルエンザ」に似た言葉に、ネット検索してみると
「影響、感化、効果の意」で、他に影響力のある人やものごとを指すそうです。

 さて、出だしから脱線してしまいましたが、ここ三神峯公園の桜の木の根元の
巣では、「日本ミツバチ」たちが羽音を立てて出入りしておりました。
 明治以前は、日本全国で民家の軒先等で飼われていることもあった日本在来
種のミツバチも、蜂蜜の大量生産ができる「西洋ミツバチ」が輸入されてからは、
すっかり養蜂家からも見放される存在となってしまいました。

性質がおとなしく、やたらと刺さない小さな子なので、しばらく眺めていましたが、
「猛暑の夏、君たちも我々と同じ日本固有種、頑張りや~!!」   (おしまい)

2018/07/26

花と蝶「アカツメクサとツマグロヒョウモン♂」









いよいよ鳥枯れを迎え、昔々の虫取り網をカメラに持ち替えて、昆虫採集爺々
の野山散策が始まりました。
 今回、王様たちには恵まれましたが、女王様にはご縁が薄く、この日も見た
だけで、北国の「ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)」♀は手強いです。
 この蝶は雌雄でかなり異なり、メスは前翅の先端部表面が黒(黒紫)色地で
白い帯が横断し、ほぼ全面に黒色の斑点が散りばめられています。
 それに比べて、オスは後翅が黒く縁どられている程度で、爺々にしてみれば
女王様と召使いくらいの違いがあります。

【「ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)」の分布】
熱帯・温帯域に広く分布するチョウで、他のヒョウモンチョウ類が温帯から寒帯
にかけて分布するのとは対照的な子です。
 日本では南西諸島、九州、四国、本州南西部で見られます。
本州では1980年代まで近畿地方以西でしか見られませんでしたが、徐々に
生息域が北上し、1990年代以降は東海地方から関東地方南部、富山県や
新潟県の平野部でも観察されるようになりました。

最近では関東地方でもほぼ定着しましたが、東北ではまだまだ希少な子たちです!!

2018/07/25

生きもの讃歌「チョウの王様、トンボの王様」










7月も20日を過ぎ、子どもたちは夏休みに突入していることと思います!!
 思えば爺々が小さかった頃、この季節の遊びと言えば定番「昆虫採集」で、
虫捕り網と籠を持って、毎日のように野山を飛び回っていました。

チョウと言えばアゲハ蝶、トンボと言えばシオカラトンボやムギワラトンボで、
今日のような贅沢な被写体は、「夢のまた夢」の世界でした。
「今日の主役は、蝶はオオムラサキのオス、蜻蛉はオニヤンマです!!」
 せいぜい、今回の脇役「ゴマダラカミキリ」を捕っただけでも、英雄気取り
の時代だったと記憶しています。

【「ゴマダラカミキリ」からの二言、三言】
  「何が脇役や、お前が悪ガキの頃、ちょいと噛んだら根に持ちやがって」
  「カブトやクワガタより、当時はオイラの方が主役だったんやで!!」
  「これ以上付き合っても、しゃ~ないし!!」 「だば!!、あばよっ!!」

と言い放って、懐かしの甲虫も飛び去ってしまいました。    (回顧オヤジ)

2018/07/24

今季の夏鳥「コムクドリ(小椋鳥)」







今季、広瀬川河畔で姿は見かけるものの、なかなかまともに撮らせてくれない、
そんな野鳥が「コムクドリ(小椋鳥)」でした。
 全長19cmと、ムクドリに似ていますが小さく、前三枚が白い頭と赤褐色の頬
のオス、後三枚が頭から下面にかけて灰白色のメスです。
 渡りの時期には各地で群れが見られ、秋には実のなる木によく集まりますが、
この子たちのお目当ては、熟し始めた公園の「ミズキの実」でした。

2018/07/23

花と蝶「タテヤマウツボグサとウラギンヒョウモン」







蔵王山頂からやや下った「イワカガミ平」の駐車場で一休みし、一服ついでに
周囲を散策していると、鮮やかな紫色の花にヒョウモン蝶が舞っていました。
 「アサギマダラ」と「イワヒバリ」の出会いに気をよくしていると、心にも余裕が
生まれ、こちらも丘陵地のウツボグサとは近縁の「日本固有種」のようでした。

【「タテヤマウツボグサ(立山靫草)」の特徴】
シソ科ウツボグサ属の多年草で、本州の中部地方以北に分布し、高山帯、亜
高山帯の草地に自生します。
 茎の高さは25~50cmになり茎には荒い毛があります。花期は7~8月で、
茎の先に短い花穂をつくり、紫色の唇形花が密集します。

何せ我がブログは鮮度が命、ここ数日は首の皮一枚で繋がっております!!

2018/07/22

「遠刈田温泉“湯の里”の非日常的風景」










前回滑り止めの湯をご紹介しましたが、今回は非日常的風景の湯になります。
 何度もご登場の日帰り入浴施設には、1,100円~2,200円の「貸切風呂」
があり、今回はアサギマダラとイワヒバリに感謝の「半露天風呂」でした。
 通常なら50分の制限時間も、この日は客足もやや少なく、たっぷりと一時間
この空間を独り占めでした。

 この施設、毎週木曜日は900円の入浴料が500円に割引、しかも蔵王山頂
の駐車料金がタダだったので、今回は大盤振る舞いの湯でもありました。

2018/07/21

今日の野鳥「イワヒバリ(岩雲雀)」











今日の書庫は「蔵王山麓」になっていますが、エリアは蔵王山頂となります。
 今回のターゲットは、初見初撮りの「イワヒバリ(岩雲雀)」でしたが、初め
は遠い岩場のてっぺんに姿を確認する程度でした。
 その後、場所を移動すると、三羽が登山道の方向に飛んできましたので、
ワクワクしながら前に進みます。

   1~6、 「おやおや、崖下の子がこちらに近づいてきます」

   7~8、 「これは何とも、気配りのできた子だよネ~!!」

【「イワヒバリ(岩雲雀)」の習性】
全長18cmで、スズメよりやや大きめ、頭部から胸の灰色は濃く、茶褐色の
体は、カヤクグリに比べて黒っぽく見えます。
 本州中部以北の高山帯の岩場で繁殖し、冬は標高の低い山の岩場などに
移動しますが、観察例の少ない子のようです。
 野鳥図鑑によると、警戒心が薄く、山小屋の近くに集まって、登山者が出す
パンくずなどを足元で食べることもあるようです。

「イワヒバリ」に感謝し、高根の花でも添えましょうか。   (感謝、感謝!!)

2018/07/20

花と蝶「ヒヨドリバナとアサギマダラ」









昨日は、鳥撮り仲間のAbご夫妻が蔵王に行くと言うことで、オイラも自宅を
5時15分にスタートし、蔵王山頂を目指しました。
 途中、濃霧警報で心が騒ぎましたが、蔵王エコーラインの道路沿いでは、
「ヒヨドリバナとアサギマダラ」のコンビが心を和ませてくれました。
 山野草にはやや疎い爺々なので、誤りがありましたらご指摘ください。
最後の2枚のややピンク色が、「フジバカマ(藤袴)」だと思った理由です!!

【12:30時点での訂正】
ブロ友さんのご指摘の通り、細長い葉は三列に分かれておらず対生なので、
文中の花名は「ヒヨドリバナ」に訂正いたしました。

2018/07/19

今日の野鳥「ホオアカ(頬赤)」










県南沿岸部の干潟でお相手をしてくれたのは「ホオアカ(頬赤)」ですが、
何故か草の先っぽでポーズをとってくれます。
 でも、これにはちゃんと理由があり、この近くに給餌をする可愛い子が
いて、どうも警戒警報だったようです。
 ヒナ鳥には、昆虫やクモなどを給餌すると図鑑には書いてありましたが、
二羽の子たちは両親だったんですよね。