みちのく仙台発!!、名湯秘湯、バードウォッチング、自然観察!!、備忘録
三神峯公園の子たち、第三弾は久々の「トラツグミ(虎鶫)」でした。
ところがなかなかの難物で、一度目は見るだけ、二度目は遠くの
木に見つけますが、枝被りを避けようとしたらすぐ逃げられます。
最後は、私のところにではなく、この日もう一人のお仲間の前へ、
目の前でバッチリだったとか!! 「クゥ~ッ!!」
【「トラツグミ(虎鶫)」の習性】
全長29.5cmと大型のツグミ類の中では最も大きな子です。
全国に主に留鳥として分布しますが、北方のものは冬は暖地に
移動します。
丘陵から低山の良く茂った広葉樹林に住み、林内を低く飛びなが
ら移動し、地上でミミズなどを捕らえて食べています。
秋冬は木の実も食べますので、冬は市街地の公園などで見られ
ることもあります。
昨日は、ほぼ一週間ぶりの鳥撮りでしたが、けっこうな子たちに
付きあってもらいました。
数日風が強かったのですが、この子たちは杉林の陰で、じっと
耐えていたんですよネ~!!
今日からしばらく、三神峯公園の子たちに付き合ってもらいます。
でも、ここは公園の散策路なので、散歩やウォーキングの人々
が通ると、最後の二枚の様にすぐ逃げてしまいます。
【「アトリ(花鶏)」の習性】
冬鳥として全国に渡来し、山地の林に群れで暮らします。
早春には開けた農耕地や河原などにも現れますが、今季の子
たちは何処に消えたのでしょうか。
渡来数が多い年は数千羽から一万羽を超す大群が現れること
もあるようですが、今季はせいぜい3~5羽が限度です。
亘理の海の最後は、「ハジロカイツブリ(羽白鳰)」の大きな群れでした。
テトラポット探索を終え、漁港のふれあい市場で食事とお土産をと
思い漁港脇に車を止めると、目の前に黒い塊が浮遊しています。
急ぎ態勢を整え、見たままの世界が1から4で、5と6は表情を捉え
るために、少々トリミングしています。
でも、3~40羽はいるであろう子たちが、一斉に潜水をしたり、水中
から飛び出してくる姿は鳥好きにはたまりません。
【「ハジロカイツブリ」と「ミミカイツブリ」】
冬鳥として全国に渡来し、海岸や河口、入り江、河川などに住みます。
ご覧のような数十羽の群れになることもあるようで、活発に潜水して、
魚などを捕らえて食べます。
よく似たミミカイツブリも、数少ない冬鳥として同じような環境に渡来し
ますが、最後のおまけのように単独又は少数行動が多いようです。
冬羽では前頸が白く、頭部の黒褐色は目を通る線よりも上のため、
割とすっきりした顔立ちで、嘴がまっすぐなことで見分けられます。
(最後の8は、テトラポット群に浮かんでいたミミカイツブリでした!!)
水先案内人の「イソヒヨドリ」と別れると間もなく、目の前のヨシ原を
ミャーミャー鳴きながら飛び、着地する子を見つけます。
湿地帯の砂地に降りたのを見届け、防波堤を下りてヨシ原を進み
見つけた子は、憧れの冬鳥「タゲリ(田鳬)」でした。
【「タゲリ(田鳬)」の特徴】
主に冬鳥として全国に渡来し、広い水田や河原などにいて、宮城県
では伊豆沼・内沼界隈が観察地のようです。
全長31.5cm、隈取りのような顔の黒色線、長く上にのびる冠羽、
緑色や淡紅色の光沢がある上面、この個性的な子は他と見間違え
ることはありません。
実は私にとっては初見、初撮りの子で、「オヤジも歩けばタゲリに
あたる」、案内人のイソヒヨ君共々、感謝感謝の沿岸散歩でした!!