今日の秘湯「湯浜温泉“三浦旅館”」
平成20年6月14日、午前8時43分、「岩手・宮城内陸地震」が発生した。
栗駒山麓に激震が走り、とてつもない規模で大地が動き、変貌した山々、
破壊された森や川が、連日テレビで放映された。
栗駒山麓で旅館を営んでいた五軒の温泉が大きな被害を受け、中でも
「駒の湯」と湯ノ倉温泉「湯栄館」は土石流に呑み込まれた。
【栗駒五湯、復活の湯に浸る(3)、湯浜温泉“三浦旅館”】
本シリーズの最後は、今回の旅の初日の湯宿「湯浜温泉“三浦旅館”」で、
宮城県内に残る唯一のランプの宿です。
1、この雰囲気を求めて、目的の湯宿を目指します
2、駐車場から谷を下り、渓谷沿いの小径を約10分
3、見えてきました「伊達藩 湯浜宿」の門
4、花山のランプの湯宿が復活しました
5、ここは栗駒登山、湯浜コースの起点でもあります
6、食事前に、まずは「ひとっぷろ」
7、食事の支度が整いましたよ
8、思わず納得、ごもっともな「秘湯七か条」
9~10、ランプの灯りで進む、夜の湯浴みも素適でした
これ以降の四枚は「おまけ」、帰り道の野天風呂と晩秋の渓谷美です
【栗駒五湯のひとつ、湯浜温泉について】
岩手宮城内陸地震や東日本大震災により休業を余儀なくされていました
が、再度ボーリングを行い、2012年夏より営業再開です。
もちろん営業スタイルは従来通りの「ランプの宿」、お客人を迎えるのは、
宿を包み込む大自然とオーナー夫婦の笑顔です。
現オーナーは四代目で、800年に一度と言われた震災の僅か二年後に
東日本大震災にあい、先代から受け継いでから半分の年数を、この温泉
の復旧復興に費やしておられます。 でも、ご夫婦の笑顔が素敵でしたよ。