今日の名湯「網張温泉“休暇村 岩手網張温泉”」
今回の岩手北部の湯めぐり、その中継基地が「休暇村 岩手網張温泉」で、
ニ連泊で15,800円という格安パックでした。
1、 お宿は山の中腹で、隣は「網張温泉スキー場」
2、 客室から眺めたスキー場は、この日が最終日
3、 西館「大釈の湯」の開放的な露天風呂
4、 東館「白泉の湯」は昔ながらの風景でした
5、 朝5時半の日の出、輝く屋根は「日帰り温泉館」
6、 スキー場は来季までお休み、右は西館の「大釈の湯」
【網張温泉のあゆみ(明治期まで)】
犬倉山山頂の南側直下にある網張温泉の元湯は1300年前、天明天皇
の和銅年間(708~714年)に発見されたと伝えられます。
網張温泉といわれる由縁は、岩石を落として悪さをする山の怪物から
温泉を守るために、つる草の網を張ったことからといわれます。
江戸時代に「山の神」信仰のために周囲に網を張って一般庶民の入浴
を禁止しましたが、明治維新によって開放されることになり、明治5年
に南部藩の旧下級武士たちが、元湯の払い下げを受けて笹小屋を建て、
初めて一般の湯治場にしました。
その後、滝沢村の資産家が温泉所有権を譲受し、明治20年に元湯から
約2000メートル下流の今の日帰り温泉館の上まで木管(アカマツ丸太)
と土管を繋ぎ合わせて引湯し、客室7棟、浴槽6個等を作り、大釈(帝釈)
温泉と称して開放したのが、現在の網張温泉の始まりです。