みちのく仙台発!!、名湯秘湯、バードウォッチング、自然観察!!、備忘録
野草園の「大衆食堂ハッカ は、たくさんの蝶たちで盛況でしたが、良い位置で
相手をしてくれたのが、この「ヒメウラナミジャノメ」でした。
【「ヒメウラナミジャノメ(姫裏波蛇目蝶)」の特徴】
草原をフワフワと飛び、ひと際目立つ金環の付いた蛇の目紋を持つ、薄茶色
の小さなチョウです。
翅の裏面には細かなさざ波状の模様があり、そこからこの名が付きました。
後翅裏面の目玉模様は、左右に5つずつ、同種のウラナミジャノメは3つです。
後翅表面では左右2つずつですが、ウラナミジャノメは1つで、でもこれらは
撮ったあとに分かることですね。
成虫は全国に分布し、春から秋の半ばまで、ほとんどどこにでも見られますが、
蝶の少ない今季はありがたい被写体です。
その次に、蝶たちの群れが見られたのが、芝生広場の奥にある植え込み
で、この時期は「ニホンハッカ(日本薄荷)」の紫色の花でした。
【「ニホンハッカ(日本薄荷)」の特徴とハッカ生産の歴史】
日本在来のシソ科ハッカ属の多年草で、国内では通称、「ワシュハッカ」、
又は単に「ハッカ」と呼ばれているハーブの一種です。
水蒸気蒸留によって薄荷油を抽出し、さらにこれを冷却して再結晶させ、
「ハッカ脳」と呼ばれる複合結晶を得る材料に用いられます。
日本では、換金作物として、安政年間に岡山県や広島県で栽培が始まり、
明治初期にかけ生産地が山形県に移ったあと、移住者によって北海道で
生産が始まりました。
有名な「北見ハッカ」がその代表的なもので、最盛期には世界市場の
約70%のシェアを占めたと言われます。
しかしながら、近年では化学工業的に合成された、メントールにその座を
奪われ生産が減少しているそうです。
写真のストックも底をつき、一昨日は晴れ間を見て、近くの野草園
を覗いてみました。
やはりこの時期は、困った時の野草園頼み!であり、困った時の
「花と蝶」シリーズでしょうか。
園内はすでに秋の気配が漂い、花の種類も限られていましたが、
いよいよ咲き始めた「マツムシソウ(松虫草)」には、沢山の蝶たち
「チャバネセセリ」が集まっていました。
【「マツムシソウ(松虫草)」の特徴】
北海道、本州、四国、九州に広く分布する日本の固有種で、山地の
草原に生育する可愛らしい草花です。
草丈はおよそ60~90cmで、葉は対生し、羽状に裂けています。
夏から秋にかけて紫色の花をつけます。
開花時期が8~10月ということから、「マツムシ(スズムシ)」が鳴
く頃に咲くことが、和名の由来とも言われております。
今回も又、幼い子どもを狙った痛ましい事件が発生し、連日の報道に
心を痛めている一人です。
正直なところ、あの手の事件を起こす人間は、正面から人が見えず、
それ以前からその癖があるんですよね。
かく言うおいらも、自ら野鳥ストーカーを名乗っており、周囲の鳥さん
からは、ご覧のとおり監視されております。
「何よ、今日の嫌らしいタイトル!!」
「せめて、お姉さんとお言い!!」
「ほらほら、オヤジが狙ってるわ!!」
「そんな、可愛い顔出しちゃダメ!!」
「そんな近づいてもダメだって!!」
「もう、見てられないんだから!!」
人間世界も、日々こんな地域ぐるみの監視体制が必要なのでしょうか。
実はこの子、トリミング無し!、心配ですね~!、怖いですね~!!
「全国の良い子のみんなも、気をつけるんだよ!!」 (危ないおっさん)
さてさて、「鳥バカ殺すにゃ刃物はいらぬ、雨の四日も降ればよい」とか、
写真のストックも底をつきました。
本来は、残暑見舞いに取って置いたものですが、ダブル台風の影響で
一気に涼しくなり、「精神安定剤」として登場させましょう。
清らかな水の流れと、深い緑に包まれた「奥入瀬渓流」は、東北随一の
ウォーキングコースでもあります。
ジャンボタクシーとは実に便利なもので、「石ヶ戸」で下ろされた後は、
「阿修羅の流れ」「九十九島」「白銀の流れ」を進むと、「雲井の滝」手前
の道端で待機中でした。
マイカーではこうはいかないもので、最後は「銚子大滝」で途中下車し
一休み、旅の途中のプチ・ウォーキングでした。
(写真に人は入れておりませんが、これがまた難しいんですよね!!)
最後にここを訪れたのは12~3年前、いつまでもこの自然環境が守られ
て欲しいものです。
さてさて、大沼の最後の幼鳥は、口元の赤い「バン(鷭)」です。
まん丸の真っ黒クロ助も、ちょいと大きくなると、可愛いげが
薄れてしまうんですよね。
でも、ご覧のとおりスラッとバランスがとれ、若い頃のおいら
のようになってきましたよ。
後は、オヤジのよう引き締まった男前の顔立ちになりいや(?)
あの可愛らしかった「ビバ!、大沼の子たち!!」はこちらです。
http://rdsig.yahoo.co.jp/blog/article/titlelink/RV=1/RU=aHR0cDovL2Jsb2dzLnlhaG9vLmNvLmpwL2hpdG91bmltZWd1bWFyZS8zNTE2NTM2OC5odG1s
今季は何故か、蝶たちとの出会いが少なく、特にアゲハ蝶はいつも
飛び去る後姿ばかりです。
旅から戻ったこの日は、園内の山野草も寂しくなり、数少ない花の
「ホツツジ」に止まってくれたのは、ベニシジミだけでした。
【「ホツツジ(穂躑躅)」の特徴】
ツツジ科ホツツジ属の落葉低木で、日本固有の可愛らしい野草です。
高さは1mから2m程度で、花期は7~9月とか、枝先に円錐状の
花序をだし、花弁の色はやや赤みを帯びた白色で、雌しべはご覧の
ようにまっすぐに伸びるのが特徴です。
【夏の終わりに!“お盆玉”をご存知ですか(?)】
ここを訪れた日は仙台七夕の最終日、お盆も先週末には終わりです。
でも、“お盆玉”をご存知ですか(?)、“お年玉”ならぬこの期間
限定のお小遣い用語です。
ある会社が5年前に「専用ポチ袋」を作り、改めてブームが再燃して
いるとか、でも子どもたちは今、夏休みの宿題で大変でしょうネ!!
青森県つがる市森田町にある「つがる地球村」は、新小戸六ダム周辺に
広がる滞在型の大型リゾート施設です。
ローマのコロシアムをイメージした、5,000人収容の野外円形劇場や
テニスコート、ゲートボール場やアウトドア派のためのオートキャンプ場、
子供向け遊戯施設などなど、大人も子どもも楽しめる夢の国です。
二日目のお宿は、その中心に位置する「つがる地球村温泉 “藤山邸”」
の和室でしたが、一泊朝食付きで一人5,500円、しかも本物の温泉付き
ですから、文句の言いようがありません。
1)、 早朝散歩の「つがる地球村」本館風景
2)、 宿泊棟から“藤山邸”本館と温泉棟を望む
3)、 コテージの周りは自然がいっぱい
4)、 朝寝、朝酒、朝湯が大好きで~♪♪
今日のオマケは、津軽富士見湖にかかる「鶴の舞橋」と、対岸で待って
いた「タンチョウ(丹頂)」ご夫婦の鳴き合わせでした。
青森県黒石市「中町こみせ通り」は、伝統的建造物とアーケード「こみせ」が、
藩政時代からほぼそのままの形で残り、日本の道百選にも選ばれました。
造り酒屋や蔵などが並び、古の風情を漂わせていますが、国の重要文化
財にも指定されている「高橋家」は、ぶらり散歩の際に立ち寄った喫茶店で、
江戸中期に建てられた米問屋の大きな屋敷でした。
1)、 「鳴海醸造店」の角から見た「こみせ」です
2)、 国指定重要文化財「高橋家」は、今は愛らしい喫茶店
3)、 「こみせ」も夏ならではの飾りつけでした
4)、 「松の湯交流館」の斜め向かいの建物は(?)
5)、 地域の人々に愛された銭湯は、今は情報発信と市民の交流の場
6)、 こちらは現役バリバリ、「市消防団第三消防部屯所」
今は開放的な「こみせ」も、冬はガラス戸がはめられ、吹雪や積雪から通行
する人を守るため、商家が私有地を通路として提供した“道”です。
雪国の風情と人情を今も残す「こみせ」、次回は是非冬場に訪れてみたい
と、本気で考えている「温泉バカ」です。
以前にご紹介したとおり、今回の青森の旅で一番気になっていたのが、
「カンムリカイツブリ(冠鳰)」の二番子ですが、浮巣の卵も全て孵化し、
四つ子が親の背中に乗っております。
でも、この子育て風景を見ていると、以前読んだ「もの思う鳥たち」の
気持ちが分かるというか、人間同様の感情や家族愛を感じます。
【鳥さんの家族愛、“一番子のヘルパー”】
昔々人間世界においても、最初の子は弟や妹の世話をするのが当然
のことでした。
5~6枚目で、夫婦の後をチョロチョロしているのが一番子のひとりで、
卵を温めようとして親に叱られたり、余計な世話をするなと追い払われ
たり、健気なお姉ちゃん(?)お兄ちゃん(?)なんです。
人間界ではおんぶ姿は見なくなり、核家族というよりも、崩壊家族も
多い現代社会、こんな風景を見習わないとね。