FC2ブログ
2014/07/31

日本昆虫記「気の弱いカミキリムシ」




昨晩のNHK-BSは、南こうせつの「えん旅ライブ」に始まり、9時からは
薬師丸ひろ子「35周年記念コンサート」と、久々の懐メロの世界でした。
 ピアニストの武部聡志が言った、透明感のある彼女の歌声はご健在で、
「野生の照明」で鮮烈デビュー後、「セーラー服と機関銃」や「探偵物語」、
「Wの悲劇」などなど、我が壮年期をときめかせた女優さんです。
 とか言いながら、第二弾は「気の弱いカミキリムシ」、うしろ姿のステキな
「ゴマダラカミキリ(胡麻斑髪切)」の登場で幼少期に逆戻りです。

  「何(?)、こんどはおいらかいな!!」
  「昨日は、コムラサキにぼろぼろ言われとったやん!!」
  「おいおい、そんなもんで突くなっちゅうの!!」
  「何(?)、昔カミキリムシに指噛まれたって!!」
  「それは、おやじがやんちゃしたからやろ!!」
  「おいらだって、危害を加えられたら反撃するで!!」
  「分かったって!、背中を見たいんやろ!!」
  「このゴマダラ模様が、わいのトレードマークや!!」
  「人間世界のモンモンと違い本物や!!」
  「キレイに撮らへんかったら、承知せ~へんで!!」

気丈夫に振舞っているものの、内心びくびくの「ゴマダラカミキリ」君でした。

2014/07/30

日本昆虫記「森の木陰のヒソヒソ話」





昔々、左幸子主演のそんなタイトルの映画がありましたが、今回は18歳
未満禁止といったお話しではありません。
 純真無垢な心を持つ盗撮オヤジは、この時期になると野山を駆け巡り、
昆虫採集少年に変身いたします。
 「変身」ですからね!!、「変態」ではありませんよ!!
ということで、第一弾は「森の木陰のヒソヒソ話」、コムラサキ(小紫)たち
の話し声が聞こえてきました。

  「おいおい、あのおっちゃん、また来よったで!!」
  「ほかに、やることないんかな~!!」
  「ストーカーって、薄気味悪いじゃん!!」
  「まあ、おいらたちは仲良く食事しよ!!」
  「ほんと、そうや、変な奴には関わらんことや!!」
  「ところで人間世界に、もっと変な奴が出てきよったで!!」
  「高一女子が、お友だちをバラバラ殺人やろ!!」
  「あのおっちゃんも、そんな性格かも知れへんで!!」
  「お互い、昆虫採集の標本にされんようにせんとな!!」

同じ長崎県佐世保で起きた、小学校六年生の殺人事件から10年、又々
似たような事件ですが、幼い心に潜む闇とは何なのでしょうか。
(「悪いのは夫、可哀想な私」、が口癖の母親に育てられたかな~!!)

2014/07/29

花と蝶「ヌマトラノオとメスグロヒョウモン」





ここ仙台市野草園の花々も、ほぼ10日サイクルで主役が交代していますが、
オカトラノオやヤマユリが順番に終わり、今では「ヌマトラノオ(沼虎の尾)」が
蝶たちを集めるようになりました。
 この花は多年生の草本で、沼沢地やため池の湖岸などに生育し、地下茎
でも成長するため群落をつくりますが、オカトラノオのように頭は垂れません。
 蝶は前回、花と蝶「オカトラノオとメスグロヒョウモン」で登場させていますが、
オカトラノオが“虎の尻尾”ならば、こちらは“子猫の尻尾”でしょうか。

 前回の記事「オカトラノオとメスグロヒョウモン(牝黒豹紋)」と比較して見ると
良く分かるかと思います。
   http://blogs.yahoo.co.jp/hitounimegumare/33674374.html

2014/07/28

花と蝶「ヒャクニチソウとウラギンヒョウモン」



夏の草原で見られる蝶では、極めて一般的な子が「ウラギンヒョウモン(裏銀豹紋)」
ですが、ここ「泉ボタニカルガーデン」では、真夏にも元気な「ヒャクニチソウ」と一緒
に被写体になってくれました。
 その名の通り、後翅の裏には銀白色斑がはっきり分かりますが、今日の解説は花
の方をクローズアップいたしましょう。

【ジニア(ヒャクニチソウ)とは】
メキシコを中心に南北アメリカに15種類が分布する植物です。
 初夏から晩秋にかけて、長い期間花を咲かせることから「ヒャクニチソウ(百日草)」
と呼ばれ親しまれております。 別名、浦島太郎の「浦島草」も同じ意味合いですね。
 日本には江戸時代末期に入ってきましたが、栽培や品種改良が盛んになったのは
戦後のようで、それまでは仏花として栽培される程度だったそうです。
現在では豊富な花色と種類があって、花壇などにも広く利用されていますね。

2014/07/26

真夏の思い出「日本にもハチドリが(?)」



昨晩のミュージックステーションは「日本の夏うたベスト30」でしたが、こちら
の夏シリーズもいよいよ最終回となります。
 でも、久しぶりに子育て時代を思い起こさせる歌は、プリンセス・プリンセス
の「世界でいちばん熱い夏」でしょうか。
 (そして、この記事に似合う歌は、井上陽水の「少年時代」かな!!)
 などとほざきながら、昆虫採集の世界では、この中南米のハチドリのような
「ホウジャク(蜂雀)」が一番印象的な子でした。
 今年も、先日ついつい撮ってしまいましたが、このずんぐりむっくりの体に
似合わず、空中静止の姿は素敵なんですよね。

この子は蝶ではなく、可哀想に蛾ですが、解説は2年前の記事をご覧下さい。
   http://blogs.yahoo.co.jp/hitounimegumare/29801600.html

2014/07/25

真夏の雑木林「樹液に集まる昆虫たち」





いよいよ泉ヶ岳山麓にも夏が訪れ、ここ花公園「泉ボタニカルガーデン」の森も、
昆虫たちで賑やかになってきました。
 久々に雑木林の観察スポットを覗いてみると、いました!!、アオカナブンに
混じり、ルリタテハ、スミナガシ、そして日本の国蝶「オオムラサキ(大紫)」です。

【「オオムラサキ(大紫)」の特徴】
日本に分布する広義のタテハチョウ科の中では最大級の子で、成虫は前翅長
が50~55mmほどの大きさです。
 オスの翅の表面は光沢のある青紫色で美しいのですが、メスの表面はこの
光沢がなくこげ茶色をしています。
 北海道から九州まで日本各地に分布し、国内の南限は宮崎県小林市とか!、
でも生息環境が限られ、適度に管理された、やや規模の大きな雑木林を好ん
で暮らしております。

主食は樹液のため、カナブンやスズメバチとの戦いに明け暮れており、ご自慢
の翅はだいぶ痛んでおりました。  (でも、会えてよかった!!よかった!!)

2014/07/24

真夏の広瀬川「フライングゲット♪♪」





昨日は「大暑」、仙台も一気に暑くなり30℃を突破しましたが、夏といえば
AKBの水着姿、そして鮎の踊り食いでしょうか。
 ここ広瀬川も鮎釣りが始まっておりますが、「ゴイサギ(五位鷺)」たちは
空中キャッチ、まさに「フライングゲット♪♪」そのものです。

ついつい、おいらも年甲斐も無く、AKBの歌を口ずさんでおりましたよ!!

  フライングゲット
  僕は一足先に
  君の体
  今すぐ手に入れようか

  フライングゲット
  何か言われる前に
  体の内
  ビビッと感じるままに

う~ん!、やっぱり生が一番や~!、と言ってるような4枚目の顔ですね。

2014/07/23

花と蝶「ヒヨドリバナとトラフシジミ」





仙台市野草園で出会った子は、この「ヒヨドリバナとトラフシジミ」でしたが、
本当に鳥枯れの季節を迎え、お元気なのは花でないヒヨドリたちでした。
 この日は観察路の脇に咲き始めたヒヨドリバナに小さな子を見つけ、暫く
念力を送ったのですが、どうしても翅は広げてくれません。

【「トラフシジミ(虎斑小灰蝶)」の特徴】
「トラフシジミ(虎斑小灰蝶)」は、アゲハチョウ上科シジミチョウ科に属する
チョウで、翅の裏は白色から明灰褐色に暗灰褐色の縞模様で、後翅舌部
にオレンジ斑と尾状突起を持っています。
 この翅裏の縞模様からトラフ(虎斑)の名前が付きましたが、翅表は黒地
で、オスは中心が青紫色に輝きます。
 蛹で越冬しますので成虫は春早くから見られ、夏の終わりにかけて2回
発生し、夏型の子は翅裏の白色にグレーがかかり、このようにトラフ模様
は薄れてしまいます。
この子はオスだったのですが、もうちょっと翅を広げて欲しかったね~!!

2014/07/21

今日は「仙台市野草園、開園60周年の日」





仙台市野草園は、仙台市太白区の大年寺山公園内に位置する植物園で、東北地方に
生える山野草を中心に植栽されています。
 ここも我が観察フィールドの一つですが、仙台は久々の晴れ、慌ててカメラを抱え家を
飛び出しますが、開園30分前に到着してしまいました。
 今園内ではアジサイが見頃を終え、ヤマユリやコオニユリ、ノカンゾウやヤブカンゾウ
が咲き乱れております。
 さて、今日7月21日は、今から60年前にここが開園した日で、午前中はオカリナの
演奏、午後からは記念式典や講演会などが予定されていました。
 今日は、サンショウの木でお相手をしてくれた「ナミアゲハ(並揚羽)」に、ピリリと辛口
の歴史解説をいただきましょうか。

【仙台市野草園の歴史】
「ここ大年寺山は、旧仙台藩主の伊達氏の所有地だったんよ!!」  (フム!フム!)
「ほいで、それが国に売られ、少年院が作られる予定だったんだと!!」
「でもな、緑のお山をどうする気や~!、と反対運動起こり、市が取得するんやわ!!」
「それから野草園になるには、いろいろとあってな~!!」
「実は、ここにも当時の仙台市長、岡崎栄松が登場するんや!!」
「ほれ、お祭り通“定禅寺通り”を、幅60mのグリーンベルトにしようとしたお人や!!」
「あれも市民の猛反発で、中央のグリーンベルトの両側は車道にしたんやけどな!!」
「今日は紙面がないよって、ちょっとカットや!!」
「そいで、1950年(昭和25年)に、野山の山野草を保護する場所にしたんや!!」
「造成から野草の採取まで、当時多くの仙台市民が駆けつけたそうな!!」
「岡崎栄松もいろいろ言われたけど、昔の人たちは気骨があったんやで~!!」
「ところで、ストーカーおっちゃんの気骨はどこ(?)」        (ムムッ!、でおしまい)

2014/07/20

今日の秘境「小安峡大噴湯(オヤスキョウダイフントウ)」





秋田県湯沢市皆瀬にある「小安峡大噴湯」は、高さ60mの渓谷の底、切り立った
岩壁から熱湯が轟音と共に噴き出しております。
 遊歩道も整備されており、大自然の驚異を間近で見れる観光地で、特に新緑と
紅葉の季節は多くの人で賑わいます。
 又、この周辺には小安峡温泉、泥湯温泉、秋の宮温泉郷のほか、一軒宿の温泉
も点在しており、それぞれ個性的な泉質で湯量豊富な湯の町です。

2014/07/19

地獄に蝶「川原毛地獄とヒオドシチョウ」





今回の秋田県湯沢の旅、ここ川原毛地獄の入口から大湯滝に向かう途中、何故か
道案内をしてくれた子が、この「ヒオドシチョウ(緋縅蝶)」でした。
 もしかすると、ここは昔々の古戦場で、緋縅を付けた落ち武者がこの子に宿り、私
たちの案内役をしてくれたのかも知れません。
 最後の写真の左上、帰り道の「お休み処」でも同じ子を見かけますが、有毒ガスが
あちこちで発生する中でも、健気に生きている子たちです。

【「ヒオドシチョウ(緋縅蝶)」の特徴】
タテハチョウ科タテハチョウ亜科に属するチョウで、翅表はややくすんだオレンジ色、
和名「ヒオドシチョウ」の名は、戦国時代の武具「緋縅」から付けられました。
 翅の裏はルリタテハやキベリタテハ同様かなり地味で、雑木林や落ち葉の野山で
翅を閉じると、完全に姿が隠れてしまいます。
 年一回初夏にのみ発生しますが、タテハチョウ科の他の種と同様、この種も成虫
として過ごす期間が長く、初夏に発生した個体が同年の冬を越して次の春まで生き
のび、その個体が産卵した卵から孵化した幼虫が成長して初夏に発生します。

2014/07/17

今日の秘湯「姥湯温泉“桝形屋”」







今週14日は「友遠方より来たる」で、15日の午後から仙台で仕事となる前日は、
山形県米沢市にある「米沢八湯」のひとつ、仙境の湯宿「姥湯温泉“桝形屋”」で
旧交を温め、そして身も心も温めてまいりました。

  1)、見えてきました仙境の湯宿、「姥湯温泉“桝形屋”」
      (ジャマに見える鉄線は、お宿の荷物用ロープウェイです)
  2)、露天風呂から眺める全体の景色をお見せできず残念
  3)、源泉口から引き込まれる木の樋と桶と湯のロード
  4)、天上界から見下ろす混浴露天とお宿の風景
  5)、翌朝5時半、朝日が差し込んできた混浴露天風呂
  6)、湯上り後、だいぶ陽も差してきた至福の小路
      (左が新しい混浴露天、陽の差す一番奥が女性専用風呂)

【「姥湯温泉“桝形屋”」の歴史】  (旅館のパンフレットより一部転載)
後奈良天皇時代天文2年(1533)大字大沢の遠藤大内蔵が発見して開湯、のち
に桝形屋を開業し、現在の当主は17代目になります。
 吾妻連峰の北側、標高1,300mの奥深い谷間に湧く姥湯温泉は、南画の世界
を思わせる奇岩怪岩が聳え立つ絶壁に三方を囲まれ、背後にはコメツガ、ブナ、
ダケカンバなどの原生林に、時折カモシカが姿を見せるといった仙境の中に宿を
構えております。
 そのすぐれた景観は県内の温泉中第一といわれ、とくに春の新緑、秋の紅葉は
見事です。 岩壁から噴き出す湯口は六ヶ所。 宿にはそのうち一本を使い、他は
川へ流れ落ちています。

最後になりますが、ここは先に紹介した峠駅の標高が626m、お宿は更に700m
近く、急峻な山道を車で登ることになります。
 距離にして8kmですが、徒歩にすると約2時間20分とか、昔々の人々は大変な
思いをして湯治場にたどり着いたんですね。

2014/07/16

日本珍100景「峠駅を新幹線が通り抜ける風景」





山形県米沢市大沢字峠にあるJR東日本・峠駅は、標高が626mと奥羽本線
の中で最も高く、この駅を境としてそれぞれの方向に下り坂となります。
 ここは日本の鉄道路線で見られる珍100景、在来線の駅舎の中を、ご覧の
ように新幹線が猛スピードで通り抜けます。

【「峠駅」の面白いシェルター構造】
ここは島式ホーム1面2線のある地上駅で、警報機と遮断機付きの構内踏切
がある無人駅です。
 板谷峠は急勾配と豪雪による難所として知られ、山形新幹線開業まで普通
列車は「スイッチバック」で登っていました。
 このため、複雑な路線やポイント切換などの施設が駅構内に設けられ、それ
を雪から守るため「スノーシェルター」で覆われていました。
 新幹線開業にともなう改良と電化により、スイッチバックは廃止されましたが、
スノーシェルターはそのままホームの覆屋として利用されています。

  1)、独特な雰囲気をもつJR東日本「峠駅」駅舎
  2)、今も残る「峠の力餅」駅売りの姿は一番奥
      (仲間が持っているのが、ここでしか買えない「峠の力餅」)
  3)、山形新幹線の通り抜ける風景 (福島方面行き)
  4)、山形新幹線の通り抜ける風景 (米沢方面行き)

さて、今回の旅はここからスタートしますが、明日はお待ちかねの究極の秘湯、
姥湯温泉「桝形屋」さん、この日もお宿のマイクロバスが待機中でした。

2014/07/13

花と蝶「ガクアジサイとミドリヒョウモン」





さて今日は、久々に自然観察に戻り「花と蝶シリーズ」をご覧いただきます。
 猛威を振るった台風も温帯低気圧に変わり、雨に濡れていた花々たちも、
そろそろ見頃を終えようとしております。
そんな花々に集う蝶たちですが、「ガクアジサイとミドリヒョウモン」です!!

【“ミドリヒョウモン(緑豹紋)”の特徴】
他のヒョウモンチョウに比べると、オレンジ色の鮮やかさがやや欠けますが、
後翅の裏面に白と黄緑色の帯が特徴の子です。
 雑木林のまわりを活発に飛び回り、いろいろな花で吸蜜しますが、ほんの
少しだけガクアジサイに止まってくれました。
 前翅先端に白紋が無いのがオス、三角形の白い斑紋があるのがメスです
が、オスは斑点が少なく、前翅中央部に発香鱗条が4本の横縞をつくります。
 メスにはこの横縞がなく、斑点が大きく発達しますが、メスの一部には
翅の表面全体に黒っぽい黄緑色を発する「暗色型」と呼ばれる子がいます。

3~4枚目のオカトラノオに止まっている子が、その「暗色型」のメスです!!