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2014/03/30

天守閣自然公園に見つけた小春!!




昨日の仙台は快晴で最高気温は18℃、野草園の次は秋保温泉の天守閣
自然公園を訪ねてみました。
 残念ながら梅の開花は遅れているようで、公園の梅の木々には10~20
輪の花しか見つけられません。
 でも、着実に春は近づいており、あちこちに愛らしい山野草が咲き、小鳥
たちも巣作りを始めました。
 今日はそんな山野草の中から、「キクザキイチゲ(菊咲一華)」を登場させ
ますが、皆様に福と寿が来ますようにおまけの花もつけました。

【「キクザキイチゲ(菊咲一華)」の特徴】
アズマイチゲよりやや小さめの花で、色は白か淡い紫色、花柄には細かい
毛があり、花の下の3出複葉は羽状に深く裂け、水平に広がります。
 雪国の林の中では、カタクリやフクジュソウなどを交えて群生し、可憐な
姿に心を躍らせてくれます。
日が当たらないと開かない山野草で、キクザキイチリンソウとも呼ばれます。

2014/03/27

仙台市野草園に小春を探しに!!






最近はめっきり春めいてきましたが、昨日はどんより花曇りのため、鳥撮り
は早々に諦めて短めのカメラを持ち、「仙台市野草園」に出かけました。
 この公園は12月から冬休みとなっていましたが、今月20日から開園し、
この日も開園時間9時過ぎには10数名の来園者がありました。
今咲いている山野草は、定番の「フクジュソウ(福寿草)」のほか掲載順に、

   (1)、ミズバショウ(水芭蕉)
   (2)、ザゼンソウ(座禅草)
   (3)、セリバオウレン(芹葉黄連)
   (4)、キクバオウレン(菊葉黄連)

そして、全国的には桜の開花も聞こえてきましたので、一年に二度咲きの
冬桜の一種 「ジュウガツザクラ(十月桜)」 も載せてみましょうか!!

2014/03/25

今日の名湯「鳴子温泉“ホテル亀屋”」





今回の湯めぐりは、高校の同期会のおまけですが、一番最初に入ったのが
鳴子温泉「ホテル亀屋」でした。
 実はその前に訪れた湯めぐり手形の鳴子の某温泉旅館ですが、玄関先で
声をかけても人は出てこず、台所を覗いて見るともの凄い状態で、二つある
泉質の一つにはお湯が張られておりません。
 当然、立ち寄り湯として利用する気も失せて、次に選んだお宿が1957年
創業のこの和風ホテルでした。
お風呂は一階の内湯と露天ですが、最上階には展望大浴場もありましたよ。

【温泉バカの温泉進化論(?)、それとも退化論(?)】
9種類の泉質がそちこちに湧く日本有数の温泉地、ここ鳴子温泉郷ですが、
千百年の歴史を持つ温泉地にも時代の波が押し寄せております。
 お元気なのは、伝統の湯治を守り続ける中小の旅館と大型の老舗ホテル、
そしてマンモス宿泊施設「農民の家」で、特徴の弱い中堅・中小旅館が一番
苦労をしているようです。
 ここ「ホテル亀屋」も、神戸に本社を置く「HMIホテルグループ」の傘下と
なり、経営は一息ついているようですが、おらが地元贔屓の人間にとっては、
一抹の寂しさを感じます。
 鳴子、川渡、東鳴子、新鳴子、中山平、鬼首と六つの温泉地から形成され
ている大温泉郷も、今、あちこちで湯宿が消え、自然淘汰は着実に進みつつ
あるようです。

2014/03/23

ふだん着の湯宿「川渡温泉“中鉢温泉”」




さて、高校時代の同期会の温泉の集いは「川渡温泉“中鉢温泉”」ですが、
今回の参加は15名、三連休ということで東京からも2名駆けつけました。
 ここは同じタイトルで2年前にも登場させておりますが、一泊二食付きで
7,000円也、今回は1,000円増しの追加料理二品と、飲み放題を加え、
10,000円の会費でした。

でも、このお宿はつくづく雪とはご縁があるもので、2年前の3月もご覧の
ような雪景色でした。 (お宿の詳しい解説付きです!)
   http://blogs.yahoo.co.jp/hitounimegumare/28316142.html

2014/03/22

今日の名湯「東鳴子温泉“いさぜん旅館”」






昨日は高校の同期会で鳴子温泉へ向かいますが、久しぶりの温泉なので、
鳴子、東鳴子、そして宴会場の川渡温泉と三つの湯めぐりを楽しみました。
まずは、500円で3種類の泉質を楽しめる「いさぜん旅館」からご紹介です。

【さまざまな疾病に良いといわれる名湯「東鳴子・いさぜん旅館」】
建物は質素ながら、各地から湯治客が訪れるここ「砂善(いさぜん)旅館」は、
敷地内に泉質の異なる3種類の自家源泉が湧き出しています。
 胃腸病、神経痛に良いとされている「炭酸泉」は、湯の表面を見ると小さな
泡がプチプチとはじけ、この天然炭酸が体の新陳代謝を活発にしてくれます。
 また同じ浴室内にある「鉄鉱泉」は、体を心から温めてくれます。 説明書き
下のノレンのとおり混浴ですが、宜しければぜひお試しください。
 この他に「重曹泉」の大浴場と露天付きの中浴場がありますが、この日の
男性用は中浴場でした。 他に宿泊のみの貸切風呂も一つあるようです。

2014/03/20

古き良き時代の「西早稲田クラブ」







昨日は二週続けての上京、今回は1970年入社組の同期会でした。
 合併による新会社設立後、重複するビル・保養施設などの売却が
進み、旧会社の福利厚生施設はこのクラブを残すのみとなりました。
 この建物は地上3階、地下1階のイベントホールで、大小宴会場や
プレゼンテーションルームを備え、お客様への「お・も・て・な・し!!」
迎賓館として使われてきました。
 この建物も維持費用がかさみ、いつ売却してもおかしくない時代!、
懐かしの一コマとしてカメラに収めたくて、宴会の開始前に記念撮影
となりましたが、定刻には二十三人の仲間が集まり、古き良き時代に
浸るひと時でした。

さあ、明日は高校時代の同期会、鳴子温泉の旅館を貸切って、又々
大宴会となりますが、こちらは温泉でのんびりできるのがステキです。

2014/03/18

今日の野鳥「カンムリカイツブリ(冠鳰)」





3/9、「見参!!気の早いライオン丸!!」でご紹介した広瀬川で見られる
「カンムリカイツブリ(冠鳰)」ですが、今週3/16(日) には愛宕堰の上流に
移動しており、キンクロハジロやホシハジロと一緒にプカプカしていました。

もうすぐ見れなくなる子なので、サービスシーンを4枚ほど再掲載いたします。
  (1)、よ~し、いくぞ~!!
  (2)、ライオンだよね~!!
  (3)、お友だちと一緒!!
  (4)、まだ、なんか用か~!!

なお前回、河原からだいぶ遠くに見た、解説の掲載記事はこちらです。
  http://blogs.yahoo.co.jp/hitounimegumare/33146174.html

2014/03/16

今日の野鳥「ツグミン!、さようなら」



一昨日は、東京丸の内で20年ぶりの赤坂の世界に浸り、昨日はのんびりと
妻と二人だけの世界に戻りました。
 さてさて、今朝の広瀬川河畔のお散歩は、一週間前の顔ぶれとはほとんど
変わっておりません。
 でも、あのカンムリカイツブリは郡山堰の手前に移動しており、ホシハジロや
キンクロハジロの群れの中で、ぷかぷかと浮いておりました。
 でもでも、今季初撮りの冬鳥「ツグミ(鶫)」と共に、この子たちの半数はここ
からもうすぐ姿を消すんですよね。
今夜のNHK-BSは、久しぶりに井の頭公園の歌姫「あさみちゆき」ちゃんの
声で心和みました。

【先週と今週、二週間2回の探鳥成果】
(野原の鳥)
  ツグミ、シジュウカラ、スズメ、アオジ、ヒヨドリ、コゲラ、トビ、ジョウビタキ
  カワラヒワ、ベニマシコ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、モズ、ムクドリ、
  キジバト、ハシブトガラス、 以上16種
(水辺の鳥)
  ユリカモメ、オオハクチョウ、コガモ、カルガモ、オナガガモ、キンクロハジロ
  ホシハジロ、カンムリカイツブリ、カイツブリ、カワアイサ、イソシギ、オオバン
  コサギ、ウミネコ、 以上14種の合計30種でした!!

2014/03/15

思い出の鳥「トラフズク(虎斑木菟)」



今回の思い出の鳥の最後は、「トラフズク(虎斑木菟)」 で〆たいと思いますが、 
この子は2月のお餞別の鳥でもありました。
 調布や府中の公園を回って鳥を追いかけて二年、この頃になると顔なじみの
方も増えて、世間話の中で私が間もなく故郷の仙台に帰ることを知った仲間が、
川崎市沿岸部の公園で見られる子を紹介してくれました。
 でも、現地に到着してビックリ!!、そこは住宅地の小学校に隣接した公園で、
小さな公園の7~8mの樹木の中で、この子が二羽まどろんでおり、子どもたち
のはしゃぎ声に反応して、ときどき目を開けてくれます。
 子どもたち5~6人はといえば、鳥たちにはまったく関心が無く、ただはしゃぎ
回っているだけですが、この時は甲高い声に感謝したものです。

【「トラフズク(虎斑木菟)」の特徴】
全長35~40cm、長い耳羽とくちばしの両側から両目の内側に走る白色の線、
そして橙色の目が大きな特徴です。
 本州中部以北で繁殖し、平地の寺社林や屋敷林の常緑樹の木立でも見られ、
数羽の小集団でいることが多いようです。
 夜間に活動し、ネズミや小鳥を捕らえて食べるようですが、こんな住宅地の中
でどうしたら暮らせるか不思議でした。
 名前は体の模様が虎斑(とらふ)になっていることが由来で、ズク(木兎・木菟)
は足がウサギの足に似ることに由来するフクロウ類の俗称です。

2014/03/13

今日の野鳥「ムクドリ(椋鳥)」



あの夏羽のカンムリカイツブリと出会った日、いつもながらお元気だった
のが、ヒヨドリとこの「ムクドリ(椋鳥)」でした。
 今日はこの子が何か言いたいようなので、心穏やかにお話を拝聴いた
しましょうかね。

【鳥撮りオヤジの“教育”と“教養”とは】
  「おっちゃん、今日は朝から何かソワソワしとんね~!!」
  「どこぞの良い女にでも会いに行くんか(?)」
  「何ん(?)、東京で懐かしのメンバーと飲み会やて!!」
  「何とまあ、平和な暮らしやの~!!」
  「老後の生活に大切なのは、“教育”と“教養”やって(?)」
  「おっちゃんの場合、“今日行くところ”と“今日の用事”やんか!!」
  「良かったの~!!、今日のスケジュールも埋められて!!」
  「でも、もう若くはないんやから、酒はほどほどにしいや~!!」

ということで、お誘いもあって午後からいそいそと上京いたします。
お天気も全国的に優れないようですが、ぜひ楽しい夜を迎えたいネ!!

2014/03/11

思い出の鳥「ソウシチョウ(相思鳥)」



さて、思い出の鳥の第二弾は、東京の井の頭公園で時々見かけた籠脱け鳥
の「ソウシチョウ(相思鳥)」です。
 公園内の池の縁や玉川上水傍に出没するのですが、笹薮などの薄暗い所
がお好みとみえて、なかなかキレイな姿を見せてくれません。
 この日は東京を離れる一年前の元旦で、上水沿いの小道も人通りが少なく、
道端に出てきたお陰でやっと全身が撮れました。
 でも、最初に籠脱け鳥と紹介しましたが、よ~く調べてみれば不法投棄の鳥
と言った方が正しいかも知れませんよ。

【外来種「ソウシチョウ(相思鳥)」が日本に暮らす訳】
この子たちは、美しい姿や鳴き声を楽しむために、江戸時代の頃からペットと
して輸入し飼育されてきました。
 また、フンを化粧品(ウグイスの粉)の代用品として利用されるため、大量に
飼育されていた例もあるようです。
 人気のあるペットでしたが、声が大きいため騒音として問題になったことや、
特定外来生物に指定されたことなどから、飼っていた人が逃がしたり、売れ
残った在庫の扱いに困った業者が投棄したり、あるいは逃げ出したりといった
幾つかの要因から、日本の野原に暮らすようになったそうです。

いずれにせよ、ヒマラヤから中国中南部に暮らす子に罪はないんですよね!!

2014/03/09

今日の野鳥「見参!、気の早いライオン丸」



今日は昨日とはうって変わった陽気、そして堤防工事がお休みということで、
久々に広瀬川河畔の散策に出かけました。
 いつもの愛宕橋から広瀬橋まで歩き、橋の手前から河原に下りて、三本の
鉄橋を通り抜けると、川下には何とも面白い子の出現でした。
 この時期「カンムリカイツブリ(冠鳰)」はあちこちで見かけますが、いつもは
冬羽で、このライオンのタテガミのような子は夏羽なんです。

【夏羽の「カンムリカイツブリ(冠鳰)」】
いつも見ている子は前側が白く長い首で、目の上まで白い顔、頭は五分五分
に分けられた黒く短い冠羽がありました。
 でも、夏羽には頬に現れる赤褐色の飾り羽がつき、黒い冠羽は長く伸びて、
爆発したように逆立っております。
 東北地方では少数が繁殖するそうなので、この子は春を待ちきれずに、もう
夏に変身したのでしょうね。

明日から私は仕事、いつも情報をいただいているお仲間にホットニュースです。
 (広瀬橋より川下なので、堤防工事に関係なく観察が出来ますよ!!)

2014/03/08

思い出の鳥「ツキノワテリムク(月輪照椋)」



昨日のNHK「北国からのコンサート」からヒントを得て、懐かしの三回シリーズ
は、思い出の鳥たちを登場させたいと思います。
 私の鳥バカが発症したのは、妻が病気で入退院を繰り返した時期でした。
お休みの日は、ご近所の野川・井の頭・浅間山の各公園、そして多磨霊園や
深大寺植物園を徘徊し、一気にこの世界にのめり込みました。
 鳥見の出来ないこの時期、そんな東京時代の鳥たちをご紹介し、しばしの
世界を楽しんで頂ければと思いますが、その第一弾は「ツキノワテリムク」です。

 定年で東京を離れる一年前に会った子ですが、府中市四谷のネギ畑に出没
するアフリカ東部出身の子で、当時の日本には野鳥園などに5~6羽位しか
いない珍しい鳥とのことでした。
 幸せの青い鳥だとか、極めて稀な迷い鳥だとか、いや籠脱け鳥だとか、色々
騒がれましたが、あれから7年間お蔵の奥に入ったままでした。
 もし密輸による籠脱け鳥であれば、生き物を愛すると言いながら、人は時と
して残酷なことをするものです。
 昨日、さとう宗幸が歌った震災復興支援ソング、「あすという日が」ではありま
せんが、相方のいないこの子に明日はなかったでしょうね。       (合掌)

2014/03/06

今日の野鳥「アカハラ(赤腹)」



今日は「啓蟄」、季節の上では春の陽気に誘われて、虫たちも土の中から
顔を出し始める頃ですが、今朝の仙台は横殴りの雪でした。
 もうそろそろ冬鳥たちの姿が消え、季節が移り変わろうという時期ですが、
相変わらず不安定な天候が続いております。
 今日登場させる「アカハラ(赤腹)」も、今季は時々姿を見かけるものの、
広瀬川河畔の堤防工事のため、あまり人前でサービスしてはくれません。

【「アカハラ(赤腹)」の特徴】
全長23cmのツグミの仲間で夏鳥と言われますが、こちら仙台市街地では、
主に冬に見られる子たちです。
 胸と脇が橙赤色なのでこの名がつきましたが、お腹の中央部は白色です。
オスはご覧の通り頭部は黒味が強く、メスは淡色でのどに白い縦斑があり、
不明瞭な眉斑のある子もいます。
 主に本州中部以北の山地で繁殖し、カラマツ林などの明るい林に暮らし、
その独特な鳴き声を聞く機会は少ないですね。
 冬は山麓や暖地に移動し、市街地の公園などにも現われ、東京時代にも
冬の公園で見かける子でした。