みちのく仙台発!!、名湯秘湯、バードウォッチング、自然観察!!、備忘録
「蒲生干潟は、仙台市の北部を流れる七北田川河口にある面積15ヘクタールの
潟湖状の干潟で、周囲には葦原、松林、砂浜、汀、養魚場など多様な環境があり、
年間を通してさまざまな鳥類が見られる。」
これは仙台に戻る前に買った「日本の探鳥地・東北編」の一節ですが、大震災で
自然豊かな干潟は壊滅し、周辺の家々も土台を残すのみの荒れ地となりました。
あの美しい風景が蘇るには、それはそれは長い年月と人の英知が求められます。
【蒲生干潟の野鳥「ベニマシコ(紅猿子)」】
前編でご覧いただいた養魚場の周辺は、新しい住宅地になっていましたが、今は
瓦礫も撤去され土台だけが昔の姿を思い出させます。
そして、荒れ地と変わってしまった土地を、10~11月黄色一色で埋め尽くして
いたのが「セイタカアワダチソウ(背高泡立ち草)」でした。
我々人間にとっては、思い出深い住宅地に蔓延る雑草ですが、この子にとっては
食事の出来る手頃なレストランなのでしょう。
それにしても、北アメリカ原産の帰化植物の生命力は逞しく、ここは昔から我々
の土地だと言っているような大群落です。
あれからもうすぐ3年、ここに家が建つのは果たして何時になるのでしょうかネ!!
「蒲生干潟は、仙台市の北部を流れる七北田川河口にある面積15ヘクタールの
潟湖状の干潟で、周囲には葦原、松林、砂浜、汀、養魚場など多様な環境があり、
年間を通してさまざまな鳥類が見られる。」
これは仙台に戻る前に買った「日本の探鳥地・東北編」の一節ですが、大震災で
自然豊かな干潟は壊滅し、周辺の家々も土台を残すのみの荒れ地となりました。
あの美しい風景が蘇るには、それはそれは長い年月と人の英知が求められます。
【蒲生干潟の水鳥「ホオジロガモ(頬白鴨)」】
海岸線の内側に干潟、更に内陸部に三つの養魚場、その中間には緩衝池があり
ましたが、干潟と緩衝池は津波が運んだ土砂に埋まり、養魚場だけが残りました。
今、人の手が入らなくなった壊れかけの養魚場で暮らしているのがカモたちで、
ここは昔から「ホオジロガモ(頬白鴨)」が飛来する場所でもありました。
あれから3年弱、復旧復興が殆んど進まない今、この子たちが戻って来てくれる
のが救いで、まずは自然の治癒力に期待するしかありません。
なお、最後の一枚は女の子で、頭部が褐色で白い首輪があります。地味だネ~!!
タイトルと書庫がちょっと違っておりますが、ここは加瀬沼公園の入り口!!
そして登場した鳥さんは「カワラヒワ(河原鶸)」です。
この公園の入り口には、「モミジバフウ(紅葉葉楓)」の雌雄各一本ずつの
10mほどの若木がありますが、球状の実をくちばしで持ち上げて足で押え、
中の種を啄ばむカワラヒワの姿がありました。 今日は樹木の解説です!!
【面白い「モミジバフウ(紅葉葉楓)」の実】
大正時代に北米中南部から渡来した木で、公園樹や街路樹としてよく植え
られており、広瀬川沿いの街路樹にも見られます。
日本では高さが25mほどですが、原産地では45mの巨木になることも
あるようです。
葉はカエデのような掌状で5~7裂しており、雄花は細長い穂状に、雌花
は黄緑色を帯びた球形の花序になり、冬にはこんな姿に変わります。
ここクロヘラちゃんが暮らすため池「大沼」は、カモたちの集落地でもあり、
仙台の鳥好きは皆さん良くご存知の場所です。
いよいよ、タムロン600mmをお試しする最初の場所でしたが悪天候、
でもこの子たちにフォロー頂き、「カモン、カモン、カモンベイビー!」編の
スタートです。
さて、その第三弾はお馴染みの「オナガガモ(尾長鴨)」ですが、この子
たちがシリーズ最後となります。
【カモンベイビー№3、「オナガガモ(尾長鴨)」】
冬鳥として全国に渡来し、河川や湖沼、池など多くの所で見られる子たち
で、仙台では渡来数の最も多いカモです。
そして、人間が給餌をしている所では特に多く見られ、広瀬川河畔でも
ユリカモメと共に餌を奪い合っています。
英語名は「ピンのような尾をしたカモ」ですが、日本ではこれを「長い尾」
と見て、この名がつきました。
【「オナガガモ(尾長鴨)」のリーダーの嘆き】
「どうも、今回のカモシリーズは不評なようや!!」
「ならば、最後は数で勝負だ~!!、それ行け~!!」
「みんな、どんどん、前に押し出せ~!!」
「そこの白いの!、頼むさかい、おいらたちの助っ人になってや!!」
池の周囲にぐるりいた子たちですが、この3日後には半減しており、どうも
渡りの途中のご休憩だったのカモ~!!
ここクロヘラちゃんが暮らすため池「大沼」は、カモたちの集落地でもあり、
仙台の鳥好きは皆さん良くご存知の場所です。
いよいよ、タムロン600mmをお試しする最初の場所でしたが悪天候、
でもこの子たちにフォロー頂き、「カモン、カモン、カモンベイビー!」編の
スタートです。
さて、その第二弾はお馴染みの「マガモ(真鴨)」ですが、この子たちに
は嫌われてしまったようです。
【カモンベイビー№2、「マガモ(真鴨)」】
全長59cm、昔は「アオクビ(青頸)」と呼ばれ、カモの中では一番美味だ
ったそうです。
ご覧のように♂は黒色で緑色光沢のある頭部と、紫褐色の胸を分けた
白帯、そして黄色いくちばしがトレードマークです。
本州中部以北の山地の湖沼で少数が繁殖していますが、多くは冬鳥と
して全国に渡来し、このように大きな群れをつくることも多いようです。
♂はマガモとアヒルの間に生まれたアイガモに似ており、アイガモ農法
だけでなく、お鍋やスモークでも良く口にしますよね。
【「マガモ(真鴨)」たちからのブーイング】
「あのオヤジ、今朝は首筋の寒くなるような紹介をするな~!!」
「お~い!、兄弟!、あの手のオヤジには気をつけろ!!」
「そして、気色悪いから絶対に目を合わせるな~!!」
「おいら、寝首を欠かれないように、首を隠してしまおうっと!!」
あら、あら、しっかり嫌われてしまいましたネ!、昔話は禁物ですネ~!!
ここクロヘラちゃんが暮らすため池「大沼」は、カモたちの集落地でもあり、
仙台の鳥好きは皆さん良くご存知の場所です。
いよいよ、タムロン600mmをお試しする最初の場所でしたが悪天候、
でもこの子たちにフォロー頂き、「カモン、カモン、カモンベイビー!」編の
スタートです。
さて、その第一弾は「ヒドリガモ(緋鳥鴨)」ですが、鼻筋の通った美男子
の勢ぞろいです。
【カモンベイビー№1、「ヒドリガモ(緋鳥鴨)」】
全長48.5cm、♂は茶褐色の頭部に、黄白色の額と頭頂、そして飛翔中
の白い雨覆が特徴です。
それに比べると♀は全体的に褐色で、お腹の部分は白いですが、あまり
目立たない地味な色あいです。
(スナップ1、「いじめっ子四人組」)
「なんだよ、お前たちいつも一緒で、妬けるネ~!!」
(スナップ2、「わんぱく坊主たち」)
「やっぱり、男同士の方が、楽しいよネ~!!」 「そうだネ~!!」
一昨日掲載した「クロツラヘラサギ(黒面箆鷺)」 ですが、どうも気の強い女の子
で、永遠の18歳だとか言ってオヤジを脅すんですよネ!!
要はもっとキレイに、もっと可愛く載せろ!!と、そんな訳で今日はよりアップ
にして、ウンチの無い場所も選んで再登場です。
【ご注文の多い「クロツラヘラサギ(黒面箆鷺)」ちゃん 】
1)、「そうそう、今日はちゃんと正面から撮りいや~!!」
2)、「もっと美しく撮ってくれへんと、イャ~!!」
3)、「流し目も、壇蜜みたいで色っぽいやろ!!」
4)、「顔は左から撮られる方が好きやねん!!」
5)、「あたいはもう良いから、ダーリンも撮ってな~!!」
6)、「今日は仲良しの食事シーンも大サービスや!!」
「最後に、鳥撮りオヤジが「ババヘラ」とか意地悪を言うとったけど、秋田名物の
道路脇でハバがヘラもってアイスクリーム売ってるのと訳が違うからな~!!」
「おいら、そんなこと言うてへんって!!」 「あやっ、言葉が移ってしもうた!!」
「でも、秋田に出張した際に聞いた若い子の言葉は、実に衝撃的だったネ!!」
今朝はまだ雪がちらついておりますが、昨日は久しぶりの鳥見・鳥撮り!!
私にとっては初見・初撮りの「クロツラヘラサギ(黒面箆鷺)」です。
実はその前の日に、友人の息子ちゃんにささやかな贈り物をしましたが、
良い事をすると良い事が返ってくるようで、途中田んぼで出会った白鳥が
この子に伝えてくれたのかも知れません。
これが「ツルの恩返し」ならぬ「鳥たちの恩返し」と思いたい嬉しい出会い
で、久しぶりにワクワクするひと時でした。
【「クロツラヘラサギ(黒面箆鷺)」の特徴と習性】
全長73.5cm、一見シラサギたちに似ていますが、このくちばしを見ると
違いは一目瞭然ですよね。
夏羽では冠羽が長く伸びて、その冠羽と胸が黄色味をおびるようですが、
この時期は冬そのものの真っ白です。
まれな冬鳥として渡来し、水田や湿地、干潟などに出没するようで、単独
か二羽で行動していることが多いようです。
そしてしばらく眺めていた風景は、くちばしを水中に入れて左右に振り、
小魚などを食べているとのことでした。
やはり日々のパトロールは必要で、ここ仙台にも来てくれたんですよネ!!