初午まつり「火伏せの虎舞」 (前編)
宮城県北部の加美町中新田地区は三つの酒蔵の街、ここに古くから伝わる
「初午まつり 火伏せの虎舞」が、初午の日(29日) に行われました。
お囃子にのって、色鮮やかな山車と虎が町内を練り歩き、各家々の防災と
家内安全を祈るお祭りですが、昨日は天候にも恵まれて、メイン会場となる
中新田花楽小路は多くの人で賑わいました。
虎舞い演舞はいくつかの会場で行われましたが、それぞれ雰囲気が異なり
ますので、2回に分けてご紹介します。 (太鼓のバチの形が面白ですネ!)
前編はメイン通り「寅や」の高屋根に登り、そこで繰り広げる勇壮な舞いと
言いたいところですが、このグループは腰が引けてお座り状態でした。
【初午まつり「火伏せの虎舞」の由来】 (お土産の説明書きを転記)
今から約六百五十年前、春先に大火の多かった加美町中新田で、虎の勢い
を借りて風をしずめ、火伏せを祈念したのが起源。
中新田城主、大崎氏の始祖、斯波家兼公が奥州管領として中新田に城を
築き、住民を守るため「雲は龍に従い、風は虎に従う」の中国故事にならって
城の氏神として城内に稲荷明神を祀り、毎年初午の日(4月29日) に奉納し
たのが始まりと言われております。