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2012/09/27

今日の野鳥「さようなら夏鳥たち」



昨日は久しぶりに快晴となった仙台ですが、前週末に見た夏鳥たちの乱舞
を見たくて、朝から青葉山公園に向かいました。
 追廻住宅跡地を過ぎテニスコートを越え、竜ノ口渓谷から流れ出る小川
の先を一周りするいつものルートですが、いました!!、いました!!
昨日も「キビタキ」、「オオルリ」、「コサメビタキ」たちが飛び交っております。
 でも、その多くが若鳥たちで遊び盛り、お元気そのもので、ゆっくり被写体
になってくれる雰囲気はありません。
 しかも、「早い!」、「遠い!」、「暗い!」、と三拍子そろった林の中なので、
得意のオートフォーカスのシャッターが切れないんですよね!!
まあ、証拠写真と言うことで、「オオルリの若様」にご登場いただきましょう!!

2012/09/26

花と蝶「ウラギンシジミとアキノウナギツカミ」



今回は、何とも長いタイトルになりましたが、どちらも正式名称なんです。
 しかも花の名前は「アキノウナギツカミ(秋の鰻掴)」なんて、変な名で
すが「ウラギンシジミ(裏銀小灰蝶)」も似たようなものですね。

【「ウラギンシジミ(裏銀小灰蝶)」の特徴】
この子は翅の裏が銀白色に輝くことが和名の由来で、オスの翅の表は
茶色地にオレンジ色を配した模様になっています。
 メスはオレンジ部分が白色または淡い水色で、表も裏も飾り気が無く、
灰色交じりの渋い色合いなので、この子はオスなんですよね。

【「アキノウナギツカミ(秋の鰻掴)」の特徴】
こちらの花の茎には、下向きの棘が多数あるのが分かりますでしょうか。
 この草を手のひらにのせて「鰻」を握ったら、滑らずに掴めると想像して
ついた名前で、北海道から九州の水辺や湿地に群生します。
今回は圧縮を緩めておりますので、じっくり観察してみてください。

【友情出演者(?)からのクレーム】
  「ちょっと、ちょっと!、おいらの紹介は(?)」
  「んっ(?)」 「最初の写真の左に、ちゃんと写ってるやん!!」
  「すご~く!、可愛いやん!!」
  「えっ!、お呼びじゃない!!」
  「たまたまだって!!」 「傷つくな~!!」
  「こりゃまた、失礼いたしやした!、フン!!」        (おしまい)

2012/09/25

里山に生きる「ダース・ベイダー」



この大型の蝶「クロアゲハ(黒揚羽)」を見かけると、ついつい思い浮かぶのが
「ダース・ベイダー(Darth Vader)」!!
 大柄でがっちりした体型に全身黒ずくめの衣装、そして真正面から見る顔は、
あの独特の黒いマスクを連想させられます。

さて、ダース・ベイダーは、ジョージ・ルーカスの映画「スター・ウォーズ」に登場
する架空の人物で、歴史上最後のシスの暗黒卿、作中における代表的な悪の
ヒーロー(ちょっと、変な表現かな?)です。
 不気味な呼吸音で見る者に強烈な印象を残すキャラクターで、彼が登場する
際に流れるインペリアル・マーチ(帝国のマーチ、ベイダーのテーマ)は、何故か
ワクワクと意識が高揚してきます。

さてさて、映画のダース・ベイダーは、最後の最後に我が身を捨て自分の子を
助けましたが、こちらの里山の黒い子は、翅がボロボロになりながら、命を繋ぐ
ために頑張っておりました。 (ごめんね~!、ブログネタがなくて!)

【グリコのおまけ!、そのおまけ!】
なお、同シリーズのエピソード1「ファントム・メナス」に出てくる暗黒卿のひとり
ダース・モールは、顔に赤と黒の刺青をし、忍者のような黒装束姿で、ダブルの
ライトセーバーを一つにセットして操る、実にカッコいい悪のヒーローでしたね。
彼に似た「里山のダース・モール」は、改めて別の機会にご紹介いたしましょう。

2012/09/23

湯めぐり雑感「お殿様の湯」



今日の仙台は、天気予報の通り曇天で昼からは雨模様、外に出る予定もなく
のんびりと過ごしております。
 さて、今週末には毎年秋の九州湯めぐり紀行となりますが、そんな思い出の
温泉の中から、殿様気分に浸れる湯船をご紹介いたしましょう。

【九州・鍋島藩のお殿様の湯船】
千三百年の歴史を誇る武雄温泉ですが、現在の温泉入口に立つ朱塗りの楼
門は、竜宮城を連想させる鮮やかな色彩と形で有名です。
 そして、歴史上名高い宮本武蔵やシーボルト、伊達政宗や伊能忠敬などが
入浴した記録も残されております。
 その敷地内にある、とっておきの貸切風呂が「殿様湯」で、江戸時代中期に
領主の武雄鍋島氏の専用風呂として造られた総大理石の見事な風呂です。

【東北・伊達藩のお殿様の湯船】
伊達六十二万石の名湯として名高い青根温泉、「湯元不忘閣」は二十一代続
いている歴史の古い温泉宿です。
 お殿様の保養所として使われていた「青根御殿」には、伊達公ゆかりの遺品
が並べられ、文人墨客の足跡もたくさん残されております。
 湯船のひとつ石風呂の「新湯」は、400年の歴史を誇る石組のままで、30人
の人夫が2年がかりで造ったと言われております。

どちらの湯船も現役で、しかも源泉かけ流しの湯、写真の通りカランもシャワー
もありませんが、歴代のお殿様気分が味わえますよ。

2012/09/21

今日の野鳥「オシドリの成長記録」



6/2、「女は弱し!、されど母は強し!」でスタートした、広瀬川のおチビの
成長記録も、今年は今回で最後にしたいと思います。

ほんとうに、鳥さんたちの成長は早いもので、あれから僅か4ヶ月弱ですが、
♂♀もハッキリ分かるようになり、女の子は色目まで使うようになりました。
 (写真はもちろん、レデェ~ファーストで、上が♀下が♂でっせ!!)
 今回は折角ですので、4ヶ月弱のおチビたちの成長記録を、小さかった頃
から順に並べてご覧頂きましょう!!

【「オシドリ(鴛鴦)のおチビの成長記録」】
◇6/ 2、「女は弱し!されど母は強し!」
http://blogs.yahoo.co.jp/hitounimegumare/29180993.html

◇6/28、「オシドリの子どもたち」
http://blogs.yahoo.co.jp/hitounimegumare/29416736.html

◇7/29、珈琲ブレイク「アヂィ~の~!」
http://blogs.yahoo.co.jp/hitounimegumare/29662029.html

2012/09/20

ふだん着の温泉「台ヶ森温泉“山野川旅館”」





最近は、やや温泉から足が遠のいており、昨日は曇りのち雨という天気予報でも
あったので、久しぶりに七ッ森の山里の温泉を目指しました。
 仙台市の北部、黒川郡大和町宮床は、仙台五代藩主吉村公生誕の地ですが、
その宮床には「滝ノ原温泉」、隣の吉田には「台ヶ森温泉」があります。
 どちらも好きなアルカリ性の湯ですが、今回は「台ヶ森温泉“山野川旅館”」で
のんびりさせてもらいました。

【湯船の蛇口とソーラーパネルについて】
この温泉の泉質は、硫黄・ナトリウム・カルシウム・塩化物泉ですが、源泉温度は
19℃、PH8.2の冷鉱泉です。
 手前のコップが乗っている蛇口がその源泉そのもので、熱すぎる時はこの源泉
で薄めます。 もちろん「飲泉可」でこれも好みの一つです。
 奥の蛇口が太陽光発電で温められた熱い湯ですが、この日は旅館の裏側から
建物の写真を撮ってみました。
 建物の右端が温泉棟になりますが、屋根にソーラーパネルがキレイに並べられ
ていますね。 中央の壁の部分は宿泊棟になります。

これだけ自然に優しい建物で、自然豊かな場所に建つ温泉ですが、この2年ほど、
7月に飛び交うホタルの数は激減したのだそうです。

2012/09/18

今日の野鳥「鳥と魚と水辺の風景」



最近の広瀬川は、いつも同じ鳥たちばかりで変化がありませんネ!!
今日は珈琲ブレイクで、ちょっと面白い風景を撮り出してみましょう。

【スナップ1】
   「ちっ、にがした!!」 「ほっ、あぶなかった!!」

【スナップ2】
   「あっ、あぶなっ!!」 「んっ、にがさんどっ!!」

今日は少し圧縮を緩めていますので、魚も見れますでしょうか (?)
<ちなみに、1はUターンした背中、2は水面に出た頭です!!>

2012/09/17

ビール祭り「仙台オクトーバーフェスト2012」





杜の都のビール祭り「仙台オクトーバーフェスト2012」が、9月14日(金)から
スタートし、9月23日(日)までの10日間の予定で開催中です。
 昨日は三連休の中日ということもあり、多くのビール好き、祭り好き、音楽好き
が集まり、大盛り上がりの錦町公園の会場でした。
 平日は16:00から、土日・祝日は11:00からですが、今年のメインテント席
には中央ステージも立派に作られ、のんびりと過ごしたい方々の為には、やや
小ぶりな「こかげテント席」まで設けられておりました。

【ステージとの一体感を楽しむならメインテント席】
昨日のステージは、14:30から東京の「正則学園高校ビックバンド部」でした
が、ゲストと言う名の5人の応援隊に支えられ、聴きごたえのあるジャズバンド
になっておりました。
 そのゲストの一人が紅一点のサックス奏者で、彼女は昨年秋のお祭りに来た、
帝京高校吹奏楽部のミニスカートの制服が似合うお嬢ちゃんでしたが、今年は
黒のスーツの似合うお姉さんに変身しておりました。
  http://blogs.yahoo.co.jp/hitounimegumare/26256028.html

16:30からの演奏は、ドイツから来た「バイエルンドライ楽団」、ヨーロッパ全域
で活躍するバイエルン州の民族音楽を演奏する楽団で、こちらは火曜日を除き、
開催期間中は毎日登場してくれます。 お近くの皆さんはぜひどうぞ!!

2012/09/16

中国故事物語「蟷螂(とうろう)の斧」



先日は、久しぶりに「泉ボタニカルガーデン」を覗いてみましたが、セミたちの声も
ほとんど聞こえなくなり、雑木林の樹液に集まる虫も姿を消しました。
 芝生の広場がある花壇には、お腹の大きなカマキリが一匹、私を威嚇するよう
に鎌を振り上げるので、「蟷螂(とうろう)の斧」なぞを思い出しました。

【中国故事物語「蟷螂(とうろう)の斧」】
蟷螂が獲物を狙うときに前の両足を頭上にかざす姿は、斧を振るうのに似ている。
 虫の世界ではその斧は大きな脅威ともなろうが、いくら蟷螂の向う気が強くとも、
これしきの斧をもってしては、小虫以外の、もっと大きな相手に対してはまったく
威力のあろうはずがない。
 即ち、「蟷螂の斧」とは、弱者が自分の分や力をわきまえないで、ただ気ばかり
壮にして大敵に当たったり、盲進したりするするのをいうのであるが、「文選」には
陳琳(孔璋、三国時代の人)が、≪曹操すでに徳を失い依るに足らず故、袁紹に
帰すべし≫という趣旨を劉備らに書き送った檄の中に、曹操軍の劣弱な様を諷し
て「蟷螂の斧を以て隆軍(大軍)の隧(轍)を禦がんと慾す。」といっている。

【「蟷螂(とうろう)のひとりごと」】
何か今日は真面目だな~!、爺も暴徒化した中国のデモに怒っているのかな!!

2012/09/14

花と蝶「キタテハとヒヨドリバナ」



昨日は、久しぶりに「泉ボタニカルガーデン」を覗いてみましたが、セミたちの声も
ほとんど聞こえなくなり、雑木林の樹液に集まる虫も姿を消しました。
 芝生の広場がある花壇には、クロアゲハやナミアゲハ、ツマグロヒョウモン等が
飛び交っていましたが、キタテハが刈り忘れた雑草のような花に、沢山群がって
おりました。

【キタテハ(黄立羽)の特徴】
成虫は早春から晩秋まで見られる中型のタテハチョウで、その間に2~5回ほど
発生するようです。
 翅の縁には大小のギザギザの突起があり、翅の表面は前後とも黄色で、褐色
の縁取り黒い斑点があり、後翅の表の黒斑の中に水色の小さな点があります。
 夏に発生する成虫(夏型)はくすんだ黄色で、縁取りや斑点が黒っぽいですが、
秋に発生する成虫(秋型)は黄色の部分が鮮やかな山吹色で、褐色の縁取りが
薄く、黒い斑点も小さいようです。

でも、ムニャムニャの花の名をご存じの方は、是非コメント欄でお知らせください。
と言うウォンテッド(指名手配)でしたが「ヒヨドリバナ」に決定いたしました。(感謝!)

2012/09/12

今日の野鳥「カワラヒワ(河原鶸)」



全国的に暑い日が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか!!
 今日はそんな暑気払のお手伝いに、「カワラヒワ(河原鶸)」のお姉ちゃん
が、チョットだけよ~ん!の入浴シーンのサービスです。

「えっ!、ちっとも涼しくならないって(?)」
「それは、もう!、ご本人が飛び込むしかありませんね!!」

2012/09/08

「2012、定禅寺ストリートジャズフェス」の案内





1991年、参加バンド25グループでスタートしたこのフェスティバルも、今年で22回目
を迎えましたが、ご覧の通り初日の今日は、ピカピカの好天に恵まれました。
 ケヤキ並木の定禅寺通りをはじめとして、街がこのフェスティバルのステージですが、
ビルの入り口、商店街、公園、広場などに48のステージが出来、出演バンドも2日間で
500を越えることになりました。

明日は早朝出勤なので本日2作目のアップですが、お近くの方はぜひお運びください。

【その1】 「THE DISPLAY」、このステージで2つ目のバンドでした。
      でも、後ろの風景の震災復興クレーンがネ~!!

【その2】 高校生チャレンジステージには女の子が中心のグループが!!
      aikoの「かぶとむし」、微妙にズレるところが可愛いネ~!!

【その3】 この二人はアイルランドの不思議な旋律を笛とギターで表現!!
      興味津々のお姉ちゃんと可愛い弟がかぶりつきの状態でした。

【その4】 やっとお年頃のお姉ちゃん、みっけ!!
      バンド名「国産プレミアム」は、日本各地から集まった3人組でした。

最後のグループには中央に陣取り、AKB「上から麻里子」ならぬ下から目線で、被写
体をしっかり捉える鳥撮り(?)、ストーカー(?)オヤジでした。

2012/09/08

花と蝶「ジャノメチョウとオトコエシ」



太白山の森の主役が交代し始めたことは、前回「カンタン」で紹介しましたが、
佐保山林道の道路脇には白い花にジャノメチョウが群れておりました。
 ジャノメチョウの種類は「ヒメウラナミジャノメ(姫裏波蛇目)」で、白い花は
「オトコエシ(男郎花)」ですが、どちらも曰く因縁のある面白い生きものです。

【「ヒメウラナミジャノメ(姫裏波蛇目)」の特徴】
金環の付いた、ひときわ目立つ蛇の目紋を乗せる、茶色の小さなチョウです。
 写真の通り、この蛇の目紋は後翅裏に5つありますが、まれに6つから8つ
ほど持つ個体もいて、そのためargusという学名がつけられました。
argusはギリシャ神話の神で、100の目を持つ巨人アルゴスに由来します。

【「オトコエシ(男郎花)」の特徴】
オミナエシ科の多年草で、葉は直立して、高さ0.6~1mほど、観察センター
を越えたところの雑草地に、白い花がたくさん飛び出しておりました。
 北海道から本州・四国・九州の、丘陵から山地の草原や道端に生える野草
ですが、黄色い「オミナエシ(女郎花)」の花に対し、全体の感じが強壮で男に
見立てたそうで、昔の人はいろいろと頭を捻るものですね。

2012/09/06

森の主役の交代「カンタン(邯鄲)」



今、太白山の森の虫たちは「主役の交代」が少しずつ進んでおり、樹液を求めに
やってきた蝶や甲虫たちは減って、虫たちの鳴き声も変わってきました。
 あの賑やかだったセミの鳴き声もトーンダウンして、夕時の「ヒグラシ」の声が
目立ち、草むらではコオロギたちの声が大きくなっております。
 今日はそんな主役の代表に1種類ずつ登場いただきましょう。
去るものの代表は「スミナガシ(墨流し)」、墨を流したような独特な翅の模様で
すが、翅はボロボロで“もう、さようなら!”と挨拶に来たようでした。
 そして、迎えるものの代表は「カンタン(邯鄲)」のペア、コオロギの一種ですが、
観察センター入口のクズの葉に仲良くご登場でした。

【「カンタン(邯鄲)」の特徴】
淡い黄緑色ないし黄褐色を帯びた平たい中型のコオロギで、姿も声もはかなげ
な印象の秋の虫です。
 鳴き方は単調ですが、あのやや甲高いルルルルル…という連続音は、何とも
言えない趣があり、この虫が好きと言う人も多いようです。
 珍重されるわりにはよくいる虫ですが、街中では騒音にかき消され、この美声
も気づきにくくなりましたね。
秋の夜、クズやヨモギなどの葉に止まり、透明な翅をたてて健気に鳴きますよ。