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2012/04/30

「拗ねるカルガモ」と「怒るハクセキレイ」





「ねえねえ、皆んな聞いてくれる!!」
「このオヤジが、温泉から帰ってきて写真の整理がつかんから、お前出とけって!!」
「レディーに向かって、そんな言い草はないよネ~!!」
「あたいだって女!、しかも撮ってからもう2週間なんよ!!」
「ちょいと、酷すぎると思わん(?)」

「そんなもんさ!、あのまだらボケのオヤジは!!」
「オイラだって、あんたと同じ日に撮られてるやん!!」
「しかも、堤防の上でポーズまでとってるんやで~!!」
「それが、ノビタキだ、ホオアカだと、目新しい子だけ出してるやん!!」
「なあ、皆んな、もうオヤジの相手するの止めようぜ!」

「ちょっと、そこまで言われると、ビビるよな~!!」
「これじゃ、鳥さんのネゴシエーター(交渉人)やん!!」         (おしまい!!)

2012/04/28

秋保「天守閣自然公園と市太郎の湯」





実は、温泉の投稿記事からしばし遠ざかっていることは意識していたのですが、
この時期はついつい春を求めて飛び回ってしまいます。
 もちろん、温泉バカの場合は入浴セットの行動も多く、今日はそんな温泉地の
春の風景をご覧いただきましょう。

【秋保「天守閣自然公園と市太郎の湯」】  (写真の掲載順)
1、我が愛車と樹齢200年の“えどひがんざくら”
2、天守閣自然公園内の春の風景
3、大好きな第二露天から第一露天側を撮る
4、第二露天から見上げる芽吹きのお山

秋保の風景では、友だちに「鉄ちゃん」ブロガーも多いので、明日は昔懐かしい
仙台の市電を登場させてみましょう。 (「鉄ちゃん」、乞う!、ご期待!)

2012/04/27

今日の良い子「太白山のヒメギフチョウ」



昨日は初夏の陽気の仙台、NHKの朝ドラは省略して太白山に向かいますが、
里山は一気に春本番を迎えておりました。
 野山の野鳥たちは、ウグイスに加えキビタキとオオルリ、そして未確認飛行
生命体のヒタキの仲間(?)も頑張っておりました。
 佐保山林道に戻って少し歩き、笊川沿いでは昨日の「コマドリ」君に出会い、
気を良くして「オオルリ」を追いかけました。
 クワガタの森からセンターに戻る階段状の観察路は、カタクリの花が終わり
かけていましたが、「ヒメギフチョウ」が一頭ユラユラと飛んでいました。

【今日の良い子(2)「ヒメギフチョウ」】
4年前に定年退職で仙台に戻り、あちらこちらをさまよっておりますが、ここ
太白山自然観察の森には多くの出会いがありました。
 ただし、今まで「ヒメギフチョウ」だけは出会うことがなく、最近では加茂の
“長命館公園”が、この子たちとの出会いの場所でした。
 ここでもこれから会えるかと思うと嬉しくなりますが、観察センターの職員S
さんと話をしてみると、どうも裏がありそうな出現かもしれません。
でもでも、カタクリの群生地に似合う生きものは、このチョウなんですよネ!!

2012/04/26

今日の良い子「コマドリ(駒鳥)」



昨日は初夏の陽気の仙台、NHKの朝ドラは省略して太白山に向かいますが、
里山は一気に春本番を迎えておりました。
 野山の野鳥たちは、ウグイスに加えキビタキとオオルリ、そして未確認飛行
生命体のヒタキの仲間(?)も頑張っておりました。
 野鳥の声に誘われてしばし森に入り、その後佐保山林道に戻って少し歩き
ますが、川を渡って太白山に向かうルートの、笊川をやや覗きこんだところで、
杉の倒木に止まっていた“今日の良い子”は、「コマドリ(駒鳥)」ちゃんでした。

【今日の良い子(1)「コマドリ(駒鳥)」】
全長約14㎝のツグミの仲間で、張りのある鳴き声が「ヒン、カラカラカラ!」と、
馬の嘶きを連想させることから「駒鳥」となりました。
 声の良さから江戸時代にはウグイス、オオルリと共に飼い鳥の三名鳥として
愛玩されていたようです。
 亜高山帯針葉樹林や針広混交林などにすみ、崖の窪みや岩の下に皿形の
巣を作り繁殖しますので、蔵王山麓ではこれから賑やかになります。

「アッ!」と思ってシャッターを押し僅か8コマ、こちらも驚きましたが、この子も
さぞ驚いたことでしょうネ!!
証拠写真のレベルですが、トリミングなしなので、けっこう近かったんですよ!!

2012/04/25

「赤いほっぺと“かくれんぼ”」



今日ご紹介するのは「ホオアカ(頬赤)」、ホオジロの頬を赤くした子です。
 九州以北に留鳥として分布し、本州中部以南では高原、北日本では平地
の草原を好んで暮らします。
 広瀬川河畔では「ノビタキ」の群れが姿を消してしまいましたが、昨日は
代わりに、この子が“かくれんぼ”で遊んでくれました。
 さて、“かくれんぼ”と言えば、童謡でも、ポケモンでも、初音ミクでもなく、
オヤジの年代では、石川さゆりちゃんのデビュー曲でした。
 今は演歌の大御所も、山口百恵・桜田淳子・森昌子の中三トリオの時代、
アイドル歌手としてデビューしたんです。

【石川さゆり“かくれんぼ”歌詞】
想い出します かくれんぼ
日暮れ近づく 露地の路
好きなあなたが鬼のとき
早く見つけてほしくって
生垣のそば顔のぞかせて
私は待っていた 待っていた   (この頃は赤いベレー帽が可愛かったな!)

今日は圧縮をやや緩めておりますので、虫眼鏡で特徴をご覧ください!!

2012/04/23

今日の野鳥「公園のお花見鳥」



今日の仙台は朝から雨ですが、昨日は何とか天候がもってくれ、あちこちの
公園は、“お花見”で賑わっておりました。
 例年、市街地より一週間程度遅れる、ここ天守閣自然公園の桜も、早咲き
の「カンヒザクラ」には、メジロのペアがお花見に来ておりました。

2012/04/22

十万劫山の「ヒオドシチョウ(緋縅蝶)」



先に、太白山の山麓の蝶たちを4種類紹介しておりますが、その際の子の翅は
ボロボロだったので、汚名挽回のため再登場となります。
 この子は、「花見山縦走」の折、十万劫山の山頂で昼食休憩時に、ヒラヒラと
舞い降りてきた良い子です。

【「ヒオドシチョウ(緋縅蝶)」の特徴】
チョウ目タテハチョウ科に属するチョウのひとつで、翅表はくすんだオレンジ色。
 和名「ヒオドシチョウ」の名の通り、戦国時代の鎧の「緋縅」から名付けられて
おります。
 2枚目のように、翅の裏側はルリタテハやキベリタテハ同様にかなり地味で、
雑木林や落ち葉の山で翅を閉じるとまったく目立たなくなります。

【「ヒオドシチョウ(緋縅蝶)」の生活】
日本では主にエノキを食樹としており、年に1度、初夏に新世代が発生します。
 タテハチョウ科の他の種と同様、この子も成虫として過ごす期間が長く、初夏
に発生した個体が同年の冬を越して次の春まで生き延び、その個体が産卵した
卵から孵化した幼虫が成長して次世代の成虫が初夏に発生するというサイクル
になっております。

2012/04/21

今日の野鳥「アオジ(青鵐)」



一年中日本で暮らす鳥で、体長15~6㎝程のホオジロの仲間です。
 ホオジロ類は奈良時代から「シトド」と呼ばれ、黄緑色のシトド、
「アオシトド」が略されたのが、その名の由来と考えられています。
 仙台では山里や河畔でごく普通に見られ、冬場の地鳴きの「チャッ
チャッ」から、若葉の季節には「チッツー、チッチョーチチ」と、ゆっくり
したテンポで鈴を振るような美しい声を聞かせてくれます。

2012/04/20

今季の夏鳥「ノビタキ(野鶲)」♀



先日、顔の真っ黒い♂をご紹介しましたが、本日登場させるのは♀です。
 夏鳥として、平地から山地の草原、牧草地、農耕地、川原などで暮らし、
ご覧のように草の穂先や灌木などに止まっては移動し、昆虫やクモなど
を採食しております。
 今日ご覧いただいているのは♀で、♂とはだいぶ雰囲気が違いますが、
お腹の橙色が濃いので若鳥かもしれません。

【「ノビタキ(野鶲)」娘のつぶやき】
「昨日な!、オシドリおっちゃんに、明日はお前だといわれたんよ!!」
「ちょっと、急なんでビビるわな~!!」
「しかも、初登場なんやで!!」
「だからおっちゃん!、AKBじゃなかった乃木坂48にデビューさせた、
 オシドリ娘みたいに、優しく紹介してや!!」
「あたいだって、今の広瀬村では人気度ベスト3に入るんよ!!」
「今日は、ちょっとお天気が悪いだけやん!!」
「陽が射してくれれば、あたいだってセンターとれるんやで~!!」    (はいはい)

2012/04/19

今日の野鳥「広瀬川の主からのご忠告」



昨日は、福島から帰ったばかりで色々忙しいのに、「オシドリ(鴛鴦)」に呼び出され、
少しビビっていたんだけどね…!!

【「広瀬川の主からのご忠告」】
「あんな~!、こんなこと言いたくないんやけど!!」
「ほかの鳥さんたちが、お前が代表して言え、ゆうんよ!!」
「あのストーカー親爺、最近は花だ蝶だって、森進一じゃなかろうがって!!」
「今までストーカー行為を見逃しとんのも、自然保護とか言うてるからや!!」
「それが突然、花と蝶ばっかりやんか!!」
「しかも、あの親爺は、根っからの女好き!!」
「花だ、蝶だに、性別が分かるか!、言いよるんよ!!」
「な~!、だから鳥さんの世界に戻ってこ~!!」
「みんな、少しだけ遊んでやるって、言うとっとよ!!」
「いいな、忠告だけはしたったで~!!」
「あとで、泣き入れても知らんからな!、だば、さいなら!!」
                                 (ご忠告、痛み入ります!!)

2012/04/18

福島の花の山里「ようこそ花見山へ」





昨日は、アミューズトラベルが企画する“春のサンキュープラン「花見山縦走」”に参加
し久々の山歩き、仙台駅発7時のバスに乗り込みました。
 今年の花見山公園は、花樹の養生のために急遽入山禁止となり、花見山を見下ろし
ながら、十万劫山に至る7キロほどのコースに変更となりました。
 心配していた雨も下山時にパラパラ程度で、会の最後には花見山周辺の里山散策と
いうサプライズが付き、これで旅行代金3,900円は破格です。
では、解説はこれ位で、Myブログで里山のお花見を楽しんでいただきましょうか。

【福島の花の山里「ようこそ花見山へ」】  NPO花見山を守る会の案内板より
この花見山は、昭和10年頃から花木農家が地域の皆様と力をあわせ、山の開墾から
花の苗植え、生産を献身的に行ってきました。
花見山公園として昭和34年4月から皆さまに愛され続けております。
春、花々が咲き競う景色はまるで桃源郷のようです。
花木農家が作る心温まる花の山里を、心ゆくまで堪能して頂ければ幸いです。
                                              (以下省略)

<昨日咲いていた花々>
東海桜、おかめ桜、カンヒザクラ、ソメイヨシノ、ハクモクレン、ボケ、レンギョウ、梅など
(独り言 : 「どうも、今週末が今季一番の見頃となりそうですね。」)

2012/04/16

北国の春「カタクリとヒメギフチョウ」



今日は「太白山自然観察の森」冬眠から覚めた蝶たちの続編となります。
 実は今朝、前作の投稿記事をアップしながら、その途中で気になった
事があります。
それは、去年の震災で見逃してしまった早春の蝶たちとの出会いでした。

今日は曇天、植物学の先生に言わせれば、太陽がなければ花々は蜜を
出して蝶を呼ばないという、自然の摂理とのハンディーでした。
 でも、昔々仙台時代に暮らしていた団地のお隣りに、カタクリの群生地
「長命館公園」があり、ダメ元で覗いてみることにしました。

残念ながら午前の段階では、多くのカタクリが下を向き、ヒメギフチョウが
飛び交うその姿も見ることはできません。
 仕方がない!、Myブログのお友だち「yoshipさん」が先日投稿していた、
泉ヶ岳山麓の水芭蕉を撮りに行きますが、お昼が近づいてくると、次第に
薄日も射して暖かくなってきます。

急いで公園に戻つたのが12時半、人の姿が消えた「カタクリの丘」では、
春の妖精たちのコラボが始まっておりました。 
今日は改めて「yoshipさん」に感謝する日となりました。 (深謝!深謝!)

圧縮を少しだけ緩めていますので、右下の「虫メガネ」もご利用ください。
 

2012/04/16

太白山自然観察の森「冬眠から覚めた蝶たち」





ストーカー親爺のMyフィールドの一つ、ここ太白山自然観察の森にも、
遅れていた春がやっと訪れました。
 昨年暮れの冬鳥の到来から、ちょっと寂しい思いをしておりましたが、
鳥たちの渡り世界とは別で、野の花や蝶たちの世界は、しっかりと時を
刻んでおり、先週末から一気に春らしくなってきました。

【太白山自然観察の森「冬眠から覚めた蝶たち」】
平地の雑木林の周辺に生息する蝶たちは、晩秋まで活動してそのまま
成虫越冬し、冬眠から覚めた春先に再び活動しますが、自然の法則と
はいえ大変なことですよネ~!!
 この日出会った4種類の蝶を上から並べてご紹介します。
◇ ルリタテハ
◇ シータテハ (この子は越冬したかどうかは分かりません)
◇ テングチョウ
◇ ヒオドシチョウ                (元気で頑張りいや~!!)