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2011/11/30

今季の冬鳥⑨「コハクチョウ」



一昨日の「親子ではありません!」では、大津波が及ぼした渡り鳥たちへの
湿っぽい話になりましたが、今日は元気な姿をご覧いただきましょう。
 この写真に、細かい説明は不要ですネ!!
頑張ろう!「コハクチョウ」!!、頑張ろう!「オオハクチョウ」!!です。

【大小ハクチョウの見分け方】
大が全長140㎝、小が全長120㎝ということですが、姿かたちは似ており、
ちょっと見分けが付き難いです。 まして飛んでいる状態では尚更ですね。
唯一チェック出来るのが、くちばし基部の黄色部でしょう。
  ◇ オオハクチョウ … くちばしの半分より長く、先がとがっている
  ◇ コハクチョウ  … くちばしの半分より短く、先が丸まっている

なお、稀な冬鳥として少数が飛来する「アメリカコハクチョウ」は、くちばしの
全体が真っ黒です。 今年は、残念ながらまだ見つけていません。

2011/11/28

今季の冬鳥「親子ではありません!」



ご覧いただいているのは、今、ここ大沼で見られる風景ですが、昨年に比べますと
「ハクチョウ」の数は激減しております。
 実は、この大沼周辺も大津波の影響で、私がカメラを構えている道路では一時
40~50㎝、ちょうど膝下ぐらいまで水びたしになっています。
 つまり、海水に浸ってしまいましたので、隣の農業試験場の生け垣は、その位置
まで稲藁がからみついており、周辺の田畑では除塩の作業が行われています。

さて、画面の中ほどにいる白い子は、左側の子は「コハクチョウ」、右側にいる子は
「カンムリカイツブリ」で、決して親子ではありません。
 右のおチビ「カンムリカイツブリ」も、昨年に比べれば半分以下ですが、3~4羽
は観察することが出来ます。
 相変わらず警戒心の強い鳥で、岸から50m程度の沼の中央部にしかおらず、岸
に近づいても人が近寄るとさりげなく間合いをとります。

さてさて話の続きですが、去年の今頃ここにいた「ハクチョウ」は、大小合わせて
400~500羽、今年は40羽という悲しい現実があります。
 沿岸部の田んぼは海水に浸ってしまい、今期の耕作が出来なかったのでは、
餌になる落ち穂も近場にはありません。
 すぐ先にある荒浜の漁港周辺は、相変わらず一般車両の通行が制限されており、
すべては少しづつ!、少しづつ解決して行くしかありません。

2011/11/26

今日の野鳥「アカハラ(赤腹)」



この「アカハラ(赤腹)」も、一昨日の「オオバン」同様に、何とも難しい鳥です。
 一般的な図鑑によると、全長約23㎝のツグミの仲間、ここまでは良いのですが、
夏鳥と記載されています。
 胸と脇腹が橙赤色なのでこの名がついておりますが、ここ仙台でも以前の東京
でも、いつも姿を見るようになるのは冬場なんですよね。
 明るい林に生息し、北海道では平地で暮らすようですが、本州では低山から亜
高山帯で繁殖すると言いますので、冬場は平地や暖地に移動して、ここ広瀬川や
市街地の公園などにも現れるようです。
昨日は少しだけですが、木流し堀の寄州の中から堤防に飛び出してくれました。

【鳥さんの一口講座:「アカハラ」ってなあに!】
セクハラやパワハラは、良い子の皆さんはよくご存知ですよね。 実は性的関係
や職場の上下関係以外にも、ハラスメントの問題は存在するようです。
 「アカデミックハラスメント」(以下、アカハラ)は、大学及び研究機関において、
優越した地位にあるものが、その権力を利用した暴力的発言や行為等の嫌がらせ
により、相手に精神的・肉体的障害を及ぼし、個人の正当な権利である研究、及び
就学の機会を奪うことを指します。 …  (以下省略)

確かにネ~!!、閉鎖的な世界では、隠蔽も矮小化も日常茶飯事でしょうからね。

2011/11/25

今季の冬鳥「マテマテマテ~!!」





これは、5日前に登場させた「カワアイサ(河秋沙)」の続編になりますが、その際
登場させたのはオス、今回ご登場のおてんばさんはお孃です。
 でも、なでしこジャパンもそうですが、野鳥の世界も人間の世界同様に、日本の
お孃は強くなったものですね。

【水辺のシーン、4コマ漫画風】
  シーン1、「ムッ!、ムムッ!!」
  シーン2、「マテマテマテ~!!」
  シーン3、「ハイ、ブレーキ!!」
  シーン4、「クゥ~ッ!、逃ガシテシモウタ!!」

「ところでお孃は、何やっとったん(?)」
「分からんか!、魚や、魚!!、飯やんけ!!」
「分かるけど、なんで潜らへんの(?)」
「分からん、爺ちゃんやな~!!」
「こんなに浅かったら、潜れへんやろ!!」
「ふ~ん、なるほどね~!!」
「でも、爺ちゃんはないよな~!!」 (ブツブツ)
「んっ(?)、何か言ったん(?)」                       (おしまい)

2011/11/24

今日の野鳥「OH!バンデス!」



仙台の民放「ミヤギテレビ」には、毎日午後4時少し前から、地元の話題を織り交ぜた
3時間番組「OH!バンデス!」がありますが、今日の野鳥は「オオバン」です。
 昨日から彼に猛烈な抗議を受けておりますが、朝のすがすがしいひと時、冷静に
なって彼の言い分などを聞いてみましょうか。

【オオバン(大鷭)からのお叱り】
「なあ、おっちゃん!!」
「ほかの冬鳥は№を付けて紹介してんのに、なんでわいを出さへんのや(?)」
「わざと、忘れたふりしてんのとちゃうか(?)」
「わいの体、紋々も入っとらんし、綺麗な体やで~!!」
「ビロードのような黒、鼻筋に通った白、目の色のルビー、どこに文句があんのや!!」
「なに~!!、いつも下ばかり向いてて、面白くないやて~!!」
「なら、胸を張って、これでどや!!」
「これで、出さへんかったら、しばいたるで~!!」

本当のところは、この子たちは夏でも場所によって見かけますので、冬鳥の範疇には
入らないと理解していました。
 でも、日本全体としてはクチバシの赤い「バン(鷭)」は夏鳥、白い「オオバン(大鷭)」
は冬鳥と思っている地域は多いでしょうネ!
良い子の国語辞典:「紋々」とは「倶梨伽羅紋々」、体に刺す「刺青」の事でんねん!!

2011/11/23

今日の名湯「秋保温泉“緑水亭”」





昨日は昔の勤め先のOB会、その新年会の打合せの為、ここ秋保温泉“緑水亭”を
訪れましたが、実は少し早めにスタートして、途中にある「サイカチ沼」の鳥見を
組み込んでおりました。
 しかし、昨日は今季一番の冷え込み!、湖沼には水鳥の姿もなし!、道路は途中
通行止め!と三拍子揃ってしまい、時間つぶしにこんな風景を撮ってみました。

【旅館の広大な敷地とは!!】
仙台の奥座敷、秋保温泉街を眼下に見る、小高い山のすべてが敷地と言う“緑水亭”
ですが、敷地内の散策を楽しみながら、芝生側から撮ったのが最初の一枚です。
 右奥に微かに見える三角屋根が「正面玄関」で、左側に大きく屋根だけ見えるのが
「浴室棟」、そして山茶花の生け垣の中が「露天風呂」になります。
 これでも敷地のほんの一部の頂上部分で、旅館の周囲はぐるりと雑木林に囲まれ
ており、広さの程がお分かり頂けるかと思います。

【旅館の贅沢な石造りとは!!】
浴室に入りますと、ご覧の二つの浴槽があり、お湯がジャブジャブと掛け流されて
いて、一番奥に「非常口」の表示のある場所が露天風呂の出入り口です。
 次は、階段を半分下りたところから撮った一枚ですが、紅葉は既に終わっており、
この時期は落ち葉さんと一緒に楽しんでください!の看板がありました。
 そして、女性用露天との境の壁は、柱状節理を思わせる柱のような石組み、
階段から床全面が贅沢な石造りで、これほどの石を使った旅館は見ておりません。

2011/11/22

今日の野鳥「11/22、いい夫婦の日」



今日11月22日は「いい夫婦の日」ですが、昨年は広瀬川の「マガモ夫婦の美談」を
ご紹介いたしました。
 今回は広瀬川河畔で見られる、「いい夫婦の風景」をご紹介しますが、どうも一組は
「どうでも、いい夫婦(?)」、かも知れませんよ。

【いい夫婦の風景、シーン1】
「私って、こんなにほら、飛び上がるほど幸せ~!!」
「うっ!、可愛い奴め!!」
「飛びついて、はがいじめにしてやる~!!」
「キャ~!、嬉しい~!!」
「あ~あ!、見てらんないネ~!!」

【いい夫婦の風景、シーン2】
「あのおやじ、おれたちのことを良い夫婦だって!!」
「ふん!、おやじの目、節穴じゃない!!」
「今朝だって、国分町から朝帰りだったくせに!!」
「私たち、もう壊れかけのラヂオ!、じゃない、夫婦なのよ!!」
「ギョッ!!」 (鳥肌が立っちゃった!)

こちらが、去年の「いい夫婦の日」で表彰された、マガモのご主人でした。
http://blogs.yahoo.co.jp/hitounimegumare/20444158.html

2011/11/21

奥武士日誌「おとなの火遊び」



週末の土曜日は「奥武士暮らし」ですが、この日の天気予報は雨のため一日伸ばし、
昨日の日曜日に訪れてみました。
 午前中の天気予報は晴れで、裏山のキノコ畑を覗いてみたり、落ち葉を踏みしめて
冬を感じてみたり、小屋の掃除をしながら「おとなの火遊び」という半日でした。

【山学校「奥武士のキノコ畑」】
二週間前豊作だった「ナメコ畑」ではなく、写真は「シイタケ畑」の方ですが、薄曇りの
中で時々木漏れ日が射しこみ、こんな穏やかな景色を見せてくれます。
 この日は日曜日なのでお仲間は無く、少し森の中を歩いてみましたが、生き物たち
の呼吸を感じることもなく、カサカサと枯れ葉の音だけの森でした。

【火遊び「石焼きイモ製造機」】
昨日は、自宅の傍のスーパーで、さつまいも2本298円也を買い求め、「石焼きイモ」
を作るのが目的でしたが、このおせんべいの缶が優れ物なんですよね。
 この季節の一番の楽しみは、「奥武士鍋」と「石焼きイモ」なのですが、出来具合を
時々チェックしながら、火を眺めて過ごすひと時が大好きです。

更に、説明を付け加えますと、奥にあるブルーシートはこの小屋の窓のカーテンで、
その右の透明のゴミ袋の中にあるのが、Shiさんが渋抜き中の庭の柿です。

2011/11/20

今季の冬鳥⑧「カワアイサ(河秋沙)」



昨日の「オオハクチョウ」の続きになりますが、郡山堰を越えて広瀬橋に近づくと、
これまた久しぶりの「カワアイサ(河秋沙)」が10羽ほど川面に見えます。
 この子たちも、冬鳥として全国に飛来する水鳥ですが、オスの全長は約70㎝で、
頭と首は黒く、緑色の光沢があります。
 又、この特徴はオス・メス共通ですが、くちばしの先が鉤状に曲がり、潜水して
捕らえた魚を放さないように、縁にはギザギザまでがついています。

木流堀の界隈にはオス・メス半々にいるのですが、この子よりもだいぶ遠かったり、
逆にこの子よりも近い堀の流入口にいて、水面が泡だらけでご披露できません。
 メスも顔立ちと姿かたちは良く似ていますが、愛らしいボサボサ頭の冠羽があり、
頭と首は赤茶色で、背中は黒い部分が無く薄い灰色一色と色合いが違います。
更に面白いのは、この色合いに合わせるかのように目が黒ではなくルビー色です。
こちらは時期をみて、「ウソップ物語」として登場させましょうかね。

温泉バカのAKBおやじは、昨晩はNHK-BSプレミアムのAKB48最大規模!!、
西武ドームライブ密着3時間半に釘付けで、投稿記事がひねり出せませんでした。

2011/11/19

今日の野鳥「広瀬川河畔の冬景色」



最近の寒波は相変わらずですが、昨日は一日中風が止み、久しぶりの青空でした。
 愛宕橋を通過し宮沢橋の間では、「カワセミ」と「ジョウビタキ」が相手をしてくれ
ましたが、お散歩グループの常連さんの話では、宮沢橋界隈に「オオハクチョウ」が
飛来しているようで、やはり足早になってゆきます。
 もし事実だとすれば、この方々は朝の散歩が日課なので、昨日が今季の初飛来
となりますが、いました!、いました!、1ペアだけですが嬉しいですね。

これに、冬鳥では以前紹介している「コガモ」と「ユリカモメ」が既に常駐していますが、
昨日は下の写真「オナガガモ」が12~3羽、明日登場させます「カワアイサ」が10羽
と、空気は冷たいものの、心が温まる鳥見となりました。
                                     (めでたし!めでたし!)

2011/11/18

今日の野鳥「小さな猛禽類」



昨日の「オオハクチョウ」の続編になりますが、大沼の周辺を散策後、肌寒くなって
きたので駐車場に戻りますが、頭上には「トビ」を追い回す小さな鳥がいました。
 農業試験場の真向かいにある農地では、ブルトーザーによる大規模な天地返し
が行われておりますが、「トビ」5羽と「カラス」2羽がうろうろしており、1羽の尻尾の
長い鳥が「トビ」を追いかけております。
 久々の小さな猛禽類「チョウゲンボウ(長元坊)」の出現に、凄い!、そして嬉しい!、
ハイスピードの飛翔シーンに興奮するひと時でした。

【「チョウゲンボウ(長元坊)」の冬の行動】
この子たちは、冬場は農耕地や草原、河原などにいて、ホバリング飛行でネズミを
探して捕らえるようですが、この日は他人の獲物を狙っておりました。
 つまり、ブルトーザーが掘り起こした土から出てくる「ミミズ」を狙って、「トビ」と
「カラス」が待ち構えていますが、それを横取りするために「トビ」を追いかけている
ようでした。
自分の体の倍以上はある「トビ」に襲いかかるとは、チビでも猛禽類なんですよね!!

2011/11/17

今季の冬鳥⑦「オオハクチョウ」



一昨日、石巻から三陸自動車道を通って仙台に戻る際、利府ジャンクションの上空で、
今季初の「ハクチョウ」6羽が飛ぶ姿を見ました。
 そんなことで、昨日は利府の加瀬沼を訪れてみましたが、カモ類とオオバンばかりが
目立ち一週間前と変化がありません。
 そこで、農業試験場脇の大沼に立ち寄りますが、ここは大津波で水没した地域です。
周囲は農地改良の為のブルトーザーの音があちこちで響き、今まさに復興途上という
風景がありました。
 でも、沼の周囲には水草が生えており、湖面には大・小のハクチョウが約40羽を
始め、カモ類・オオバン・カワウ・カンムリカイツブリなどが到着しており、何とも嬉しい
光景を眺めましたが、空は曇りで風が強く早々に切り上げました。

【「オオハクチョウ」の内緒話】
「ねえ、わたしたちって、どのくらい経ったっけ!!」
「去年、ここで出会ってからだから一年くらいだね!」
「ねっ!、そうでしょう!」 「わたし、そろそろ、ほしいの~~!!」
「ん(?)」
「だから、ほしのあき!、なの~~!!」
「ジョッキーの三浦皇成とできちゃった婚のおっぱいちゃん!、分かんない(?)」
「あっ、ああ!!」
「ふん、しらばっくれて!、グラビア見てるの知ってるんだから!!」
「もう、あの子のお腹には、お子ちゃまがいるのよ~~!!」
「わたしだって、私たちの子がほしいの~~!!」
「う、うん、ぼくだって!!」
「だったら、もっとせまってきて~!!、わたしを燃えさせて~!!」
「どうも、わたし不妊症になったみたい!!」
「そっ、そんな、悲しいことを!!」
「だったら、お願い、ど~んときて!!」
「う、うん、わかった!!」          (と言いながらうなだれる夫でしたとさ!!)

【ご参考】 ほしのあき(三浦亜希、旧姓:星野)、日本最年長34歳のグラビアアイドル
東京都出身、O型、スリ―サイズ:88.55.86
13歳年下のJRA騎手、三浦皇成(21歳)と今年9月25日電撃入籍、一時ブログ炎上

2011/11/16

道の駅の立ち寄り湯「石巻市“ふたごの湯”」




昨日は石巻市のお客様の所へ年末の挨拶回りでしたが、やはり外周りにはタオル
とカメラはつきものです。
 (ただし、現役バリバリの良い子の皆さんは真似をしてはダメですよ~!!)
 ここは、石巻市二子の道の駅「上品の郷(じょうぼんのさと)」に付随する、温泉
保養施設の「ふたごの湯」で、震災後には初めて訪れましたが、平日とはいえ多く
の入浴客で賑わっており、以前の活気が少し戻ったように感じました。

【われらが町の自慢の湯!!】
ここは、新・旧北上市に挟まれた国道45号沿いの道の駅にありますが、海岸から
だいぶ離れていたので、今回の大地震からは被災を免れた施設です。
 県内唯一の「含鉄Ⅱ-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉」とかで、慢性皮膚病、
慢性婦人病に効果があると言われる、高濃度のしょっぱい冷鉱泉です。
 この界隈では珍しい、農産物等直売所やコンビニとセットになった大型の施設で、
温泉の少ない沿岸部では「われらが町の自慢の湯」です。
 浴室には男女それぞれ2つの浴槽があり、朝の9時から夜の9時までノンビリと
過ごす事が出来て、それで500円なら人が集まりますよね。

【行くぞ、出歯亀決死隊!!】
この日も、お昼休みの時間ですが男性浴室にはお客さんが1ダース程でしょうか。
 まあ、浴室内の撮影は諦めていましたが、私がまどろんでいた大きな浴槽から、
ほんの一瞬お客がいなくなりました。
 あわててロッカーからカメラを取り出し、強行撮影した一枚ですが、自分で考え
ても変な人間ですよね。 浴室内はやや暗めの照明で、落ち着いた雰囲気を醸し
出しており、ついつい長湯をしてしまいそうなお風呂です。
 最後の写真は、食堂で550円のラーメンを注文し、温泉の受付側を撮ったもの
ですが、左右の大・中休憩室には計20名程のお客さんがゴロゴロしていました。

2011/11/15

今日の野鳥「ジョビ男くんの嘆き」



先月下旬には、あれだけ警戒心の強かった冬鳥「じょうびたき(尉鶲)」も、最近は
だいぶ人慣れしてきて、見晴らしの良い場所に止まってみたり、こんな風に愚痴も
こぼすようにもなりました。
 でも、やっと仙台に戻ってきた可愛い子たちの言い分も、皆さんたまには聞いて
あげましょうかね。

【銀髪の紳士「ジョビ男くんの嘆き」】
「なあ、おっちゃん!」 「広瀬川も変わってしもうたよな~!!」
「まず、食いもんがのうなったし、めちゃくちゃやな~!!」
「あんたら、そう感じへんか~!!」
「一年ぶりに仙台に戻ってきたけど、これはないよな~!!」
「中州も寄州も、木々や草花の実もほとんどのうなってしもうたな~!!」
「人間は、どうしてこない!、無造作に自然を壊すんやろ!!」
「大地震、大津波言うてるけど、わいらにとっては人間そのものが、
 大地震やし、大津波やな~!!」
「おやじも、自然保護団体とやらにいるんやろ~!!」
「何か、できへんかったのか~!!」
「今時の人間には、信念いうもんがのうなったよな!!」
「もう一度、維新後や終戦後に戻らんといかんのやないんか!!」
「ほでないと、わいらの子らは、ここにはもうき~へんで~!!」

いやはや何とも、耳の痛い話で、野鳥の会に入っているのが恥ずかしくなりました。