みちのく仙台発!!、名湯秘湯、バードウォッチング、自然観察!!、備忘録
蔵王温泉の日帰り入浴施設も大分多くなりましたが、やはり一番人気は「大露天風呂」で、
200名収容と言われる男女専用各2槽の岩風呂は、沢山の人で賑わっておりました。
ただし、雰囲気が変わったのは男湯が覗ける正面口脇の橋には網が張られ、入口から
至るところに撮影禁止の紙が貼られております。
さすがの出歯亀オヤジも、ここまで張り紙が多いとカメラを取り出せず、ここの雰囲気は
は「蔵王温泉大露天風呂」で検索して、山形県観光協会のHPでご確認ください。
11月下旬から4月下旬まで、その年の降雪状態で冬季閉鎖となりますので、皆さん今年
最後の露天風呂を楽しんでいるかのようでした。
下の写真は同行の温泉仲間で、眺めているのが源泉の湧出口の一つ、右側のよしずの
中は男性用、奥の建物の上部が女性用露天風呂になります。
【蔵王温泉大露天風呂の解説】 (解説板を転載)
蔵王温泉街の東方に位置し、蔵王温泉に湧出する温泉郡の一つで、通称一度川源泉又
はシンドノサワ源泉と呼ばれ、きりきずやあせも等に特効のある湯花採取場として利用し
ていました。
蔵王の湯花は樽に入れ、山形のべにばなと共に京都大阪の薬種業と商いしていた江戸
時代の記録があります。 この露天風呂は五箇所の源泉より湧出する温泉を利用し、
量は毎分約820リットル、湧出温度は45度~54度で入浴には最適であり、自然の
景観を充分に活用し1987年に完成しました。
蔵王温泉は古くは高湯、最上高湯と呼ばれ、景行天皇の御代(西暦110年頃)、日本
武尊の臣吉備多賀由により発見されたと伝承され、三代実録(901年)には西暦837年
酢川温泉神社に従五位下を授けたと記録されており、県内はもとより日本でも有数の
長い歴史を持つ温泉場と言えます。
素晴らしい蔵王の四季の景観と共に心行くまで堪能してください。
ここは蔵王の北西、標高900mの高原に湧く温泉地で、かつては白布温泉、信夫温泉と共に
奥州三高湯に数えられ、蔵王高湯あるいは最上高湯と呼ばれておりました。
でも、現在では湯治場というよりも、スキーや観光の拠点として紹介される事も多く、酢川に
沿った温泉街は旅館やみやげ物屋が並び、温泉場独特の風情も残されております。
硫黄のにおいが鼻をつく蔵王温泉は酸性が強い事で知られ、皮膚病や創傷、婦人病、糖尿
病などに良く効くと言われ、虚弱体質の改善などにも利用されています。
旅の初日は、まず「蔵王温泉大露天風呂」が最初の湯ですが、先ずはすぐ手前にある予約の
ホテルに寄り、入浴料450円が300円になる券を購入してからそちらに向かいます。
【自家源泉掛け流しと、ペット同室の宿】
このホテルに最後に泊まってから10年以上になりますが、自家源泉掛け流しの露天風呂が
気にいって、今回も久しぶりに予約をしました。
でも、月日の経つのは早いもの、あっとビックリ!ペット同室の宿として生まれ変わっており、
「大露天風呂」から戻ってくると、受付には人間様4~5名の他に可愛いワンが2匹も到着で、
温泉旅館の生き残り戦略を考えさせられました。 (旅館のバスもワンワンバスですよ!)
源泉掛け流し露天風呂は、下の男湯、女湯、貸切風呂と三つあり、男女別浴室には天然水の
沸かし湯もありますので、きつい温泉が苦手な方は体を洗い流せます。
今年の紅葉狩りも終了となりますので、今回は晩秋の朝風呂風景を載せてみました。
仙台の秋の風物詩とと言えば、広瀬川や名取川の河川敷で行われる「芋煮会」で、
親睦を深める季節行事として、家族・友人・地域・職場等のグループで行われます。
まあ、芋煮会を開催する人々にとっては、野外の宴会の一つであり、「春の花見」
「秋の芋煮会」はその双璧といえます。
東北地方でのサトイモ栽培は、収穫時期が例年10月頃になるため、一般的な
芋煮会も大抵10月初旬から徐々に始まり、大体10月下旬から11月初旬にかけ
てがピーク期となり、紅葉シーズンの終了、または、初雪がふると共に終わります。
そんな「芋煮会」の会場を、ちょっと写真で紹介いたしましょう。
①②枚目が10/15撮影の、秋保温泉の奥にある羽山橋界隈の河川敷、そして
③④枚目が10/21、秋保大滝の更に奥、二口渓谷のキャンプ場傍の風景です。
今週末は2週間ぶりで河原に煙が上がり、さぞや多くの人で賑わうことでしょう。
【芋煮会シーズン中のスーパー・コンビニ】
宮城県や山形県では、秋になるとスーパーやコンビニの入口に、薪がうず高く積まれ、
店内では着火剤や炭も売られ始めます。
知らない人がこの光景を見たら、「冬に備えて暖房用に売られている」と誤解される
かも知れませんが、ご当地の人間にとってはごくごく当たり前の風景です。
私が暮らすマンションに近いスーパーでは、街中と言うこともあり、大きな貸出用の
「芋煮鍋」が無造作に3~4個、薪の上に乗っかっております。
昨日ご紹介したブナ林の観察会でも、20人用の「きのこ汁」を大鍋で作りましたが、
一般家庭にそんな大鍋は必要ありませんからね。
10月23日(日)は、標記タイトルの観察会でしたが、前日までの雨も止み、何とか開催
する事が出来ました。 曇天で紅葉も終わりかけでしたが雰囲気だけでもご覧ください。
【今回の観察コース】
国道48号山形県東根市関山から山間部へ → 黒伏スノーパークを経て →
最悪、雨降りの場合の昼食場所「柳沢小屋」①で食材を下ろし登山口へ →
しばらく歩くと「最上カゴ」②が正面に → 更に「ブナの純生林」③もキレイ →
「最上カゴ」④を真近かで見るようになると間もなく「粟畑」です(約1時間) →
そこから20分で「仙台カゴ」展望地へ → 一旦、粟畑に戻り →
大倉川集水域の展望地へ(約15分白髪山方面へ) → 往路を下山「柳沢小屋」へ
【仙台カゴ、最上カゴ、山名の由来について】 (今回の観察会の説明チラシを転記)
船形山系が古く修験道の対象とされていたことから「カゴ」に「加護」という漢字を当てた
解釈があります。 仙台加護(カゴ)および最上加護(カゴ)は、仙台領もしくは最上領の
守護神が宿る山として考えられたという説明です。
ここには「なぜ地形図に加護という漢字が残らず、仮名でカゴと表記されているのか」
という疑問が残ります。 大崎地方に「加護坊山」という名前が現存します。
もし、「仙台加護」「最上加護」が修験道の対象として名付けられたとしたら、漢字表記で
残されていても不思議ではない筈です。
古語では「崖」を「かご」と言うそうです。 正確には単なる「崖」ではなく、「四方が崖に
なっている地形」を指すそうです。 鹿児島の地名は「かご」の島、すなわち四方が崖の
島(現在の桜島を指す)に由来するという説があるそうです。
古語での意味から考えると、古く、地元住民はこの二つの突出した岩峰をどちらも単に
「カゴ」と呼び習わしていたのではないでしょうか。 明治時代に入り、日本全土の
地形図作成に着手した折、この地方の突出した岩峰=カゴにそれぞれ名前を付す必要
性が生じ、西方のカゴを「最上カゴ」そして東方のカゴを「仙台カゴ」と記載したのでは
ないでしょうか。
当時の陸地測量部は、地元の呼称を尊重して地名を記載したと言われていますので、
地元では既に最上/仙台カゴと呼んでいたのかもしれません。
仮名表記については、文字を持たないアイヌ語地名を仮名表記にした例が多々見られ
ることから、地元では「カゴ」に漢字を当てていなかったと思われます。
確たる証拠もなく地名の由来を確定的に述べるのは慎むべきことであります。 しかし、
「地名考」では地名の由来の含蓄を披歴し合うことがその楽しみであります。
この一文はその類であることをお断りします。 (森の中での解説にもありました!)
なお、今回の写真には「仙台カゴ」が出てきませんが、以前の投稿記事を添付致します。
http://blogs.yahoo.co.jp/hitounimegumare/17985505.html
「お~い、亀次郎!」 「なんだよ、亀太郎!」
「出歯亀おっちゃんが、寂しそうに我々を見てるぞ~!!」
「ダイサギのアドバイスだけでは、物足りないのかな~!!」
「もうすぐ週1~2回の仕事もやめるので、益々ヒマになるようだな!!」
「なら、奥の手で、“空とぶ、かめ”の話でもしてやるか!!」
「え~っ!、そんな事まで教えてやるのか(?)」
「いや~!、あのオタク親爺なら知っているかもな~!!」
【新・ウソップ物語「空とぶ、かめ」】
「お~い、ヒマそうなおやじ~!!」 「おやじ~!!」
「空とぶ、かめ!の話、知ってるか~!!」 「知ってるか~!!」
「ああ、カモ2羽が咥えた棒の真ん中に噛みついて、空を飛んだ話だろ~!!」
「ほら、来たゾ!!」 「来たゾ!!」
「嬉しくてたまらず、おもわずバンザイって叫んだんだよな!!」
「ほら、ここは兄弟!、辛抱だぞ!!」 「辛抱だぞ!!」
「とたんに、かめは、真っ逆さまに落ちて、元々住み慣れた、広瀬川の中だったという話だろ!!」
「そんな、キリスト教的なお説教の話じゃないんだよね!!」 「そうだよね!!」
「うちのひい爺ちゃんなんか、ハワイへ行ったんだもんね~!!」
「カメハメハ大王とお友だちだったんだもんね~!!」
「タイや、ヒラメの舞い踊りだったんだよね~!!」
「へっ!、竜宮城でもあるまいに!!」
「お土産にもらった玉手箱を開けたら、白髪になってしまったとか(?)」
「あやっ!、ちょっと、話がごちゃごちゃになってきよったで!!」
「早い話、あらぬ空想は元のもくあみ!、身の破滅という話だろ!!」
「そう、断定的に言われるとな~!!」
「せっかく面白くしてやったのに、こっちにも立つ瀬っていうもんがな~!!」
(これにて、おしま~い!!)
ここは何度か登場している作並温泉「一の坊」の名物露天風呂ですが、この日は
男女交代になる少し前、1時半に飛び込むことができました。
日帰り開始の10時から午後2時までが男性、2時半から8時までが女性タイム
となっており、少ない時間でもここで過ごす癒しのひと時が一番です。
露天に出て、まず左側が深さ130㎝の立ち湯、右側のヨシズが掛けられている
湯船が、ここでは標準的なやや温めの湯です。
下の写真はそのやや温めの湯から、正面に広瀬川を眺めたもので、滝見の後は
久々にこの光景を味わいました。
ちなみに、前回こちらの登場は昨年12月「クリスマスの夜は温泉で!」でした。
http://blogs.yahoo.co.jp/hitounimegumare/21201758.html
【想定できない世界とは(?)】
この温泉旅館の一番好きなところは、宿泊の客と日帰り客に差をつけないことで、
ロッカールームで浴衣に着替え、終日ゆったり過ごせることです。
ただし、震災以降日帰り入浴のルールが変わり、会員も一般客も一律に1,200
円になったのは良いのですが、浴衣とバスタオルは受付で受け取り、従来のように
ロッカールームへの備え付けは無くなりました。
(実は、汗のかいた浴衣を、途中で何度も着替えられるのが最高でした!!)
受付の男性との世間話の中で、想定できない世界があったと話していましたが、
恐らく、泥棒が出没して浴衣とバスタオルがごっそり盗まれたのでしょうね。
大震災以降、良い人も悪い人も東北の温泉地を訪れるようになった影響ですが、
色々な場所で「想定外」という言葉が大流行りの年でした。
今日の仙台は、明け方から一日続きそうな雨降りで、外は今もジャブジャブと水の音!
明日の天気も恐らくダメで、秋のブナ林の観察会はどうなる事やら!、トホホ!!
と言う事で、前回好評だった「秋の紅葉、滝シリーズ」を再登場させましょう。
今回の滝は、仙台の奥座敷、「秋保温泉」と「作並温泉」の傍で落下している二つの
滝ですが、今の時期は錦秋の衣をまとった滝で、これで天気が良かったらネ~!!
【秋保温泉には「秋保大滝(不動滝)」】
秋保大滝は、その名の通り仙台市太白区秋保町にある大滝で、二口渓谷の地域内を
流れる名取川上流部において、落差55m、幅6mで流れ落ちる大瀑布です。
国の名勝にも指定されており、日本の滝百選の一つにも数えられると共に、「日本の
三大瀑布(大滝)」あるいは「日本三名瀑」の一つにも挙げられます。
2009年(平成21年)より、不動滝橋北詰から滝壺に至る遊歩道が通行止めとなって
いましたが、今年の震災後に復旧工事を終えて、ご覧の通り開通いたしました。
【作並温泉には「鳳鳴四十八滝」】
「鳳鳴四十八滝」(ほうめいしじゅうはちたき)は、広瀬川の上流、国道48号線沿いに
あり、ニッカウヰスキー仙台工場と共に温泉地の観光ルートとなっております。
落差は25m、幅は10mと秋保大滝より小ぶりですが、両側から山が迫る渓流部の
中に、大小の滝が連なっており、滝音が周囲に響くことでこの名がついたようです。
ただし、四十八あるかどうかは定かではなく、数が多いという以上の意味はなさそう
です。 ウイスキーの試飲後にぜひお立ち寄りください。
最近はジッとしているだけで、まったく動きの無い「ダイサギ(大鷺)」君でしたが、
19日は珍しく飛び上がるシーンに出くわしました。
郡山堰界隈で、いつも見かける一人ぼっちの子ですが、ちょっとこちらを意識し、
こんなことを言ってるようでした。
【「ダイサギ(大鷺)」君のアドバイス】
「最近おっちゃん、わいにカメラを向けようとも、せ~へんな!!」
「しゃ~ない、ちょっとだけサービスするさかい、ちゃんと撮りいや!!」
「ええか、飛び上がるで~!!」 「よいやせっと!!」
「どや、撮れてるか~(?)」
「次は、着水シーンや!!」 「ちゃんと追いかけて、来いや!!」
「どれどれ!、まあ、おっちゃんの腕ではそんなもんやろ!!」
「ところで、サケが上がってきたの知ってるか(?)」
「なんや、そんなことも知らんのか!!」
「向う側に渡って、河原から狙ったら良いで!!」
「さっき、テレビ局の人間も二人行きよったさかい!!」
「おっちゃんも、ブログの視聴率が気になるんやろ!!」
「今が旬で、チャンスやで~!!」
(どうも!どうも!、ご親切に!!)
と言うことやで、明日の投稿記事は、広瀬川の秋の風物詩「サケの遡上」どっせ!!
蔵王を流れる澄川には不動滝、三階の滝、地蔵滝があり、蔵王エコーライン上にある
「滝見台」からは、不動滝と三階の滝の二つを同じ場所から見ることができます。
ただし、一昨日はこの周辺がちょうど工事中だったため、もう少し上の、「不動滝」を
正面から覗きこむ「見晴らし台」から眺めることになりました。
なお、ここが以前ご紹介した、「うなぎ」と「カニ」の住処をめぐる決闘の場所ですが、
ご覧でない方はこちらもご一緒にお楽しみください。
http://blogs.yahoo.co.jp/hitounimegumare/24908404.html
もう一枚は、蔵王コマクサ平にある「見晴らし台」から、刈田岳の方向を撮ったもの
ですが、山形県側からの凄い強風にあおられて肌寒く、ここで早々にUターンをして、
「すみかわスノーパーク」の向かいにある「蕎麦屋」に向かいました。
仙台は週末には天候が崩れる予報なので、良いタイミングで紅葉を眺められました。
峩々温泉は、遠刈田温泉や青根温泉からさらに蔵王連峰の山懐に入った、標高850m
の渓谷の一角にある一軒宿です。
山の岩が険しくそびえ立つ様子を表す「峩々(がが)」の意味合いの通り、濁川越し
に断崖を望むお宿の景観は、まさに秘湯という呼び名にふさわしく、平成2年に「新館」が
出来た後も、ここ「東館」の風情は大好きでした。
又、絵心と文才の豊かな名物女将と、嬉しそうにボンネットバスを動かす働き者の主人
の姿も好きでした。
【さようなら!、峩々温泉「東館」と「六治の湯」】
昨日は、週間天気予報を見て蔵王連峰の紅葉を眺める予定にしましたが、昼食後は
遠刈田温泉か青根温泉で立ち寄り湯の心づもりでした。
帰り路、何気なく峩々温泉の看板に惹かれ、日帰り入浴の「東館」の玄関を入ると
入浴料1,000円がバツ印で500円になっており、料金は入浴後に「新館」にお持ち
いただきたいとの但し書きがありました。
帳場は閉められており、玄関全体の雰囲気も実に異様でした。
さらに日帰り専門の露天風呂「六治の湯」の入口は、畳が立てかけられており、その
手前には衝立が進入禁止の意思表示をしております。
入浴出来たのは「内湯」のみで、脱衣室は綿ゴミだらけ!!気分が悪く早々に湯船
から上がり、名物露天風呂を眺めに畳の奥に侵入しました。
ここの露天風呂は、男湯が岩、女湯は木で出来ておりますが、ご覧の通り、もう廃屋
の無料の湯と同じで両手を合わせて外に出ました。
入浴料を払いに「新館」に立ち寄り、若女将らしき女性と立ち話をすると、この「東館」は
今月一杯で取り壊すとの事!、建物と湯船が呼んでいたんですよね。
以前、温泉仲間4人組で宿泊した際は、一番お勧めの露天風呂が雪で閉じられており、
夕食の中身と共に失望させられましたが、これでこの宿を訪れることもないでしょう。
廃業寸前の青根温泉「青嶺閣」を思い出して、何とも後味の悪い立ち寄り湯でした。
思い出深い建物と湯船たちが、最後の最後にやさしく扱われずに、本当にごめんね!!
先週土曜日に秋保温泉を訪れましたが、名取川の清流沿いの木々も色づき始め、
この温泉街も本格的な紅葉のシーズンを迎えます。
旅館ホテルの駐車場の車も、最近はずいぶん増えてきてホッとしておりますが、
今日は秋の深まりを感じさせる温泉街の風景を、ごく最近、車と人の橋が別々に
なった「湯の橋」の上からご紹介です。
【秋保温泉の真の魅力とは】
この温泉地の魅力は効能豊かな湯と共に、写真のように周辺に見られる自然美で、
奇岩怪石が重なり合う約1㎞の渓谷「磊々峡(らいらいきょう)」や、日本三大名瀑
の一つに数えられている落差55mの秋保大滝など、名取川の渓流沿いの見所は
数多く点在しています。
地元の人間は、これからの時期は川の岸辺での「芋煮会」も楽しみの一つですが、
県外の皆様!!、秋保の湯と秋の味覚、東北の秋景色を楽しみに来ませんか!!
【老舗旅館の真の魅力とは】
飛鳥時代、欽明天皇が訪れ皮膚病を治療したという、「名取の御湯」を守る老舗
旅館「佐勘」の一番好きな風呂を、今日は外から眺めてみましょう。
上の写真は色づき始めた渓流沿いの木々と、右側の建物が「佐勘」ですが、
黄色になった葉蔭げに、下の写真のような半露天風呂があります。
一番左の囲いの無い湯船の縁に腕をのせ、ぼんやりと過ごすひと時は最高です。
なお、この源泉かけ流しの「河原の湯」を味わいたい方は、こちらへどうぞ!!
http://blogs.yahoo.co.jp/hitounimegumare/16437119.html
10月といえば実りの秋、いよいよ収穫の秋も本番です。 お祭り好きの仙台では
「みやぎまるごとフェスティバル2011」が、宮城県庁の1階をはじめ4つの会場で、
週末の15~16日に開催されました。
これは、“10~11月は地産地消推進月間”として毎年開催されますが、昼食を
兼ねた夕食の食材の買出しに出向いてみました。
市民広場のイベントステージでは、ちびっこ向けの懐かしのヒーローショーや、
大人向けのビックバンドの演奏などが土曜日にはあったようですが、この日この
時間は和太鼓、地元の「利府太鼓」の演奏にかぶりつきでした。
このメンバーも大震災で練習する場所が無く、夜にダムの駐車場で練習を重ねた
とか、小さな演奏者たちと指導者には頭が下がります。
【昨日の昼食はカキ鰻】
「利府太鼓」の前に時間があったので、やや早めの昼食は「仙台かき徳」で求めた
「カキ鰻弁当」と「カキ汁」、そして私はいつもの定番、食前酒の生ビールでした。
500円のお弁当には鰻3切れのほかにカキ3個、300円のカキ汁にも3個と、
今年初のカキ料理に感謝のひと時でした。
【昨日の夕食はポーク】
県庁前の第2会場、美里町のコーナーで買った「とんたろう」のポークスペアリブと
骨付きソーセージが昨晩のメインディッシュ!!
そして、食後のデザートは、蔵王町のコーナーで買った巨大な梨「長十郎」4個
1000円の内、1個をご賞味いたしました。
昨年は大倉ダムの上流部、定義林道で乱舞をしていた「アサギマダラ(浅葱斑)」でしたが、
今年は見る機会が無いまま、昨日一年ぶりのご対面となりました。
昨晩から天気が崩れる予報だったので、昨日は久しぶりに青葉山公園のテニスコートの
周りを歩きましたが、駐車場の片隅に咲く、終わりかけの「ヨツバヒヨドリ」に、何処からか
この男の子がひらひらと舞いおりてきました。
この蝶は、あまり羽ばたかずにふわふわと飛びますので、こんな写真も撮れるのですが、
その姿からは日本列島を縦断して、更には沖縄や台湾まで2000キロにもおよぶ旅をする
神秘の蝶とは想像も出来ません。
【アサギマダラ(浅葱斑)の特徴】
ツートンカラーの翅の模様が鮮やかな大型のチョウで、前翅長は5~6㎝ほどの大きさです。
翅の内側が白っぽく黒い翅脈が走りますが、この白っぽい部分は厳密には半透明の水色
で、和名にある「浅葱」とは青緑色の古称で、この部分の色に由来します。
翅の外側は前翅は黒、後翅は褐色で、ここにも半透明水色の斑点が並びます。
【アサギマダラ(浅葱斑)の移動】
この蝶の成虫は1年の内に、日本本土と南西諸島・台湾の間を往復していることが知られて
いますが、北上する個体と南下する個体は子孫の関係で、同じ個体が移動する野鳥の移動
とは異なっております。
移動の研究は、捕獲した成虫の翅の半透明部分に捕獲場所・年月日・連絡先などを
マジックインキで記入(マーキング)、放蝶するという方法で個体識別を行います。
このマーキングされた個体が再び捕獲された場所・日時によって、何日で何キロ移動したか、
あるいは同所で捕獲した場合何日そこにいたかが分かります。