今日の名湯「国指定の重文建造物」①
今朝の仙台市街部は、残念ながら天気予報の通り雨、山間部はおそらく雪でしょう。
さて今日は2月最終日の月曜で、今週金曜日には「福岡空港」に立っております。
旅行初日は、福岡から日帰りで佐賀県の武雄・嬉野方面へ、久しぶりの共同浴場を
廻ってみる予定です。
その第一湯が、1300年の歴史あるいで湯「武雄温泉」ですが、掲載の写真は
記念館となっており、現在は使われておりません。
【国指定重要文化財、武雄温泉新館及び楼門、2棟】
武雄温泉の新館と楼門は、武雄温泉組(現在の武雄温泉株式会社)が、辰野・葛西
建築事務所に設計を、清水組(現在の清水建設)に施工を委託し、大正3年(1914)
に着工、翌4年に竣工しました。 辰野金吾は唐津出身で、明治から大正期にかけて
我が国の建築界における第一人者として知られています。
この新館と楼門は、晩年の大作と言われる東京駅と同期の作品ですが、現存する
中で数少ない木造建築であり、辰野の設計による佐賀県内唯一の建築物です。
また、正面に竜宮門をおく配置計画、複数の浴室と休憩室を一体化した施設計画
など、保養施設の歴史を知る上でも重要なことから、国の指定を受けました。
確か、上の新館脇にあった案内板を掲載したものですが、これぞ歴史と伝統文化です。
下の楼門は新館2階から撮ったもので、現在の共同浴場は右側の赤褐色の屋根です。
明日はパート2、大正浪漫の香りがただよう、浴室内部をご覧いただきます。