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2010/08/31

今日の野鳥「ご愛嬌のメジロ」2態



今の時期、広瀬川河畔で普通に見られる野の鳥は、「スズメ」「シジュウカラ」「セキレイ」、
そして、一番小さいのがこの「メジロ」です。
 前にご登場の「色白で小顔のコムクドリ」と同じ日のスナップですが、私の顔色を伺い
ながら、一羽のメジロが愛らしいポーズをとってくれました。

【見て見て!のポーズ】
「見て見て!」 「おっ、美味そうだね」 「もう、これは食べれるんだよ」
「でも、ちょっとだけ、そのままでね」
「もう、食べちゃうよ」 「はいはい」

【お澄まし!のポーズ】
「どうせ撮るなら、可愛く撮ってね」 「はいはい」
「本当に可愛くだよ」 「だいじょうだってば」
「ほんと!どれどれ」

写真を見ると、如何にもお付き合いをしてもらったようですが、ほんの2~3秒でしょうかね。

2010/08/30

立ち寄り湯「宮城・道珍坊温泉“道珍坊”」



昨日の日曜日は、大学時代の先輩が参加する蕎麦打ちの会「麺好(メンズ)クラブ」の
講習会兼試食会にお誘いを受け、会場の利府町青少年文化センターまで行きました。
 ここ利府町は、仙台市のベットタウンとして一気に宅地開発が進み、人口がもっとも
増えている元気いっぱいな町といえます。
 今日は、12時のご案内時間まで、まずは利府町にある「県民の森」で野鳥を追いかけ、
その後お昼までは、近くの温泉でのんびり時間待ちと決めました。

【古くから地元では評判の名湯】
ここは、居住区の母屋と対面するように立派な温泉施設が建っており、個室を利用して、
ゆったり長く滞在する日帰り入浴スタイルが多い温泉のようです。
 実に1200年前に発見され、1748年には湯治場として開設されたという記録が残り、
長い歴史を持った平成元年再改築・再スタートの温泉です。
 泉質は海岸線のお湯と同様、アルカリ性の冷鉱泉ですが、源泉温度20℃PH9.0
と知ると、この時期なら一度源泉を味わいたいものです。

【開設者の道珍和尚を思う湯船】
ここの温泉施設は、日帰り入浴施設と思われますが、休憩のための部屋の造りは立派で、
また、脱衣所も浴室も実に広く造ってあります。
 そして、12~3畳はあると思われる浴室に3畳弱の浴槽、私の場合このバランス感覚が
大好きで、床でゴロゴロしてしまうんですよね。
 まして今日は貸切状態!左側の湯口は循環式のものですが、右側にある湯と水の蛇口は、
今日はやりたい放題の掛け流しでした。

なお、この前の「県民の森」で野鳥を追いかける予定は、無かったことにしましょうね。

2010/08/29

奥武士日誌「グレートサミッツ」



昨晩、Myブログの友だち“流星号さん”から、今夜のNHKハイビジョン「グレートサミッツ
~人はなぜ山に魅せられるのか~」を紹介いただきました。
 実は、途中まで見ておりましたが、あの女性ディレクターとの差を目の当たりにして、
今、ちょぼちょぼと山岳シリーズの大作に挑戦しております。
タイトルは、「スモールサミッツ~デブはなぜ無謀な挑戦をするのか~」の始まりです。
 (ちなみにこの物語は、昨年9月26日の日記帳からの抜粋です!)

【広瀬川の源流部に分け入る】
Saさんの「広瀬川の最初の一滴を見に行きませんか」から、その凄いドラマは始りますが、
宮城県の川を遡行するのに、何といったん山形県に入り、そこから尾根伝いに山を上り、
次に藪こぎをして宮城県側に下り、次に川の源流部に上っていくとは!!
 山歩きの次は沢歩きですが、私にとってはすべてが未経験の世界で、まず一枚目の
写真は10:00に入山して間もなく、小さな籠を逆さにしたような岩山「仙台カゴ」が、
9月末の錦秋の衣をまとっている、そんな愛らしい姿に感激していた頃の1コマです。

【広瀬川の最初の一滴を飲む】
この後、秋の味覚「ならたけ」「かのか」に狂喜するひと時、そして嬉しい昼食までが、
この身の程知らずの実に楽しい時間でした。
 しかし、その後更に最上部を目指して渓流を上りますが、太股に違和感を感じ始め、
禁煙をした所為か息は上がりませんが、代わりに足が上がらなくなりました。
 なんとか最初の一滴に到達し、そこからは藪こぎをして林道に戻りますが、竹藪を掴み
ながら体を進めるのが精一杯で、ファイト!一発!のコマーシャルどころではありません。
(ちなみに林道到着17:00、駐車場17:20、よく一人で仙台に戻ったものです)

2010/08/29

ふだん着の温泉「宮城・湯の原温泉“元湯霊泉亭”」



ここは、たまにお世話になる温泉ですが、ちょっぴり毛色の変わった温泉施設です。
 つい最近、松島の観光ホテル・旅館が、松島温泉を大々的にPRしておりますが、
JR松島海岸から車で僅か3~4分、松島の裏山にある温泉は昔からありました。
 先週お邪魔した際も、建物の手前にある駐車場には車が10数台とまっており、
いつ来てもお元気な温泉です。

【珍しい湯治・宿泊専用のお宿】
ご覧のような木造二階建ての本館、左の上には宿泊用の新館が並んでおりますが、
この辺では貴重な昔からの鉱泉の湯治宿です。
 実は、ここは知る人ぞ知る秘湯ともいえる場所で、NHKのふだん着の温泉でも、
「行商人が集うふれあいの湯」として紹介されました。
 出張族の営業マンならば、塩釜では寿司を、松島では海鮮料理と好きな物を食べ、
あとは温泉で寛いで寝るだけなら「隠しておきたい穴場」です。

【本当の温泉好きには大歓迎】
正面の本館の右側を奥に進むと、このお宅の母屋があり、二つの建物の空間が
このような受付になっております。
 お金を支払い左に入るとすぐ男性のドアがあり、ドアを開けたらすぐ脱衣所、そして
狭い脱衣所の奥にはタイル張りの浴槽があり、お湯がジャブジャブと掛け流しです。
 無味無臭のアルカリ系鉱泉はPH7.2のサッパリ系の湯で、いつも浴室はお客で
溢れており、ここにカメラを持ち込む勇気などありません。

なお、NHK「ふだん着の温泉」の放映は、2002年5月26日でした。

2010/08/28

今日の野鳥「色白で小顔のムクドリ」2態



つい先日までは異常渇水で川底が現れ、ここ数日は上流部の降雨により茶色の広瀬川、
ここを観察フィールドにする私には、どちらも歓迎しない風景です。
 とか何とか言いながら、昨日も広瀬川を散策し、撮った野鳥は「ダイサギ」「コサギ」
「ササゴイ」「イソシギ」と変わり映えしませんが、バックが茶色では見せる代物ではなく、
すべて削除してしまいました。 よって鮮度は一週間ほど落ちますが「コムクドリ」です。

【広瀬川の可愛い夏鳥】
鳥の世界に差をつけてはいけませんが、「ムクドリ」は嘴が橙色でオメメはギャル曽根!、
灰黒色の体とギャーという声!、お世辞にも可愛いとは言えません。
 それに比べ「コムクドリ」君の場合はご覧のとおりの色合いで、女の子はやや地味ですが、
色白の顔に愛らしい目!をしており、こちらも実に可愛いです。

【集団行動のムクドリ】
比較して大きい方の「ムクドリ」は、この日も15~6羽でギャー!と飛び交っていますが、
こちらは団体行動がお好きなようで、拒否反応も二倍以上になってしまいます。
 それに対し「コムクドリ」の方は、一羽かペアの行動が多く、しかも無言で動き回るので、
ややもすると見逃してしまいますね。

でも、夏鳥で姿を見せてくれるのは、餌を探しに来る君たちくらいしかいなくなりました。

2010/08/27

立ち寄り湯「宮城・女川温泉“華夕美”」



昨日は大満足の“ホエールウォッチング”でしたが、折角ここまで来たのだから、
立ち寄り湯で昼までのんびり過ごすことにしました。
 この近くには、二つの女川温泉があり、一旦、渡波まで戻って右折して女川方面へ、
一つ目が温泉ホテルの“華夕美”、もう一つが女川駅に隣接する日帰り入浴施設です。
こちらの名前は“ゆぽっぽ”、浴室に電車の発車を知らせる信号がついています。

【万石浦を眺める絶好のロケーション】
以前、南三陸温泉“南三陸ホテル観洋”をご紹介しましたが、ここも同様に湾内を望む
抜群のロケーションが売りの温泉ホテルです。
 ただし、湯量が少なく・温度の低い加熱・循環型の温泉ですので、大浴場は消毒薬の
匂いがします。 私は身体を流した後は、掛け流しと思われる露天にいつも直行ですが、
このロケーションを楽しんで500円では、文句を言ってはいけませんね。

【温泉経営は真に戦いの王将グループ】
山形の天童温泉“ホテル王将”が経営する温泉旅館は全部で五つあり、ここ“華夕美”と
作並温泉“グリーン・グリーン”、そして天童から南北に分かれて、南はかみのやま温泉の
“ニュー村尾”、北は湯野浜温泉“華夕美・日本海”となっております。
 キャッチフレーズも「太平洋から日本海へ・王将街道」として、シャトルバスを運行する
力の入れようで、真に戦国時代の陣取り合戦!大変なことです。

2010/08/26

石巻市桃浦湾の「ホエールウォッチング」



昨晩は、Myブログのお友だち、元気印の“夢子ちゃん”の口調ではありませんが、
ワクワク・ドキドキで夜もろくに眠れませんでした。
 それも、あの夕方のNHKニュースが原因です。 タイトルは「石巻市桃浦湾に
迷い込んだクジラ2頭!」、泳ぐ姿と共に、現地のお爺ちゃんがアップで出てきて、
「桃浦湾だから、そりゃ~!名前は、モモちゃんとウラ君!だっぺ!」、だと!!

【仙台発のホエールウォッチング】
朝、我が家から1時間半で桃ノ浦漁港に到着すると先客が一組、3人のお子を連れた
父親らしき男性のグループでした。
 恐る恐るクジラの事を尋ねると、ニコッ!として湾内を指差します。 只々嬉しい!!
それからは時間と共に、おまわりさん・私と同じ年配者・近くの小学生15~6人と
引率の先生2人・ご近所のおっちゃん2人、などなどでした。

【ゴンドウクジラとバンドウイルカ】
テレビのニュースでも説明のあった“ゴンドウクジラ”の一種で、体長は4~5mと、
クジラとしては最も小型のようです。
 “バンドウイルカ”(学術的にはハンドウイルカ)は、世界中の海に生息するイルカの
代表選手ですが、時々水面に出す顔つきはこの子たちとは明らかに違います。
 シャッターチャンスは何度もあるのですが、何せお相手はいつ息継ぎに出てくるか
分からないクジラのペアでした。

上の写真は、頭の形が分かる数少ない写真、下の写真は湾内にいる証拠写真です。
又、下は2頭並んで右に進んでいます。一頭は背びれ、一頭は頭を見せていますね。

2010/08/25

今日の名湯「宮城・鎌先温泉“最上屋旅館”」



宮城県の南端に位置する白石市は、伊達六十二万石の領地の南を守る要所として栄え
た城下町で、福島に抜ける奥州街道と山形に抜ける七ヶ宿街道の分岐点でした。
 今は何故か“戦国武将シリーズ”が大人気で、伊達政宗の片腕・片倉小十郎のお土産
が、白石城内では売れ筋のようです。
 さて今から600年以上前、里人が鎌の先で発見したと伝わる薬湯ここ“鎌先温泉”は、
蔵王山麓の山あいに湧く閑静な温泉地です。

【日本秘湯を守る会に新登録】
ここのお宿は温泉街の入り口にあたり、このひときわ目立つ木造二階建てですが、玄関
の両脇には、“日本秘湯を守る会”の提灯が自己主張していました。
 受付の女将らしき人に聞くと、昨年新たに入会したようで、こういう老舗旅館が会に
入ってもらえるとは嬉しい限りです。
ここと、一番奥にある一條旅館の最初の建物は、その姿を残して欲しい歴史遺産です。

【温泉文化を今に伝えるお宿】
今では、周囲の建物の造りも大きく変わり、自炊客のための部屋が残る昔ながらの宿は、
こちら一軒を残すのみとなったようです。
 ここのお風呂も別の浴場はあるようですが、私はこの綺麗に管理された小さな浴槽で、
加水も循環もしない掛け流しの湯に浸るひと時が大好きです。
 どうか20余りもある自炊客室と共同炊事場を、いつまでも後世に残していただき、日本
の温泉文化を伝え続けて欲しいものです。

2010/08/24

奥武士日誌「芋沢の旧・定義道を行く」



先週末の里山暮らしは、“モンシロチョウ”と共にご紹介しましたが、ワイワイと食事中に
前年の“ヨツバヒヨドリ”に群がる“アサギマダラ”の話になりました。
 そこで食後に、定義林道も良いね!ということで、Iさん・Saさん、そして私の3名で
定義如来に向けて出発となります。 (Haさんは白菜の植え込み作業です)
 途中、私が歩いたことが無い旧・定義道の入り口で、Iさんからストップの合図があり、
少しだけ寄り道をすることになりました。

【旧・定義道をあるく】
広瀬川の最大の支流である大倉川は、奥羽山脈の主要な山岳である船形山を水源とし、
険しい渓谷をつくりながら広瀬川に合流します。
 このため、大倉ダム周辺の地域の人たちは、川の左右の行ききは出来なかったようで、
私たちは川上に向かい右側の、芋沢側の旧・定義道を上りますが、昔の人々はこの悪路を
牛馬に生活物資を満載し、自分も担いで往復したかと思うと本当に頭が下がります。

【真上に見る大倉ダム】
そして、終点に近いカーブに“手掘りのトンネル”が隠れておりましたが、これも多くの人
たちの手作業で出来たものだそうです。 (植物学者Iさんは歴史家でもあります)
 そして、トンネルの出口に近づくと、正面には断崖絶壁の岩!更に40~50m進むと
大倉用水第1隧道があり、今は勢いよく水が流れておりました。
それが二枚目の写真、Onoの白い小さな文字のすぐ右側の黒い三角形の部分です。

【ミツバチの分封とは】
帰りに定義道の入り口に戻ると、先に戻ったIさんは昆虫博士に変身しておりました。
 コンクリートの電柱にミツバチがびっしり張り付いておりますが、裏側を良く見ると、
2グループに分かれようとしております。
 これが「ミツバチの分封」で、一般的には4~6月、晩春がピークのようですが、
稀に秋に見られることもあるようです。 今回も珍しいものを見せてもらいました。 

2010/08/23

今日の野鳥「真っ黒クロスケのご挨拶」



今日の広瀬川は、またまた異常渇水で川底が露出してしまいました。
 そんな中で見かけた野鳥は「かるがも」「はくせきれい」「ささごい」に「すずめ」、
そして困った時の「かわせみ」君でした。
 しばらくチョロチョロしていた、あの「真っ黒クロスケ」の初お目見えですが、
良い子だネ~! そりゃ~肩もこっちゃうよね! 人生、否、鳥生頑張ってネ!!

2010/08/22

今日の名湯「宮城・秋保温泉“岩沼屋”」②



今日は、昨日の里山暮らしの疲れもあり、のんびりと一日がスタートしましたが、
朝食を済ませた頃には、さあ!どうしようかのモードに復活しました。
 近くの温泉に浸かり、近くのレストランで食事!、がありきたりのコースですが、
まずは、妻が好きな“岩沼屋”に電話を入れますが、当日の昼食付き入浴は不可、
温泉だけを貰う事にしました。 ちなみに日帰り入浴は一人1,120円です。

【寛げる庭園露天風呂】
実は、前回の投稿記事は「大浴場」だけで、「露天風呂」はオープン前に覗きこむ
我が娘の後姿を被写体にしてしまいました。
 今日は誰もいませんので、露天風呂の雰囲気を存分に味わってと思いますが、
ほどほどの大きさの浴槽にかけ流される湯には和まされます。
 いつも思う事ですが、湯量が限られているというのに、目一杯背伸びをした浴場や
露天風呂を、資源の浪費と思うのは私だけでしょうか。

【おすすめの家族風呂】
このお宿は、男女別の大浴場と露天風呂、この4つの浴槽がメインですが、
可愛らしいサプライズがあります。
 それが、「琴」「袖」「奥」「笛」とそれぞれ名前のついた、4つの家族風呂ですが、
外光を取り入れた造りとなっており、400年の老舗旅館のプライドを感じさせます。

ちなみに、前回5/4の記事はこちらですが、宜しければ併せてご覧ください!!
http://blogs.yahoo.co.jp/hitounimegumare/13621164.html

2010/08/22

奥武士日誌「ソバ畑への訪問者」



昨日は久しぶりの奥武士暮らし、9時には到着して、まずは農耕グループが手をかけている
畑の見廻りから始まりました。
 次はO小屋の手直しですが、すぐに飽きてしまい、やはり一人ぼっちの時間に相応しい、
O邸の庭と集落から上ってくる小道の草刈りです。
 ここで過ごすようになって、私の大のお気に入りは“草刈り機”で、モーターの音と共に
雑草をなぎ倒す作業は、街中暮らしのストレス解消に役立ちます。

【ソバ畑への可愛い訪問者】
農耕グループの畑に、今の時期咲いている花は、キュウリ・トマト・ナス・ヘチマ・カボチャ、
そしてこのソバの花ですが、ここにだけ“モンシロチョウ”が集まります。
 今日も沢山の蝶がヒラヒラしておりますが、果して肝心のソバの実は収穫できるので
しょうか。 どうも、“スズメっ子”の溜まり場にもなっております。

【久しぶりのお食事タイム】
今日は、11時すぎには、町内会のお役で欠席のShiさんを除き、Iさん・Haさん・Saさん
そしてK爺さんと主要メンバーが顔を揃え、昼食はI夫人の手打ち蕎麦でした。
 薬味はオオバ・ミョウガ・キュウリの3点セット、それに冷えたトマト、食後のデザートは
Haさんが持参した冷たいアイスでした。(ご馳走さまです!)

【旧・定義道をダムまで歩く】
食事後の山学校は、芋沢地区の旧・定義道を上り、大倉ダムの真横にある第一号隧道まで
の探検でしたが、昔の暮らしにはただただ頭の下がる思いでした。
 今日の自然観察は、この定義道への入り口、電柱にかたまっていた“ミツバチ”の群れと、
それを攻撃する一匹の“スズメバチ”でしたが、こちらは次回にゆずります。 

2010/08/21

ふだん着の温泉「宮城・笹谷温泉“一乃湯”」



一昨日、ふだん着の温泉「蔵王開拓温泉」を紹介しましたが、最初の訪問先がここでした。
 仙台市内から山形市に向かって、笹谷街道(国道286号線)を走り、川崎町の宿泊施設
“るぽぽかわさき”を越えて間もなく、道路沿いに看板と建物が見えてきます。
町営の施設は人工温泉ですが、こちらは公的機関にも認められた本物の天然温泉です。

【効能豊かな宝の湯】
平成元年、地下1,000mから汲み上げられ誕生した新しい温泉ですが、泉質の良さ
から、平成4年には東北大学医学部付属病院心療内科の医学研究協力施設となり、
地元では入って良し、飲んでさらに良しの“宝の湯”と言われるようになったとか。
◇ 芒硝泉(硫酸ナトリウム)
◇ 鉄 泉(二価鉄イオン・透明な鉄)
◇ 含塩化土類泉(カルシウム、他) 、が微妙に混じった「薬湯」がキャッチフレーズ

【お元気な県境の宿】
この温泉は、日帰り入浴施設ではなく、看板に“保養館”とあるように温泉旅館で、
この日も15~6台の車が並んでおりました。
 私が到着したのが10時半頃で、二組のお客がチェックアウトの手続き中でしたが、
宿泊にしては一組が特にお安く、耳がダンボ(古いネ~!)でした。
 宿泊プランは7,000、10,000、12,000円の3ランクですが、
今、キャンペーンの激安プランは、一泊二食付き5,550円と聞いて納得いたしました。

なお、NHK「ふだん着の温泉」の放映は、2002年1月27日でした。

2010/08/20

今日の野鳥「タカの餌とは呼ばないで!」



一昨日の長老“ささごい”と一緒に撮った写真が、この「きじばと」です。
 広瀬川河畔の愛宕橋から広瀬橋までが観察スポットですが、必ず見かける鳥で、
「デデッポッポー」と挨拶をしてくれます。 「やまばと」とも呼ばれます。
 同じエリアに出没するのが、猛禽三兄弟「おおたか」「はやぶさ」「のすり」ですが、
河畔の樹木が大量に伐採されたため、今年はほとんど見かけなくなりました。
自然環境は大きく変わりましたが、この子たちにとってはラッキーなのでしょう。

【驚異の技“ピジョンミルク”】
この子たちの食べ物は、植物の果実、街路樹の種子や新芽などですが、親鳥は母も父も、
食道の下部にある嗉嚢(そのう)からピジョンミルクという高栄養の分泌物を出して、
口移しでヒナに与えるようです。
 このため、暖かい地方では、虫など動物性の餌が乏しい冬でも、子育てができるようで、
生きものたちの進化には驚かされます。(今日のダーウィンが来た!でした)

【広瀬川河畔の生きる戦い】
ここでいつも見かけるおチビ三兄弟は、「しじゅうから」「めじろ」「すずめ」ですが、
猛禽類たちのお腹を満たす獲物ではないようです。
 やはり中型の、「きじばと」「ひよどり」「むくどり」クラスが絶好の標的なのでしょうが、
ちょっと可哀想な気もします。 「ねずみ」もMy干支なので可哀想です。
 一度は観察会の最中に、「ひよどり」の群れに「はやぶさ」が飛び込み、アッと言う間に
一羽をわしづかみに消え、頭上からは羽がハラハラと舞い降りてきました。
(そうか!わしづかみは、鷲摑み!なんだ、ムギュ!)