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2010/03/31

今日の秘湯「山形・広河原温泉“湯の華”」



姥湯温泉・飯豊温泉ときたら、県南部ではここ「広河原温泉・湯ノ沢間欠泉」もまた、
秘湯という名にふさわしい場所でしょうネ。
 初めてここを訪れたのは10年前、今はご立派なお宿に変身ですが、着替え室兼
休憩室がポツンとある「無料の野湯」でした。

実は、ブログを立ち上げたのが今年1月25日、投稿記事を初めて書いたのが26日、
「テスト一ヶ月間」にしまい込んだ最初の記事でした。
 ここは、国道113号線から白川ダム湖に入り、東沢渓流をひたすら上流に分け
入った、砂利道の突き当たりにありました。
 10年前に一番驚いたのが、湯花が堆積して出来た見事な段々畑、そして湯船の
真ん中には気まぐれな間欠泉、こんな光景は見たことがありません。
その後最近になって、この場所に惚れ込んだ持ち主が温泉旅館を始めたようです。
(でも、「千枚田」のような段々畑は、旅館建設の際に一度壊れたのかも!!)

【エピソード3】
東京の温泉バカ3名を連れてここを訪れたのが2003年9月、姥湯ではしゃいだ後、
ここでは更にはしゃぎまわりました。
 折り畳みの傘を取り出しご満悦のバカ、間欠泉の湯口を塞いで喜ぶバカ、それを
見ながら爆発するぞ!と騒ぐバカ、7年前のことが今のように思い出されます。
 我々4人組が入った時、若いアベックちゃんがいて、その女の子が実に可愛かった。
そして我々が出た後、ピチョッ!と寄り添うその姿を見た時、時代の差を感じて
羨ましいやら!妬ましいやら!、ため息交じりにここを後にしましたとさ。 (フゥ~!)

2010/03/29

今日の秘湯「山形・姥湯温泉“桝形屋”」



前回、春を待つ秘湯で「山形・飯豊温泉“川入荘”」をご紹介した際、山を見上げて入る
絶景の露天風呂の話をしました。
 あと一カ月、4月末までは「おあずけの湯」ですが、改めてここにご披露いたします。
これから5月・新緑の季節、そして10月・紅葉の季節が特におすすめの温泉宿です。

さて、二年前に仙台に戻り、「東北の秘湯」をあらためて廻り始めましたが、米沢十湯
はどの温泉も個性的で、それぞれの楽しみ方があります。
 特にここは、つり橋手前からお宿を見上げ、その後野天風呂から奇岩の絶壁を見上
げ、そのたびに「これこそが秘湯ダ~!!」と思ったものでした。
 大自然の野天風呂は実に開放的で、女性専用の露天風呂もありますが、
この野天とロケーションを求めて、お隣からバスタオルぐるぐる巻きがやってきます。
でも、この下の「滑川温泉」も含め、混浴露天風呂が一番良いんですよネ~!!

【エピソード2】
実は、仙台に戻って最初に訪問した時は、本当にショックでした。
 つり橋の向こうには憧れの「桝形屋ダ~!!」と思ったら、目の前にブルトーザーが
ド~ン!!、川にはあちこちに「土嚢」が積み上げられています。
そして、つり橋を渡ると更にもう一台のブルトーザーが見えてきました。
 物見遊山で訪れている私と、十七代にわたってこの温泉遺産を守ってきた、お宿の
皆さんとのギャップを思い知らされるひと時でした。
でも勿論、それは一瞬のことで、野天風呂はしっかりと楽しんでおりました!!
                                               (おしまい)

2010/03/28

今日の野鳥「こさぎ“白鷺の舞い”」



今日の仙台は薄曇り、そしてやや風がありますが~、「鳥バカ」ですね~!
 7:30過ぎには家を飛び出しましたが寒い! 体感気温は0℃です。
鳥たちの数も少なく、珍しく9:00過ぎには家に戻っておりました。
でも、それもそのはずで、今日の最高気温は3℃だそうです。

さて、今日は目一杯の言い訳からスタートしましたが、愛宕橋を渡って中州には、
前回の「よしがも」がおりますが、ほとんど茂みでお休みでした。
 【そして今日は重大事件がありました。】
一昨日は12羽を数えた「おおはくちょう」ですが、突然1羽もいなくなりました。
暖かくなったり寒くなったり、この季節風をとらえて移動するのでしょうね。
「ゆりかもめ」もほとんど姿を消し、「こがも」と「きんくろはじろ」だけが元気です。

今日は、起点と終点である愛宕橋のすぐ近くの堰で、「こさぎ」が可哀想に思って、
白鳥ならぬ白い鳥を代表して、華麗な舞いを披露してくれました。
でも、その舞いの度に嘴には小魚を咥えており、要は食事の真っ最中なんです。
 被写体と光線、そしてオートフォーカス頼りの初心者カメラマンとしては、
白い被写体は大の苦手ですが、今日は薄曇りのお陰で白が綺麗に見えました。

2010/03/27

今日の秘湯「道南・銀婚湯温泉」



前回2月の北海道は、ややマニアックな秘湯で、読者の反応がイマイチでした。
 さて、今回はご家族・恋人・大事な友人、いずれのパターンにも対応する、
それでいて「秘湯」というお宿のご紹介です。
 結論から先に言いますと、ここ「銀婚湯」、支笏湖畔の「丸駒」、養老牛温泉「だいいち」
この3つのお宿が、札幌時代に気に入った温泉旅館(ホテルではありません)でした。

ただし、個人的な趣味は、野趣!鄙び!歴史!一軒宿!足元源泉!などなどで、
道南では「奥美利河」昔の「二股らぢうむ」、道央では「ニセコ五色」昔の「朝日」、
大雪では「十勝岳」「かんの」「芽登」、道東では「岩尾別」などが特に印象的でした。

さて、話を元に戻しましょう!!
 ここは昨年秋、JR東日本「大人の休日倶楽部」3日間乗り放題12,000円を使い、
函館を旅の起点として、東京の温泉仲間3名と共に訪れた場所です。
 その昔混浴だった大浴場は男性用に、女性用は同規模のご立派なものもあるようです。
又、露天風呂もあちこちにボコボコ出来ておりました。
 雪の中、長靴を借りてつり橋を渡り、対岸に見つけた「露天丸太風呂」も健在でしたが、
そのすぐ傍には、3~4人は入れる岩風呂も出来ておりました。
 写真下は、その風呂から戻る際、旅館側を撮ったものですが、緑の中はここにも露天風呂、
豊富な湯量と持て余すほどの敷地だから出来るんですネ!!

2010/03/26

今日の野鳥「よしがも」2態



昨日は天気が悪いので少々のお仕事、今日は好天につき少々の野鳥観察、
晴耕雨読の逆バージョン、穏やかな日々を過ごしております。
 そして今日は、久々の新顔「よしがも・オス」のご登場となり、
冬の水鳥たちが減っている中で、本当に嬉しい貴重な出会いでした。

この鳥を広瀬川で見るのは初めてですが、野鳥図鑑の通りに他の水鳥と混じり、
今日は「こがも」と「かるがも」の中にいて、その中間くらいの大きさです。
 「ナポレオン帽のような冠羽」「鎌状に伸びる三列風切」「首輪のような黒い横線」、
しかし、岸辺をウロウロしており、中々全身を見せてはくれません。
 今日は、周りの小枝が邪魔をしていない二枚を掲載して、
君の可愛らしさをPRしてあげましょう。

さて、この子と会ったのは帰り道、第4コーナー!宮沢橋と愛宕橋の間でしたが、
反対側からご常連のSさんが近づいてきます。
 ご一緒に撮影しながら、この子「よしがも」の話題になりましたが、
この界隈には今週22日から出没しているようです。
 やはり、日々ちゃんと観察している人はいるものですが、
こんなに近くで見られたのは、Sさんも初めてとの事でした。(めでたし!めでたし!)

2010/03/25

今日の秘湯「山形・飯豊温泉“川入荘”」



今朝の仙台はミゾレ交じりの小雪、昨日から又冬に逆戻りです。
 そんな気持ちを吹き飛ばすべく、800年前にマタギによって発見されたという、
山形南西端の「飯豊(いいで)温泉」、「春を待つ秘湯」をご紹介しましょう。

ここは昨年6月中旬、米沢の知人からお声が掛り、小野川・広河原・泡ノ湯各温泉
の次に訪れた、この先は新潟県という行き止まりの湯です。
 我々が泊まったのは、お隣りの「国民宿舎 梅花皮荘(かいらぎそう)」ですが、
ここ「別館 川入荘」の露天風呂も無料で利用できます。
 私の好きな温泉群に「米沢八湯」がありますが、ここにたどり着く道はもっと遠く、
新潟県境に近い国道113号線の玉川橋から、弧を描くように一旦曲がり、
その後二股に分かれる道の、玉川沿いの道をひたすら上り続けます。

さて、温泉施設の利用者の多くは、おそらく飯豊連峰の登山者と思われますが、
それにしては良い施設が4つも揃っております。
 まず、国民宿舎の湯からご賞味でしたが、天井が高く屋根もガラス張りで開放的、
でも一番の好物は「川入荘」、ログハウスの露天風呂が実にワイルドです。
そして眼下には玉川、おそらく雪解け水が多い時期が一番見ごたえがあるでしょう。
 米沢八湯の一つに姥湯温泉「桝形屋」がありますが、そちらは頭上を見上げ、
こちらは眼下を見下ろし・正面を眺める、共に眺望抜群おすすめのお宿です。

2010/03/24

今日の野鳥「ほおじろ」と「木の芽」



今日はややドンヨリの曇り空ですが、明日から天候が崩れますので、
太白山の冬鳥たちへのご挨拶でした。
 でも、「ほおじろ」だけが姿を見せてくれ、「みやまほおじろ」「るりびたき」
「きくいただき」等の美鳥は、それぞれ所定のお住まいに戻られたようです。

一昨日の泉ヶ岳から先の林道は雪道で、「まんさく」「ばっけやなぎ」の花が
やっと咲き始め、首を長くして春を待っている状態でした。
 でも、ここ太白山麓では、ほとんどの木々がご覧のような新芽を膨らませ、
あとひと月もすれば、様々な色合いの緑で埋め尽くされることでしょう。

前回は、畑の盛り土に止まる「ほおじろ」でしたが、今回は少しビジュアルで、
この子たちも少しは喜んでくれるでしょう。
 頬が白いという名前だけで、本当に地味な野鳥ですが、
もうすぐ高い木々で、その美しい囀りを聞かせてくれるはずです。

2010/03/21

今日の秘湯「山形・湯舟沢温泉」



今日のブログはお休みのつもりでしたが、温泉の話題をひとつ投稿です。
 銀山温泉の尾花沢市、その南隣りにある村山市おすすめの湯「湯舟沢温泉」、
PH9.9という強アルカリ性の美人の湯です。

私の温泉の趣味は、ロケーションとお宿の雰囲気が90%を占めていますが、
このお宿もそんな感覚で見ていただければと思います。
 訪問したのは昨年9月下旬、まだ「天地人」が続いている最中ですが、
米沢とは違ってここは本当に静かな所でした。
 でも、この緑に包まれた上品な雰囲気と、茅葺屋根の合掌造りの一軒宿、
実にのんびりと寛がせていただきました。

源泉は21℃と、加熱はしていますが加水なし、皮膚病や汗疹・吹き出物に効果があり、
すでに200年近い歴史があるようです。
 浴槽はタイル張りのシンプルなものですが、名湯は意外なところに隠れているもので、
今は道の突き当たりに見えるこの宿も200年前、
「天地人」の幟バタのある道は、軽井沢越えの最上街道だったようです。(史蹟散策の看板より)

2010/03/19

今日の野鳥「おしどり」2態



この区分が一番最後になってしまいましたが、「青葉山」は毎月第一日曜日、
「野鳥の会みやぎ・青葉山探鳥会」のホームグラウンドでもあります。
博物館の入り口が集合場所ですので、お近くの方は是非ご参加ください。
 さて、今日は晴天に恵まれましたので、仕事はお休みをして!、というのはウソで、
今週はまったくアポイントが入らず、開店休業状態が続いております。

青葉城のポスターに出てくる「隅櫓」、このすぐ足元にあるのが昔のお濠跡の
「五色沼」「長沼」ですが、主に「五色沼」が水鳥たちのネグラになっております。
そして、探鳥会の集合時間まで、この場所の鳥見も最初の楽しみの一つです。
 今日はテニスコート奥の駐車場に向かう際、「長沼」の脇を通りますが、
あちこちに「おしどり」のペアが見られ、車を一旦脇に寄せて早々に撮影開始となりました。

冬場は「五色沼」に大集団をつくるこの子たちも、春には長沼や広瀬川に散らばり、
子育ての準備に入りますが、もうすぐ春なんですよネ。
 今日は、このペアは向うから近づいてきて、枯れ木に一休みでしたが、
目の前を横切る無粋な木が邪魔をします。
でも動けない!動いたら逃げられる!!でも動いてしまう!ほら逃げられた!!

2010/03/19

今日の名湯「宮城・青根温泉“不忘閣”」新湯



昨日に引き続き、ここ青根温泉「元湯 不忘閣」の紹介となります。最後は「新湯」です!!
 さて、このお宿も「日本秘湯を守る会会員の宿」ですが、最近泊まらせてもらったのは、
先週末の14日・日曜日、東京の仲間の一人がスタンプ帳10個のご招待に選んだ宿でした。
この日の部屋は大好きな「一心」、突然の地震で向かいの「青根御殿」も揺れておりました。

【まずは「新湯」の紹介から】
青根温泉は「大湯」発見に始まりますが、次に発見されたので「新湯」となったようです。
 こちらもなかなか古いもので、政宗公や芥川龍之介も入ったお湯と言われておりますが、
最近脱衣所が改修され、床暖房になっておりました。
 ここ「新湯」の別名が「文人達の湯」、長年「大湯」は公衆浴場として開放されており、
長逗留の文人達は、このお湯でノンビリと頭も休めたことでしょう。
 作家の山本周五郎もこの湯に入り、裏庭のモミの木からヒントを得て、
名作「樅の木は残った」の一部が執筆されたと言われております。
 又、「影を慕いて」の古賀政男がこのお宿に泊まり、裏山で自殺を図った際には、
お宿の番頭さんに発見されて九死に一生を得たようです。

【最後は、お宿へのエール】
今のサービスは全ておカネで買うような時代ですが、時間が止まったようなこのお宿は、
そんな考えも吹き飛ばしてくれます。
 お休み処「金泉堂」には、振舞い酒の「蔵王」の一升瓶が冷やされており、
その隣には川崎町のこんにゃく、お酒の苦手な方のためには茶菓・コーヒーが置かれ、
夕食までの時間もアッという間に過ぎてゆきます。
 昨日は経営層だけをほめましたが、地元の素材をふんだんに取り入れた食事には、
料理人の心意気を、又お膳を運ぶ仲居さんにも、従業員の心意気が感じられ、
建物だけではなく、働く人々にも風格を感じる素晴らしいお宿でした。(おしまい!)

2010/03/18

今日の名湯「宮城・青根温泉“不忘閣”」蔵湯



昨日に引き続き、ここ青根温泉「元湯 不忘閣」の紹介となります。今回は「蔵湯」です!!
 さて、このお宿も「日本秘湯を守る会会員の宿」ですが、最近泊まらせてもらったのは、
先週末の14日・日曜日、東京の仲間の一人がスタンプ帳10個のご招待に選んだ宿でした。
この日の部屋は大好きな「一心」、突然の地震で向かいの「青根御殿」も揺れておりました。

【まずは「蔵湯」の誕生秘話から】
昨日、青根大火にも少し触れましたが、100年前この温泉街が火災で消失した際、
唯一残ったのがこのお宿の三つの蔵だったそうです。
 明治初期に建て替えられたこれらの蔵は、そんな天災の中で温泉街を復興させるまで、
村人たちの仮の住まいとなったようです。
 2006年、一番奥の蔵を修復し土壁を塗り直し、蔵の中に檜の浴槽をしつらえた「蔵湯」誕生、
誰がこんなことを考えられるでしょうか。
この湯に一人で浸かっていると、自分も伊達のお殿様にタイムスリップします!!

【なんとも剛毅で斬新な経営姿勢】
「ここには、見渡す限り古いものしかない!」とお宿の皆さんは口を揃えて言いますが、
その古いものを活かす発想は斬新そのものです。
 そして、この「蔵湯」や前の「大湯」、ともに工期は2年以上ということは(?)、
まさかこれだけの仕事を一人ではできないので少なくとも2~3名、
釘やボルトなどを使わない専門職人だから、総人件費は少なく見積もっても6~7千万、
これに檜や青森ヒバなどの材料代が加わり、しかもダブルで!(貧乏人の発想です!)
 大湯の石風呂は450年前、30人もの人夫が2年がかりで作ったそうですが、
その心意気が今の二十一代にも、しっかりと引き継がれております。

2010/03/17

今日の名湯「宮城・青根温泉“不忘閣”」大湯



2008年3月仙台に戻り早や2年となりますが、仙台を訪れる友人たちを
一番多く連れてきた場所が、ここ青根温泉「湯元 不忘閣」でした。
これから4枚、HPに掲載されていない良さをご紹介してまいります。つぎは「大湯」!!

【まずはここ「大湯」の歴史から】
町の共同浴場として長年貸し出し、その後、老朽化のため共同浴場「じゃっぽの湯」が
新たにオープンしたのが2006年、返還後に一旦閉鎖されていた「大湯」が、
装いも新たに復活したのが、私が仙台に戻った年の4月(翌月)でした。
 450年以上の歴史を持つ石組の湯船を一部組み直し、木材は青森ヒバを取り寄せ、
9トンもの土を温泉でこねて土壁を作り、釘やボルトを使わない木組みの本格建築です。
 昔の男女別湯船の半分が脱衣所に、蛇口や洗い場などは一切造らず、
当時のままの姿に復元され、大感激したことを今も鮮明に覚えております。

【なんとも剛毅な貸切システム】
このお宿の客室は14室、そして湯船は5つありますが、
シャワーや石鹸が備え付けられているは、男女別の「御殿湯」だけです。
 ここ「大湯」も含め3つは浴槽のみ、満室の際には貸切湯は「蔵湯」だけのようですが、
平日に泊まると、帳場左手の貸切札の置き場には、三つの札が並ぶこともあります。
 空いていれば何時でも無料で、一人でも二人でもその贅沢な空間が楽しめます。
そして、「大湯」の傍にあるお休み処「金泉堂」には、振舞い酒の冷えた一升瓶がド~ンと!!
明日は、残り2つの貸切湯をご紹介いたしましょう!!

2010/03/17

今日の名湯「宮城・青根温泉“不忘閣”」総括



2008年3月仙台に戻り早や2年となりますが、仙台を訪れる友人たちを
一番多く連れてきた場所が、ここ青根温泉「湯元 不忘閣」でした。
これから4枚、HPに掲載されていない良さをご紹介してまいります。まずは「総括」!!

蔵王連峰の麓、花房山の中腹にある青根温泉の中にそのお宿はあります。
 正面玄関はご覧の通りシンプルな造り、現在は日帰り入浴を行っていないため、
中の様子は簡単には見られませんが、開湯は享禄元年(1528年)、
私の好きな上杉謙信が生まれる2年前ですから、大変な歴史をもつ旅館です。
 しかも、敷地内には政宗はじめ伊達家の人々が湯治した「青根御殿」
(現物は大火で焼失後、昭和7年に昔の姿のままに再現されたもの)が凛とそびえ立つ、
伊達六十二万石の名湯です。

下の写真の右奥が「青根御殿」ですが、宿泊をした翌日朝食後に、
希望者は名物仲居さんの解説付きで見物が可能です。
 政宗の書など伊達家ゆかりの遺品、このお宿を訪れた文人墨客たちの品々が、
仲居さんの話をBGMに、見る者を楽しませてくれます。
 左端に軒先が見せるのが旧・湯治部の建物で、今は朝夕の会食室として
利用されております。 こだわりのお風呂については、次の一枚に続きます!!

2010/03/16

今日の野鳥「きじ」2態



昨日昼、3日間の温泉巡りから戻り、出かけたのが広瀬川河畔でした。
 夕方から雨となり翌朝まで続くとなると、やはり野鳥たちの動きが気になり、
三脚を担いで飛び出してしまいます。

さてさて、今日は午後からの観察、そして穏やかな陽気なせいもあり「きじ日和」です。
 まず、宮沢橋手前でオス一羽(写真上の子です)、木流掘の合流地点でオス一羽、
帰り道、愛宕橋の土砂工事の跡地にオス一羽、オスばかりが目立つ一日でした。
 写真の上の子は、帰り道でも餌探しに夢中で、足で熊手のように枯れ葉をかき分け、
少なくなった食べ物を探していたのが下の写真でした。
 今、「しじゅうから」「べにましこ」等の小鳥たちは、ねこやなぎなどの新芽が
貴重な餌となっていますが、「きじ」は地べたを探すしかありません。

ものの本によると、伊達政宗の大好物がこの「きじ鍋」(ごめんね~!)とか、
今の時代でも、簡単にこれだけ見つけられる野鳥なので、
当時は相当な数が生息していたことでしょうネ。
次の温泉は、この伊達正宗や伊達家歴代の殿様が愛した湯宿を、シリーズでご紹介致しましょう。