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2023/10/28

「阿武隈ライン舟下りと阿武隈急行電鉄」の風景

先日は久しぶりのプチ湯治で、宮城県南部・白石市の鎌先温泉へ、ぶらり旅の寄り道は丸森町の「阿武隈ライン舟下り」でした。
 乗船時間は70分ということなので、一旦丸森町の商店街に出て、おみやげ屋で昼食のお弁当を確保しますが、丸森町と言えば町の広告塔でもある「齋理屋敷」が有名です。

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この日は「阿武隈ライン舟下り」ですが、一番の目的は川から眺める「阿武隈急行電鉄」、最近では鉄道写真家・中井精也「てつたび」のファンになりました。

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阿武隈ライン舟下りの運行時間は、ちゃんと電車が鉄橋を通過する時間に合わせておりました。
 さて、【今日のウンチク、阿武隈急行とは】
福島市の福島駅から宮城県柴田町の槻木駅までの54.9kmの区間を結ぶ路線で、昭和43年に開通した旧国鉄丸森線(丸森、槻木間)を引き継ぎ、昭和59年に沿線自治体と福島交通が出資する第三セクター鉄道として設立されました。
 福島駅と槻木両駅で東北本線と接続しており、一部列車が槻木駅から東北本線仙台駅まで乗り入れています。

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舟は電車が通過した鉄橋をくぐりUターンをしてもと来た方向へ、そして最後は歴史建造物の「丸森橋」を一旦通り過ぎて、舟着き場へ逆戻りしました。

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今、乗船場の建物では写真展が開かれており、断り切れないオイラはNHKのカメラの前へ、又々知友人から出たがり屋の汚名をきせられてしまいました。 「失礼さん!!」

2023/10/08

旅の終わりに「旧有備館および陸羽東線」

鳴子温泉駅から岩出山駅の間にある旧有備館は、江戸時代の仙台藩家臣である、岩出山伊達家の開設した学問所です。
 「旧有備館および庭園」の名称で、国の史跡および名勝に指定されており、今回は東京からの友を案内して旅の終わりに立ち寄りました。

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有備館を出て陸羽東線「有備館駅」に着くと電車が通過しますが、こちらはJR東日本最大規模の赤字路線でもあります。 「どうしたもんじゃろうの~!!」
 この路線は宮城県の小牛田駅から古川を経由し鳴子温泉、お隣の中山平温泉を過ぎると山形県に入り、赤倉温泉や瀬見温泉を通過して新庄駅まで、その間に6つもの温泉名が並ぶ「湯けむりライン」でもあります。

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岩出山の街に出て、まずは「地元の酒蔵」を訪ねてお土産を購入、昼食は奮発をして「うなぎ屋」へ、岩出山城下の用水を通り抜け旅の予定はすべて終了です。

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2023/05/31

歴史さんぽ「仙台市内に路面電車が走っていた頃」

5月の終わりのブログ記事は、「仙台市内に路面電車が走っていた頃」で〆めたいと思います。
 5月21日の青葉まつりの際は、カメラを抱えて中心部を散歩していたので、ついつい市内
循環の「るーぷる仙台」を撮ってしまいました。
 この観光用の小さなバスは、昔の市電(路面電車)のデザインを模したもので、1926年(大正15年)から1976年(昭和51年)まで、旧市内の中心部を走っていました。

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時は移り今の市電と言えば「地下鉄」ですが、変わらないものと言えば「定禅寺通り」のケヤキ並木、いつの間にかオイラも年をとったものです。

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2022/11/17

仙台歴史さんぽ「伊達政宗が眠る廟所・瑞鳳殿」

今の仙台を築いた伊達政宗ですが、寛永13(1636)年に没し、本人の遺命によって、翌年ここ「経ケ峯」に造営された廟所が「瑞鳳殿」です。
 なお、桃山建築様式の豪華な建物も先の空襲で焼失し、現在の建物は昭和54(1979)年に再建されたものです。
 今回は、カメラに凝りだした横浜の友の被写体として事前に訪れましたが、本殿前の真っ赤な紅葉には早すぎたようで、行く先は「定義如来・西方寺」に変更しました。

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帰りには、伊達家三代の御位牌が安置されている「瑞鳳寺」の門をくぐり、こちらにもお参りしましたが、敷地の奥にあるお茶室周辺の紅葉も早すぎました。

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2022/11/12

里山の秋「晩秋の青根温泉、古賀政男歌碑公園」

楽しい時間はあっという間で、彫刻家のご夫婦とは不忘閣でお別れでしたが、我々二人は里山の秋を探しに、足湯「停車場の湯」から左折し峩々温泉方面に車を進めます。
 なお、左端の足湯は建物を見てお分かりの通り、昔々宮城交通のバスの停車場でした。

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さて、目指すは雑木林の中にある青根温泉の数少ない観光地、「古賀政男歌碑公園」に小さな秋を探しに行きました。

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なお、公園から先はゲートが閉じられており、こちらから峩々温泉に通じる近道は、来春までほぼ五か月間お休みとなりました。
2022/11/10

里山の秋「晩秋の定義如来・極楽山西方寺」

この日は横浜からの友、そして岐阜県恵那からの友が来て、楽しい宴は青根温泉「不忘閣」でしたが、合流するまでのひと時、最近カメラに凝っている横浜からの友を、晩秋の被写体「定義如来・極楽山西方寺」に案内しました。 まずは、定義橋の上から撮影です!!

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狙いは「里山の紅葉」でしたが、少々トップシーズンを逃したようです。 ということで、国の登録文化財となった「御廟貞能堂」のスナップも添付します。

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最後はやはり五重塔!!、紅葉を絡めた五重塔を何枚か被写体にしましたが、横浜の友はけっこう根性が入っているようでした!!

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2022/05/02

「重要文化財 多賀城碑」と「蘇える多賀城南門」

東北歴史博物館を出てJR東北本線「国府多賀城駅」を跨ぐと、多賀城跡の風景が見えてきますが、最初の見ものは「重要文化財 多賀城碑」になります。
 この多賀城碑は、多賀城南門に隣接し、南門から政庁へ通じる政庁南大路の東側に建立されています。 碑面には141文字が刻まれており、額面の「西」の文字の下に界線で囲まれた中に多賀城までの里程と多賀城が神亀元(724)年に設置されたこと、天平宝字6(762)年に大規模に改修が行われたことが記されています。
 この記述と発掘調査の成果が一致することが明らかとなり、多賀城碑は真碑であることが解明されたことから、平成10(1998)年に重要文化財に指定されました。
 なお、この碑は「壺碑(つぼのいしぶみ)」とも呼ばれており、発見当初から歌枕の「壺碑(つぼのいしぶみ)」と結びついて広く世に知られていました。
 江戸時代には、松尾芭蕉が旅の途中にこの碑を訪れ、「おくのほそ道」には深い感動をもってこの碑と対面した様子が記されています。

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多賀城碑の後ろにあるのが、現在復元工事中の「蘇える多賀城南門」となります。

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「多賀城政庁跡」に続く道も、現在工事中の為ぶらり旅はここまで!!、JR東北本線の踏切を渡り博物館の駐車場に戻りました。 「どんとはれ!!」

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