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2012/10/04

貸切湯天国の「鉄輪温泉“粋房おぐら”」





今回、初日のお泊まりに選んだ宿は、一年前に泊まった鉄輪 “おやど 湯の丘”
から、さほど離れていない“粋房おぐら”でした。
 こちらの宿も部屋数は本館に5つ、離れに2つ(客室風呂付)と小ぶりながら、
7つある風呂は全て貸切制で、24時間いつでも入浴できます。
 この日は離れに予約が無かったため、その2室もお風呂場は解放されており、
僅か2組のお客で7つの湯めぐりとなりました。
こんな贅沢ができるのも、温泉モンスター“別府八湯”ならではのことですね。

【幻想的なコバルトブルーの源泉を貸し切る】
お宿を選んだもう一つのポイントは、露天風呂が乳白色から青色に変化する、
憧れのお湯だったからです。
 ここはお宿の自家源泉を持ち、地下約600mから湧出してくる源泉かけ流し
の湯ですが、温泉成分の中に、通常の約4倍の“メタケイ酸”を含み、露天では
幻想的な色合いの湯浴みが楽しめます。
 ただし、青いお湯がハッキリしていたのは、露天風呂が大きめの「照湯」で、
他の露天は小さいためか、青白色というか濁り湯でした。

思い出の別府八湯の“コバルトブルーの湯”を入湯順に並べてみますと、
 (1) 明礬温泉「岡本屋旅館」、 (2) 鉄輪温泉「神和苑」
 (3) 観海寺温泉「いちのいで会館」、 そして今回の「粋房おぐら」でした。

今回は到着時が小雨のため、旅館の建物の写真はありません。
食事は部屋出しですがこんなテーブルとイス、そして客室からの別府湾を添付!!

2012/10/03

湯の花製造の「明礬温泉“湯の里”」



九州の湯巡り第2湯は、別府ICを下りて宿泊予定の鉄輪温泉を通り越し、
明礬温泉に向かいました。
 ここ「明礬“湯の里”」の大露天岩風呂は、以前体験しているのですが、
湯の花製造小屋の脇にある、小屋を模した4軒の家族湯が見たいと思い、
今回はそちらを選んでみました。
まあ、結果としては「ウ~ン!」と言ったところで、所詮は模造品ですから
そんなものなんでしょうネ!!

【江戸時代から変わらぬ明礬製法】
「別府の湯の花(明礬)」を製造する技術が、平成18年3月国の重要無形
民俗文化財に指定されました。 この技術は、明礬製造の技術を受け継い
だもので、江戸時代から変わらぬ製法でおこなわれています。

この技術は、湯の花小屋という製造施設をつくり、小屋内部で温泉の蒸気
である噴気と青粘土を利用して湯の花の結晶を作り出すという、特色ある
民俗技術で、あの硫黄の粉末の「湯の花」とはまったく別物です。
 主な成分はハロトリカイトという鉱物で、科学的には鉄とアルミニウムの
硝酸塩が、霜柱のようなご立派な結晶に成長します。

この技術は、ここ大分県別府市の明礬温泉で、昔からおこなわれている
製造技術で、製品である湯の花は、昔は薬として飲用・湿布され、現在は
入浴剤として利用されているそうです。

2012/04/05

九州の秘湯「七里田温泉館“木乃葉の湯”」





先月の九州の湯めぐりでは、七里田温泉“下ん湯”をご紹介しましたが、本家本元の
「七里田温泉館“木乃葉の湯”」は省略しておりました。
 ちなみに、“下ん湯”(通称:ラムネの湯)に入るには、この温泉館で受付を済ませて、
共同浴場のカギを貰わないと入浴できません。

【緑豊かな心の離雑踏(リゾート)“木乃葉の湯”】
ご覧の通り、まさに雑踏を離れた大自然の中、奥にそびえる九重の山々や風を楽しみ
ながら、のんびり過ごせる環境が、この温泉最大の売りではないでしょうか。
 日帰り入浴施設ですが、この界隈では珍しい収容力を持ち、内風呂・露天・うたせと
いったお湯を楽しむことができます。
 また、入浴後のお休み処や軽食を食べられるフードコーナーもあり、入口脇に並べ
られた季節の野菜やお土産を売る直販コーナーも、庶民的で親しみを感じます。
 共同浴場「下ん湯」でご一緒したご夫婦の話によると、長湯に泊まってこの館を訪れ
半日を過ごすという、まさにお二人の、とって置きの秘湯なのでしょうね。

なお、七里田温泉の解説につきましては、前回3/15の掲載記事をご覧ください。
http://blogs.yahoo.co.jp/hitounimegumare/28405525.html

2012/03/21

家族湯天国、「お湯の駅“あすかの湯”」



九州の旅の最終日、長湯温泉「丸長旅館」を出た後は、竹田の岡城址に向かいますが、
旅館から車で5~6分、直入町から久住町に入ると間もなく、山中に面白い温泉が二つ
見えてきます。
 その一つ「お湯の駅“あすかの湯”」の大浴場は、男女別内湯に露天が2つずつ付く
ご立派なものですが、ここにも九州名物の家族湯が8室もありました。
 写真上の正面奥が大浴場の建物で、左側が家族風呂棟ですが、ご丁寧にも各部屋
専用駐車場付きで、昔々懐かしのラブホテルを想像してしまいます。
 各部屋には内湯と外湯(露天風呂)があって、源泉かけ流しの湯が湯船からあふれ、
芹川上流部の流れを眺めながら、小鳥の囀りを追いかけるのどかなひと時でした。
(大浴場一人500円、家族湯の一部屋50分1500円は、まあまあのお値段ですね!)
【泉質:ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉、硫酸塩泉】

皆々様には九州の湯めぐりに、10日間に渡りお付き合いいただき感謝申し上げます。

2012/03/20

長湯温泉物語「明け方のラムネ温泉館」





最終日の朝は、「ラムネ温泉館」の早朝入浴(朝6時~7時)に“あかつき突撃隊”でしたが、
この日は霜が降りるほど寒い朝で、しかもオープン10分前に到着してしまいました。
 ありがたいことに5分前には開けてくれましたので、それほど寒い思いはしませんでした
が、この内湯と露天をカメラに収めたいばかりに、物好きなんですよネ~!!
 大浴場には、男女それぞれ、露天に32度の「ラムネ温泉」、内湯に42度の「にごり湯」、
露天横に「高温汗室」(サウナ&シャワー)があります。
 帰りには、暗かった空もやや明るくなりましたので、振り返って写真を撮ってみましたが、
右下の看板の通り、ここにもしっかりと家族湯があり、二つの泉質の湯船があるようです。

【「ラムネ温泉館」の二つの泉質】
◇ 露天「ラムネ温泉」
    含二酸化炭素-マグネシウム・ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉
    泉温…32度、遊離炭酸…1380ppm
◇ 内湯「にごり湯」
    マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩泉
    泉温…42度、遊離炭酸…911ppm

湯船に人の姿がありませんが、僅か4~5分後には撮影など出来ない状態になりました。

2012/03/19

長湯温泉物語「外湯めぐりの湯の街」





長湯温泉に内湯の旅館が登場したのは昭和30年代後半のことだそうです。
それまで、湯治場としての人気を支えていたのは「外湯」でした。
 その代表格が、この日の夜、旅館を抜け出して入ったお隣の「長生湯」、
そして旅館の対岸にある「天満湯」、さらに長湯温泉のシンボルとして賑わう
温泉療養文化館の「御前湯」でした。
 数多くの文人や温泉の権威をうならせた、日本有数の炭酸温泉の外湯が
眠りにつく寸前、最後の最後まで心も体も優しく包みこんでくれました。
と、思ったら、本当に最後のお客が二人、浴室に飛び込んできましたよ。
最後の写真は、お別れする際の翌朝の記念撮影です。  (感謝!感謝!)

2012/03/19

長湯温泉物語「小さな街に三つの温泉館」





【心を洗う記憶の中の湯治場】  (「万象の湯」のパンフレットより)
長湯温泉に、第三の温泉館が誕生した。
豊饒な流れの芹川下流に、温泉療養文化館「御前湯」。
中流には、高濃度炭酸泉「ラムネ温泉館」。
そして上流の顔となる、温泉伝承館「万象の湯」。
ここに、長湯温泉史“第三章”が始まる。
「現代版 湯治場再生」 ~心を洗う記憶の中の湯治場~

長湯温泉の一番新しい温泉館が、ここ温泉伝承館「万象の湯」ですが、この日は
「御前湯」が改修工事中ということもあり、大変な賑わいを見せておりました。
 お一人様500円の大浴場の賑わいを想像して、我々は家族湯を選びましたが、
1棟50分2,000円はやむを得ないと思いました。
 三つある家族湯には、大浴場と同じ内風呂・露天風呂・ぷくぷくサイダー風呂と
3つの浴槽が並んでおり、ゆったりしたスペースが確保されていました。
 又、お隣にある湯治場棟は全8室、シングルルーム2、6畳和室4、20畳和室2
と、湯治場の客層に合わせた部屋揃いで、宿泊客はその建物内の浴室は勿論の
こと、本館の浴室も全て入湯税だけで利用できるようです。