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2013/10/16

今日の名湯「鹿児島・丸尾温泉“旅行人山荘”」






自然豊かな霧島連山の南斜面、標高600~900mにかけて北から、新湯、林田、
硫黄谷、丸尾、湯之谷、殿湯、野々湯、関平、栗川などの点在する一大温泉群が
鹿児島を代表する「霧島温泉郷」です。
 なかでも中核にあたるのが、えびの方面と国分方面の分岐点にあたる丸尾温泉
で、宿泊施設も大型ホテルが中心、あちらこちらから蒸気が噴出しています。
 鹿児島の旅で最後に選んだお宿は、その中でも数々の文人墨客ゆかりのお宿、
ここ「旅行人山荘」でした。
 平成11年に、旅人が気軽に霧島に訪れられるようにと、霧島プリンスホテルから
名前を改名し、よりリーズナブルな値段で温泉と料理が楽しめるようになりました。
 お宿の客室はすべて海側に面し、露天風呂付きの2階、広いベランダ付きの3階、
4.5階は窓を開ければ展望台と、顧客の多様なニーズを満足させる設計、そして
4つの露天風呂はすべて貸切制などと、人気の高さを随所に見せてくれました。

【スナップ写真の解説 (掲載順)】
  1、 翌朝、足湯からの帰り道、建物全景を記念撮影
  2、 2階客室の露天風呂と食事処、その下は大浴場
  3、 夕暮れ時「赤松の湯」入口にも火が灯りました
  4、 ポスターなどを飾る貸切露天は感激でピンボケ
  5、 大浴場露天から、夕暮れの錦江湾と桜島を望む
  6、 高級感は無いが、一つ一つの調度品にも気品が
  7、 こんなキレイな喫煙処も見たことがありません!!
      (3.4の二枚は削除しました!!)

9日間に渡る長旅にお付き合いいただき、ありがとうございました。  (深謝!!)

2013/10/15

立ち寄り湯「鹿児島・日当山温泉“岩戸温泉”」





鹿児島の湯めぐりも終わりが見えてきましたが、二日目のお宿に向かう途中、
天降川が国分平野に注ぎ込んでゆったり流れる住宅地に湧き出ているのが、
西郷どんの湯「日当山温泉」でした。
 ここは鹿児島で一番古い温泉郷と言われ、天降川の両岸に旅館・ホテル
や共同浴場、家族湯など30数軒が散在する湯の街です。
 ナトリウム-炭酸水素塩泉の湯はリウマチや胃腸病をはじめ、色白の美肌
を作るといわれ、昔から女性に人気が高かったようです。

今回はそんな日当山温泉の中から、九州温泉道“八十八湯めぐり”にもノミ
ネートされている、「岩戸温泉」にカーナビを設定しました。
 でも、おや!おや!町中からどんどん外れ、のどかな田園風景に変わり、
何とも庶民的な共同浴場に連れて行かれましたよ!!

でもでも、人も温泉も“見てくれ”だけで評価してはいけません!!
 受付で入浴料300円を払い、ゆったりした脱衣室を通り、大浴場に見えた
のはご立派な岩造りの広い浴槽、そして源泉かけ流しの湯はつるつる感が
直前に入ったお湯ともだいぶ異なります。
 凄い!という表現の泉質と、あの値段では申し訳が無いというお湯でした。
二階の個室での休憩は入浴料込み1,000円、3,500円で素泊まりも可、
お向かいには格安500円~1,000円の家族湯が8つもありました。

2013/10/14

今日の古湯「鹿児島・藺牟田温泉“下ノ湯”」





今、旅のガイドブック等を見ると“藺牟田(いむた)温泉”と言えば、藺牟田湖畔に
建つ公共のお宿「いこいの村いむた池」が出てきますが、元々はこの共同浴場と
数軒のお宿が寄り添う鄙びた湯の街が本家なんです。
 薩摩川内市の山あいにある温泉で、北薩の秘湯として知られ、古くは砂石温泉
と呼ばれていました。

温泉の歴史は古く、約1,000年前から湧出していたと伝えられ、羽に傷を負った
ムササビ(鷹という説もある)が湯を浴びていたことから効能があると考えられる
ようになり、浴槽が設置されたそうです。
 このため羽晒(はざらし)温泉と名付けられ、後に転訛して砂石(さざらし)温泉
となりました。

現在では、藺牟田池周辺が観光地として整備され、藺牟田温泉と呼ばれるように
なりましたが、源泉温度48~60℃、多量のラドンを含む名湯は変わりません。
 ライオンの湯口からはコンコンと源泉が注ぎ込まれ、浴槽は絶えず溢れており
ますが、温泉の成分でライオンの頭は石化しております。
もちろん飲泉可、左右2ヶ所から源泉が注がれ湯温も味も微妙に違うそうですよ。

2013/10/13

今日の古湯「鹿児島・紫尾温泉“神の湯”」





紫尾温泉の湯めぐり、しんがりは「共同浴場 神の湯」ですが、ここからは浴室
内の説明書きにお任せしたいと思います。
 なお、湯上り後はご近所のお散歩でしたが、キレイで小さな紫尾川は堰止め
られ、夏は子供たちのプールになるようで、微笑ましい光景が目に浮かびます。

【紫尾温泉の説明書き】
お湯は紫尾神社拝殿の地下からわき出ているので「神の湯」とも言われている。
泉質は無色透明、微弱硫化水素臭アルカリ性、温度は源泉で摂氏55℃である。
 浴用としては、神経痛、リウマチ、糖尿病、慢性皮膚病、慢性婦人病などに
よく効き、飲用としては、常習便秘、慢性リウマチ、痛風、慢性金属中毒、神経
マヒにすぐれたききめがある。
 お湯を浴用として始めて使用したのは、神興寺を再興した快善大僧都である
と伝えられているので、貞享年間(1684~1687)の頃であろう。
当時は神興寺の僧侶だけが使用したものと思われる。
 湯船を造って一般の人たちが自由に入るようになったのは、今から百数十年
前からのことてあるという。
 昔から、近郷近在はもちろん出水地方からの湯治客が多く、山の湯として親し
まれている。

2013/10/11

今日の名湯「鹿児島・紫尾温泉“しび荘”」



「紫尾庵」にチェックインを済ませた後は、浴衣に着替えての湯めぐりとなり
ますが、まずは本館「旅籠 しび荘」の大浴場で手足を伸ばしました。
 ここの温泉は、国内でも有数の特効アルカリ泉(PH9.4)が売りですが、
お宿の売りは、館内自噴泉の温度差浴槽でした。

上の湯(源泉51℃)下の湯(源泉42℃)は、それぞれ湯温約45℃と40℃
に調整され、その日の体調に合わせて入れると評判のようです。
 また、露天風呂は温泉棟から一旦出て、階段を下りた夜星川の畔にあり、
5月中旬から6月上旬にはホタルの乱舞が見られるようです。

2013/10/11

今日の名湯「鹿児島・紫尾温泉“紫尾庵”」







「神の湯」と呼ばれる温泉は数多くありますが、神社の拝殿の下から湧き出る湯は、
全国的にもあまり例が無いと思います。
 そんな紫尾温泉の中では最も歴史が古く、温泉旅館の老舗として親しまれてきた
「しび荘」ですが、最近その別館として誕生させたのが、ここ「四季の杜 紫尾庵」で、
フロント兼お食事処の建物と、6つのゲストルームがあるだけの小さな隠れ宿です。

部屋はツインタイプが4室と寝室が2つあるダブルツインが2室、いずれも内風呂か
露天風呂がついており、24時間かけ流しのお湯を楽しめます。

今回は、説明はほどほどにして、素敵なお宿の雰囲気をご覧いただきましょう。
最後の2枚は、翌朝食事に行く際の風景ですが、小雨にぬれる庭も良いものでした。

2013/10/10

家族湯天国「鹿児島・針持温泉“つるつる美肌の湯”」





初日は栗野岳温泉でのんびり過ごし、そこから一気に宿泊先の紫尾温泉に向かい
ますが、九州は以前もご紹介した“家族湯天国”の地です。
 267号線を伊佐市に入り、道路沿いに二つ目の家族湯の看板を見つけ、ついつい
寄り道をしてしまいました。
 でも、ご覧下さい!! 全室庭園露天風呂付き貸切風呂は一時間1,700円也~!
全10室テレビ・冷蔵庫付きで、宿泊やビジネスプランまでありました。
ついつい、口ずさんでしまうのは、きゃり~ぱみゅぱみゅの「つけまつける」ですネ!!

【きゃり~ぱみゅぱみゅ「つけまつける」のメロディーでご一緒にどうぞ!】
  い-な い-な ここいいな-
  ちゃっぷん ちゃっぷん ここいいな-
  い-な い-な ここいいな-
  気分も上を向く
  ちゅる ちゅる ちゅるちゅるちゅ
  ラブホタイプの魔法だよ
  自信を身につけて 二人の世界も変わるかな

九州の子たちは小さい頃から家族湯に慣れ親しんでいれば、お年頃になっても
抵抗は少ないでしょうね!!、  ここでは殺人ストーカーも育たないでしょ!!
  い-な い-な 若い子は-
  ふたりでいちゃいちゃ それいいな-
  い-な い-な 若い子は-
  ダメな息子も上を向く                      (イジケ爺々のひとり歌)