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2021/11/09

霊場恐山の紅葉と秘湯「恐山温泉“薬師の湯”」

いよいよ旅の終わりとなりましたが、下北半島のぐるり旅の〆は霊場恐山の紅葉、そして止の湯はこの日の男湯「恐山温泉“薬師の湯”」です。
 訪問の翌日には閉山となる恐山でしたが、そこそこの観光客が菩提寺を訪れており、この日の女湯「冷抜(ひえ)の湯」、男湯の「薬師の湯」どちらも繁盛のご様子でした。

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お楽しみのご入浴は参拝後、ご案内の鳥瞰図に沿って塔婆堂から極楽浜へ、昔と変わっていたのは浜に建つ「東日本大震災供養塔」でした。

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極楽浜の供養塔で心を清めた後は、「薬師の湯」で一湯入魂の汚れた体の湯浴みでした!!

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これにて下北半島の湯めぐりは終わりますが、長々とお付き合いありがとうございました。

2021/11/08

紅葉の薬研渓流と秘湯「かっぱの湯」

最終日の午前中は紅葉の薬研渓流散策ですが、薬研荘から2キロほど進むと老人福祉センターがあり、まずはそこに車を止めて「乙女橋(つり橋)」から対岸に渡ります。

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ここからは森林軌道の名残をさかのぼりますが、間もなく対岸に「夫婦かっぱの湯」の湯けむりが見え、さらに進むと赤い「奥薬研橋」が見えますので対岸に戻ります。

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奥薬研レストハウスのある修景公園で一休み後は、老人福祉センターに戻りますが、湯ノ股沢川を渡ったところにあるのが秘湯「かっぱの湯」です。
 昔々は混浴でしたが、今は男女別に入浴時間が決められており、我々が訪れた時は残念ながら女性タイム、無人と分かっていても入るわけにはまいりません。 残念!!無念!!

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2021/11/07

今日の秘湯「薬研温泉“薬研荘”」

恐山から北に10kmほど行くと、大畑川に沿った薬研渓谷の各所で湧いているのが、ここ薬研温泉と奥薬研の野湯です。
 温泉の歴史は古く、豊臣方の落ち武者によって発見されたといわれ、川原の岩の湯壺が漢方薬をすり潰す薬研に似ていることから、その名が付けられたと言われております。
 私が仙台に戻った13年前には、大型のホテルと3軒のお宿が並んでおりましたが、今ではここ「薬研荘」だけが湯宿を営んでおります。
 でも、こちらも超優れものの湯宿で、今が旬のキノコづくしと川魚料理、そして大好物の行者ニンニクと、一泊二食10,000円のおもてなしの宿でした。 感謝!!感謝!!

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温泉バカの記事ですのでお風呂も登場させますが、極めてシンプルな家庭風呂の雰囲気です。
風呂は男女別になっていますが、空いていればどちらも貸切使用、これも又シンプルですね。

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いつもながら湯宿の朝は早く、食事前にはお宿の周辺の早朝散歩でしたが、これから訪れる薬研渓流の紅葉に心躍るひと時でした。

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なお、このお宿ももうすぐ冬の眠りにつきます、来春も又、キレイに掃除をしてもらって、いつまでも元気に働こうネ~!!

2021/11/06

ふだん着の温泉「桑畑温泉“湯ん湯ん”」

本州の最北端に位置する大間温泉と、下風呂温泉の中間に位置する「桑畑温泉“湯ん湯ん”」は、廃校になった桑畑小学校の跡地にできた村営の日帰り温泉施設です。
 海抜30mの高台にある温泉は、昼は津軽海峡を隔てて北海道が一望でき、夕方には大間崎に沈む夕日、夜にはイカ釣りの漁火が眺められる抜群のロケーションです。

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 泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩泉、PH6.6、源泉温度は36.5℃とやや低いため加温しておりますが、ほんまもののかけ流しの湯です。

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10数年前にここを訪れた折は、内湯の浴槽にびっしり浮かぶ灰色の湯の花と、露天に出れば北海道を眼前に眺める、ただただ感激の一人占めの湯浴みでした。

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2021/11/03

ふだん着の温泉「大間温泉“海峡保養センター”」

本州の最北端に位置する大間町は、マグロの一本釣りという昔ながらの漁法で知られ、釣りあげられる本マグロは味の良さで定評があります。
 その大間町の高台にあるのが町営の「大間温泉“海峡保養センター”」で、源泉は54.5℃、泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉、神経痛やリューマチなどに効果があります。

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さてさて、それでは北海道の漁師もここで一息つけるという、塩の湯ッコを味わいましょうか。

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こちらを訪れたのは10年以上前になりますが、大浴場には3つくらいの浴槽があり、昔流行ったジャングル風呂のイメージでした。 今は大幅に改装され極めてシンプルな造りでした。

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2021/11/02

ふだん着の温泉「下風呂温泉“海峡の湯”」

下風呂温泉はすでに室町時代からその名が知られ、当時から湯治場として賑わっていました。
 温泉街には、長い歴史の中で、何度か建て替えられてきた「大湯浴舎」と「新湯浴舎」がありましたが、いずれも築50年以上が経過し老朽化が著しかったため、昨年12月新浴舎「下風呂温泉“海峡の湯”」として建て替えられました。

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前日は大勢の人で賑わっていたため、ご存知「温泉バカ」はカメラを抱えて早朝一番乗り、無人の浴室を飛び回りますが、間もなく一番客・二番客のご入場でした。

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建物の二階には、こちら風間浦村とゆかりのある海峡の井上靖、飢餓海峡の水上勉、そして同志社の創始者・新島襄の展示コーナーがありました。
 さらに井上靖が小説「海峡」の執筆のために滞在したという、旧長谷旅館の参号室を復元展示しておりました。 ちなみにここは、旧長谷旅館のあった場所でした。

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2021/11/01

珠玉の湯宿「下風呂温泉“三浦屋”」

下風呂温泉郷は、下北半島の北岸に湧き、井上靖の長編小説「海峡」の舞台となったことでも知られる北東北の名湯で、室町時代の記録にも残る湯治場として栄えました。
 その中で、青森の地に詳しい旅の仲間が、料理自慢のお宿として選んでくれたのが、スナップ写真の中央部に見える黄色い建物の「三浦屋」でした。

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お宿の料理長お任せコースは一泊二食14,780円、これで旬の食材、アワビ、イカ、ウニ、ヒラメ、大間のマグロ、そしてなめこやヒラタケと、お得感満載のおもてなし料理でした。

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翌朝は、食事前に漁港と温泉街の散歩でしたが、その時撮ったスナップ写真が冒頭の建物です。
 お宿に戻ると、津軽海峡一人占めのお宿には、あんこう提灯に灯がともっておりますが、1~3月は「あんこう料理のフルコース」を楽しめます。

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