みちのく仙台発!!、名湯秘湯、バードウォッチング、自然観察!!、備忘録
今日の書庫は「蔵王山麓」になっていますが、エリアは蔵王山頂となります。
今回のターゲットは、初見初撮りの「イワヒバリ(岩雲雀)」でしたが、初め
は遠い岩場のてっぺんに姿を確認する程度でした。
その後、場所を移動すると、三羽が登山道の方向に飛んできましたので、
ワクワクしながら前に進みます。
1~6、 「おやおや、崖下の子がこちらに近づいてきます」
7~8、 「これは何とも、気配りのできた子だよネ~!!」
【「イワヒバリ(岩雲雀)」の習性】
全長18cmで、スズメよりやや大きめ、頭部から胸の灰色は濃く、茶褐色の
体は、カヤクグリに比べて黒っぽく見えます。
本州中部以北の高山帯の岩場で繁殖し、冬は標高の低い山の岩場などに
移動しますが、観察例の少ない子のようです。
野鳥図鑑によると、警戒心が薄く、山小屋の近くに集まって、登山者が出す
パンくずなどを足元で食べることもあるようです。
「イワヒバリ」に感謝し、高根の花でも添えましょうか。 (感謝、感謝!!)
今回の蔵王山麓でご紹介するのは、「オオアカゲラ(大赤啄木鳥)」 です。
仙台市内の公園などで見かけるアカゲラに比べ、全長28cmと二割程
大きく、胸には黒い縦縞、そしてくちばしの太く長いのが特徴です。
【「オオアカゲラ(大赤啄木鳥)」の習性】
北海道から奄美大島に留鳥として分布し、山地の広葉樹林や針広混交
林に暮らしますが、頭の赤いこの子はオスです。
数は少なく、アカゲラと分布が重なる地域では、アカゲラの方がずっと
多く、あまり見る機会は少ない子です。
キョッ、キョッ!という鳴き方は、アカゲラよりも甲高く、ドラミングの音も
少し大きいような気がします。
さて
大型連休も終盤となり、東北の温泉バカは本格的な「蕎麦と湯めぐり」で、
しばしお休みをいただきます。