この日は朝から小雪まじり、なかば諦め気味に「シジュウカラガン(四十雀雁)」探索に、近くの大沼周辺の田園部を訪れました。
沼にはマガンの姿は無く周辺の田んぼを散策、200~300羽のマガンの群れの中に本命を探しますが、残念ながら二回りしても見つけることが出来ません。

沼に戻ろうと車に乗ると、頭上をマガンの群れが通過しますので、ここからは車から降りて期待交じりに水面の群れを探します。
写真の中央部にいる、全身がマガンより黒みを帯び、両頬が白く首の付け根に白い輪があるのが、本命の「シジュウカラガン(四十雀雁)」です。






被写体になったのはほんのひと時で、また何処ともなく飛び去りました。 感謝!!感謝!!



今日の鳥識 【八木山動物公園とシジュウカラガン物語】 (公園のHPより)
仙台市八木山動物公園では昭和55年(1980)から、ロシア科学アカデミーカムチャッカ太平洋地理学研究所および「日本雁を保護する会」と共同で、絶滅の危機に瀕しているシジュウカラガンの日本~ロシア間の渡り回復事業に取り組んできました。
そして平成30年(2018)1月27日、28日に宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団が中心となり、国内へのマガン等の飛来調査を行った結果、5,120羽のシジュウカラガンが確認されました。(宮城県化女沼1,805、宮城県蕪栗沼35、秋田県八郎潟3,280)
このシーズンのシジュウカラガンの飛来数は、放鳥した個体の日本への飛来が確認された平成9年(1997)以来、最多となりました。 「めでたし!!めでたし!!」